市民運動ではない。マルクス・レーニン主義の沖縄反戦平和運動センター・統一連の運動である






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chihosho@mxj.mesh.ne.jp
県内取次店 株式会社 沖縄教販
電話番号098-868-4170
shopping@o-kyohan.co.jp

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市民運動ではない。マルクス・レーニン主義の沖縄反戦平和運動センター・統一連の運動である
池田克史県警本部長は県議会で具志堅透県議(沖縄・自民)の質問に、米軍北部訓練場周辺で行われている抗議運動の参加者は、
「何割かしっかり分からないが、県内のみならず県外からも各種団体個人が参加している」
と答弁し、過激派と言われる、警察が「極左暴力集団」と呼んでいる集団の参加も確認されていると述べた。
 警察のいう「極左暴力集団」とは革マル派と中核派である。ネットではヘリパッド建設反対運動に過激派が参加していることを問題にしているが、しかし、それは大した問題ではない。革マル派と中核派は議会制民主主義では社会を根本的に変革できないと考えていて、議会制民主主義を否定し暴力革命を目指している。だから両派が県道70号線を封鎖したり、北部訓練場に侵入してヘリパッド建設工事を阻止する行動をするのは当然である。
メディアがヘリパッド建設反対運動をしている人間を「極左暴力集団」も含めて市民と呼んで、「市民による抗議活動であり、正当なもの」というイメージをもたらしていることに対する反論として過激派も参加していると述べるのはいいが、しかし、実際には革マル派と中核派は少数であり彼らが「過激」な行動を主導しているのではない。両派が集めることができるのは最大でもせいぜい二、三十人にも足りないだろう。
ヘリパッド建設阻止運動に集まったのは7月22日が最大であった。主催者発表で1500人であった。それ以後も200人から500人であったりする。革マル派と中核派が参加したとしても両派の数は少ないし運動を主導する実力はない。
運動を主導しているのは動員力のある共産党であり社民党である。県道70号線封鎖や北部訓練場侵入に参加しているメンバーの多くは市民というより共産党員や社民党員であると考えた方がいい。
山城博治が議長をしている沖縄反戦平和運動センターは社民党、社大党、沖教祖、自治労、マスコミ労組等の集まりである。「沖縄反戦平和運動センター」は反米主義、反自民党の政治組織であり反戦平和運動のためにつくられた組織ではない。名称は県民の受けを狙ったものである。

沖縄反戦平和運動センター

議長 山城 博治( 社民党) 

幹事 山崎 実 (高教組) 
副議長 比嘉 京子 (社大党)   〃  佐次田 秀樹 (第一次産業労連) 
 〃  仲村 未央 (社民党 ) 〃  下地 敏男 (社民党) 
 〃  山本 隆司 (沖教組)  〃  上原 快佐 (社大党) 
事務局長 大城 悟 (自治労)   〃  古川 貴裕 (マスコミ労協 )
事務局次長  岸本 喬 事務局 会計監査 伊佐 智明( 全水道) 
幹  事 平良 誠 (自治労)   〃  宮城 一生 (労金労) 
 〃  比嘉 貞夫 (国公労)   〃 新垣 靖二 (労済労)
 〃  佐久川 正実 (私鉄沖縄 ) 
 〃  永山 盛順 (全港湾) 
 〃  前花 邦一( 沖教組) 

沖縄平和運動センター加盟団体一覧表

全日本自治団体労働組合沖縄県本部 ・林野労組沖縄分会・
沖縄県教職員組合・全自交沖縄自動車交通労働組合・沖縄県高等学校障害児学校教職員組合・南西石油労働組合・沖縄国家公務員労働組合・全グロリア労働組合沖縄支部・日本私鉄労働組合総連合会沖縄県連合会・全労済労働組合九州総支部沖縄支部・全日本港湾運輸労働組合・日本放送協会集金労働組合沖縄支部・沖縄県マスコミ労働組合協議会・官公労共済労働組合・フード連合沖縄地区協議会
女性会議沖縄県本部・沖縄県第一次産業関連労働組合連合・琉球大学学生会・社会民主党沖縄県連合・沖縄県原爆被爆者協議会・沖縄社会大衆党・全水道沖縄企業局水道労働組合・
沖縄労働金庫労働組合・政府関係法人労働組合連合沖縄地方連絡会議・全農林沖縄

 沖縄反戦平和運動センター加盟団体自治体一覧表を見て分かる通り、公務員系が多い。定年退職した公務員が多く参加している原因はここにある。
 沖縄反戦平和運動センター加盟団体は社民党と社大党と二つの政党が加入しているし革マル系である琉球大学学生会も加盟している。琉球大学学生会以外にも革マル系の組織が加盟しているようだ。
 複数の政治組織が加盟しているのが沖縄反戦平和運動センターであるがヘリパッド建設工事阻止運動に加わっているもう一つの組織である統一連は共産党一党の組織である。共産党は全国に安保破棄中央実行委員会を配置しているが沖縄だけは統一連という名称である。復帰前の米民政府時代は共産党という名称を使用するのは禁止されていた。だから人民党にした。そして、安保破棄中央実行委員会の代わりに統一連という名称にした。復帰後人民党は共産党に改名したが、県民に浸透していた統一連はそのままにした。だから統一連は組織的には安保破棄中央実行委員会である。
 
共産党
安保破棄中央実行委員会―沖縄支部・統一連

加盟団体一覧

全国労働組合総連合・ 日本国家公務員労働組合連合会・全日本教職員組合・日本自治体労働組合総連合・全日本建設交運一般労働組合・日本出版労働組合連合会・日本共産党中央委員会・新日本婦人の会中央本部・日本民主青年同盟・全国商工団体連合会・全日本民主医療機関連合会・日本平和委員会
原水爆禁止日本協議会・自由法曹団・農民運動全国連合会
日本医療労働組合連合会・全国生協労働組合連合会・全日本損害保険労働組合・全労働省労働組合・国土交通労働組合・全国税労働組合・日本民間放送労働組合連合会・日本新聞労働組合連合・全国福祉保育労働組合・全国自動車交通労働組合総連合会・ 全国検数労働組合連合・全国印刷出版産業労働組合総連合会・通信産業労働組合・全国生活と健康を守る会連合会・日本国民救援会・婦人民主クラブ・日中友好協会・日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会・日本ユーラシア協会・日本ベトナム友好協会・日本のうたごえ全国協議会・日本民主主義文学会・全国借地借家人組合連合会・全国地域人権運動総連合労働者教育協会・治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟
統一連事務局長 瀬長和男
 瀬長和男氏は瀬長亀次郎の孫である。彼は2014年5月に事務局長になった。
統一連は共産党の団体であり、反米軍基地、反安倍政権はいうまでもなく反米主義であり日米安保廃棄を目的にしている。

沖縄反戦平和運動センターと統一連は沖縄左翼の二大団体であり、多くの組織が参加している。だから、ヘリパッド建設工事阻止運動に数百人の参加者を集めることができるし、毎日阻止運動を続けることができるのである。
ヘリパッド建設阻止運動に賛同する人たちが集まったのではなく沖縄反戦平和運動センターと統一連がヘリパッド建設阻止運動を展開しているというのが事実である。

ヘリパッド建設反対運動は高江区民をヘリコプター騒音などの被害から守る運動であり、表向きは辺野古区民を中心とした運動であった。しかし、7月22日から様相が一変した。「県民会議オスプレイヘリパッド建設阻止現地行動実行委員会」が結成され、代表には辺野古移設反対運動の代表者である山城議長がなったのである。新しい運動団体は現地で建設を阻止するのを掲げた団体であり、実力で建設工事を阻止する運動である。だからこれまでの抗議運動から転換したことになる。「建設阻止現地行動実行委員会」はなんの前触れもなく7月22日に突然結成された。代表が山城議長に決まった以外は委員も参加組織も明らかにされていない。正体不明の委員会である。はっきりしていることは高江の代表である高嶺区長は参加していないし、高江区民の意見は反映されない委員会であることである。

「県民会議オスプレイヘリパッド建設阻止現地行動実行委員会」は辺野古移設反対運動を展開している団体が名前を変えただけの団体であり、主導しているのは沖縄反戦平和運動センターと統一連である。違法行為や過激な行動は過激派の革マルや中核が主導したのではなく沖縄反戦平和運動センターと統一連が主導したのである。
革マル派や中核派が参加しているとしても彼らは少数であり県道封鎖や砂利トラック停止、北部訓練場への不法侵入などの行動を主導することは不可能だ。主導しているのは過激派ではなく沖縄反戦平和運動センターと統一連である。もし、過激派が主導しているのなら警察はもっと厳しく取り締まっていた。沖縄反戦平和運動センターと統一連が主導しているから県警の取り締まりは甘い。
なぜなら二つの団体のバックには社民党と共産党が存在している。県警が厳しく取り締まったら警察の横暴、違法行為と主張して議会やマスコミに訴えて県警を攻撃するからだ。国会でも追及される。県警の取り締まりが甘いのは社民党と共産党の攻撃が怖いからであると言える。


 7月22日に沖縄反戦平和運動センターと統一連は本気で砂利トラックを止めてヘリパッド建設工事を阻止するつもりでいた。高江の県道70号線に主催者発表で1500人が結集し、200台近くの車をハの字型に駐車し、さらに車の下に人間が潜り込んだ。
 「県民会議オスプレイヘリパッド建設阻止現地行動実行委員会」に「阻止」という名称を使っているように沖縄反戦平和運動センター・統一連は県道70号線をマヒ状態にして工事を阻止するつもりでいたし、実現できると予想していただろう。
 ところが彼らが予想していなかった強力な機器を機動隊は準備していた。車を簡単に移動できる手動式のジャッキーである。ジャッキー車で移動するのなら一台ずつ移動しなければならないから半日から一日はかかっただろう。しかし、機動隊は複数の手動式のジャッキーを使って数時間で移動したのである。ヘリパッド反対派の作戦は機動隊に筒抜けであったので機動隊の対策は万全であったのである。7月22日のヘリパット建設工事阻止の作戦は失敗した。
 しかし、沖縄県警だけであったならデモ隊も車も排除することはできなかっただろう。ヘリパッド建設阻止集団が一日中県道70号線を占拠したはずである。

 本土から500人の機動隊さえ来なければ県道70号線を占拠して、ヘリパッド建設を阻止することができたと沖縄反戦平和運動センター・統一連幹部は悔しがったはずである。悔しがったのは幹部だけではない。共産党・社民党議員もくやしがっただろう。
 本土機動隊500人さえいなければヘリパッド建設を阻止できるという思いが強い共産党は、機動隊員が「土人」「シナ人」などと発言したことに対して県議会の抗議文に本土機動隊の撤退を入れるように要請した。
 共産党は本土機動隊500人を沖縄から撤退させて、県道70線を沖縄反戦平和運動センター・統一連で占拠したかったのである。

 共産党は資本主義国家である日本を否定している。共産党にとって安倍政権はブルジョア政権であり、警察はブルジョア安倍政権のための弾圧機構であると考えている。
 沖縄反戦平和運動センターや統一連にとって機動隊はブルジョア政権の弾圧機構でしかない。機動隊は弱き労働者階級を苛める悪である。だから、ひどい悪態をつくのである。

○米軍の犬・政府の犬・安倍の犬・人殺し・でぶ・ぶた・くま。
○おまえは心がゆがんでいるから顔もゆがんでいる。
○おまえら顔を覚えているから、街であったら覚えておけ。
○次会ったときは殺し合いのけんかだ。おまえの家族の顔をネットで世界にアップしてやる。孫の代までののしってやるからな。
○八つ裂きにしてやる。おまえの家は分かっているぞ。横断幕を設置してやる。
○おまえらは犬だから言葉は分からないだろう。
○大阪の人間はカネに汚い。
○子供はいるか。人殺しの親め。おまえが戦争に行って死ね。
○火炎瓶や鉄パイプで戦う方法もある。
○おまえら人殺しの子供は人殺しだ。
○おまえを殺し俺も死ぬ。おれは死ぬときは一人では死なないからな。
○街を歩くときは気をつけろ。
○トラックにひかれて死ね。
○動画でアップして街を歩けなくするからな。おまえらの顔と家族を世界にアップしてやる。
○おまえたち、米軍のレイプに加担しているじゃないか。
○ばかやろう。ぶたやろう。
○おまえの親と子供の顔を見たいもんだ。腐ってるんだろうな。
○孫の代までののしってやるからな。
○街中におまえの写真をばらまいてやるぞ。
○おまえの家まで街宣してやるぞ。
○おまえの目は腐ってるぞ。
○おまえ八つ裂きにしてやるぞ。
○おまえはまだ死んでないのか。
○おまえ沖縄で生きていけない。おまえは生きていけない。○学校からやり直してこい。
○一度でも良いからまともな仕事をしてみろ。
○こんな仕事で妻や子供を養うのか。
○おまえらは犬だから言葉も分からんもんな。
○違法ドラッグを取り締まれ。
○女性に触るな、ストーカー野郎。
○上の言いなりになって、おまえらは奴隷じゃ。
○こじき。
○人殺しの親め。
○親の教育が悪い。
○ばか息子。
○おまえたちは弁当を支給されているが、私たちはおにぎりで我慢している』
○私たちは幸せだ、なぜなら自分の足でここに来ているから。やりがいを感じている人は手を挙げて。手を挙げないということは誰もがやりがいを感じていないということか。制服脱いでこっちおいでよ。
○おまえら戦争に行って死ね。
○おまえら歴史を勉強してから来い。
○自分の仕事が恥ずかしいと思わないの? レイシスト。
○アメリカの犬め。
○権力の犬になるな。
○写真撮ったからこれで有名人になるね。そんな姿、家族にみせるのか?。
○沖縄県警が謝ってなぜ大阪府警が謝らない? 暴力団。殺人集団。
○おれが土人なら、おまえらは猿だ。イエロー・モンキーだ。○ナメクジでも食うとれ。
○このヤクザ。土人。シナ人。
○あなたたちが私たちの顔を覚えているように私たちもあなたちの顔を覚えている。命がけでここに来ている。何も怖くない。おまえらの顔気持ち悪いぞ。へらへらするな。帰ったら二度と来るな。
○税金泥棒。
○何もしゃべらないのか。口があるのか。
○女にもてないから追いかけないでくださいね。

 警察は法の番人である。機動隊は国が決めた法律に従って違法行為を取り締まっている。そんな機動隊を野蛮人のように見るのはヘリパッド反対派が機動隊を法の番人として認めていないからである。もっと突き詰めていえば彼らは日本の法を認めていない。
 ヘリパッド建設に反対して参加している市民もいるだろうが、私たちが目を向けないといけないのは反対運動のリーダーたちの思想である。
 「県民会議オスプレイヘリパッド建設阻止現地行動実行委員会」のリーダーは沖縄反戦平和運動センター・統一連であり、彼らの思想はマルクス・レーニン主義である。マルクス・レーニン主義の夢はブルジョア独裁国家を暴力革命で倒し共産党一党独裁国家を創立することである。
 暴力革命への手順は、最初に地方で戦って勝ち、それを積み上げて中央政府を倒すというものだ。そのような夢を持っているのがマルクス・レーニン主義の共産党であり沖縄反戦平和運動センター・統一連の幹部たちである。だから彼らはなんとしても高江の県道70号線の戦いで勝ちたかった。しかし、本土から派遣された500人の機動隊のために実現できなかった。本土の機動隊さえいなければ勝てるという思いが共産党県議員の機動隊撤退要請になったのである。

 共産党はヘリパッド工事阻止に全精力を注入している。25日にN1地区ゲートでダンプカーのジャリ搬入を阻止しようとして70人が座り込んだが、70人のうち50人は全国から派遣された民医連メンバーであった。民医連は全日本民主医療機関連合会の略称であり、共産党配下の組織である。共産党は配下の組織のメンバーを次々とヘリパッド建設工事阻止に送り込んでいるが1000人規模ではない。多くて50人である。阻止するにはとても少ない人数である。
 たった50人ではダンプカーを阻止できるはずがない。機動隊にごぼう抜きされて一カ所に囲い込まれるだけである。共産党が総力を挙げてヘリパット建設を阻止しようとしても動員力が少ないから実現することはない。ヘリパッド工事は順調に進み、今年で完成するだろう。 

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