辺野古飛行場建設反対派＝普天間飛行場固定派

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辺野古飛行場建設反対派＝普天間飛行場固定派
　普天間飛行場の県外移設はできない。普天間飛行場移設のために新たに民間の土地を接収することは不可能であるからだ。沖縄県内でも民間地を接収することはできない。この事実は２０年近く前から自民党政府は認識していた。だから、普天間飛行場の移設先は米軍基地内か海の方を検討したのである。そして、辺野古崎沿岸以外に普天間飛行場を移設することができないことがわかった。辺野古は普天間飛行場を移設するのに適した場所ではなかった。滑走路を短くしないといけないからだ。短くすると大型貨物機が離着陸できなくなる。欠陥飛行場になってしまう。しかし、普天間飛行場と同じ滑走路にするには辺野古のにかなり接近するから、名護市が承知しないのは明らかだった。
　辺野古に普天間飛行場を移転する以外の選択が自民党政府にはなかった。だから移転するために滑走路を短くし、しかもＶ字型にしたのだ。政府が妥協して島袋名護市長や地元が容認できる飛行場にした。。

　普天間飛行場の移設ができるのは日本国内では辺野古しかない。辺野古に移設することができなければ普天間飛行場は固定化してしまう。その事実をよく知っているのがキャンプ・シュワブの辺野古飛行場建設反対派のリーダーたちである。
　日米安保廃棄、日本の米軍基地全撤去がキャンプ・シュワブの辺野古飛行場建設反対派のイデオロギーである。たとえ、辺野古飛行場が宜野湾市民の騒音被害、生命の危険をなくすのが目的であったとしても彼らにとっては関係ないことである。辺野古飛行場建設は普天間飛行場の移設が目的であるのに彼らはその事実を故意に無視して、新基地反対といって米軍基地を新設するのだというイメージをつくり出している。彼らは辺野古では普天間飛行場のことは一切言わない。一方宜野湾市で普天間飛行場の危険を言う時には辺野古飛行場建設のことは一切いわない。

　辺野古移設がてきないと普天間飛行場の移設が困難になり、固定化してしまう。それこそが彼らの狙いである。移設を約束した政府を責め、普天間飛行場撤去・米軍基地撤去運動を盛り上げるのである。普天間飛行場の固定化を狙っているのが辺野古飛行場建設反対の真実である。
　キャンプ・シュワブの辺野古飛行場建設反対運動は普天間飛行場固定化運動でもあるのだ。

これからは彼らを「普天間飛行場辺野古移設反対派」と呼ぼう

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これからは彼らを「普天間飛行場辺野古移設反対派」と呼ぼう
　日テレＮＥＷＳで、おもしろいタイトルを見た。それが「沖縄・普天間基地　辺野古移設反対で集会」である。今まで、キャンプ・シュワブの集会を「普天間基地の辺野古移設に反対する集会」というようなタイトルをつけたニョースは見たことがない。このタイトルを見て、キャンプ・シュワブの集会で「普天間飛行場の辺野古移設ハンターイ」というシュプレイコールをしたのかなと思い、珍しいこともあるものだと思ったが、そんなことはあり得ないなとすぐに否定した。彼らは辺野古基地建設反対を主張するだけである。「民意無視の基地建設をやめろ」「自然を壊すな」「辺野古に新基地を造らせない」「ジュゴン・サンゴを守れ」などと叫ぶが「普天間飛行場の辺野古移設反対」とは決して言わない。
辺野古飛行場建設に反対することは普天間飛行場の辺野古移設に反対することであるのだから「普天間飛行場の辺野古移設反対」と言っているのと同じあるということを今まで何回も書いてきた。しかし、彼らのキャンプ・シュワブの運動を「普天間飛行場辺野古移設反対」の集会とストレートに書いたことはなかった。
　ところが日テレＮＥＷＳは、「沖縄・普天間基地　辺野古移設反対で集会」ていうタイトルを書き、
「沖縄で、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設に反対する大規模な集会が開かれた」
と書いたのである。日テレは私が今まで説明してきたことを簡潔明瞭に表現したのである。
今まではキャンプ・シュワブの連中を「辺野古飛行場建設反対派」と呼んできたが、これからは「普天間飛行場辺野古移設反対派」と呼ぶことにしよう。この表現は彼らのごまかしの表現を跳ね飛ばし、ストレートに表現したものだ。