小沢のが本性を出した

 国民投票について自民党との調整を軽く拒否した小沢さん。

 国家の根本である憲法改正のための国民投票は日本の歴史上初めてとなる重大な問題である。日本は太古の昔から国民投票で憲法を制定したことは一度もない。この歴史的な状況にあり、自民、公明、民主が討論して懸命に積み上げてきたのを小沢代表はあっさりとすり合わせの討議を拒否した。

 意見が違うから話し合いはしないというのだから議会制民主主義の基本がない。委員会が意見を言い合い、妥協できるところは妥協しながら法律というのはつくるものであって、数の理論だけで決めてしまうものではない。自民、公明は民主との話し合いをやり、数の論理で決議するのは避けている。

 ところが小沢党首は話し合いを拒否した。これでは自民党に数の論理を押し付けたようなものである。もし、民主党が国会で過半数を取ったら、小沢党首は野党と話し合いはしないで、民主党案を数の論理で成立ざせるやり方を押し通すことになる。

 なぜ小沢党首が政党を作っては壊してきたか。その原因が今度の国民投票についての話し合い拒否に現れている。小沢党首は自分の考えを独善的に押し付け、他人の意見は無視する性格の政治家である。

 小沢党首の話し合い拒否は民主党にとって大変な爆弾である。もし、民主党が国民投票について自民公明との話し合いを拒否するなら、民主党は国民からの信用が失墜する恐れがある。

 国民投票は国民が直接政治参加できる唯一のものである。国民投票によって憲法が制定されて始めて民主主義国家と呼べる。大多数の国民が国民投票には賛成である。
 条文ごとに可否を決める憲法改正のための国民投票は一日も早く実現しなければならない。国民投票になれば国民は憲法について真剣に考える。自分達が決めた憲法のことに日本社会があるという自覚を持てば国を愛する心というのは自然に出てくる。そして民主主義国家の価値も認識するようになる。

 そのような重大な問題を小沢党首は台無しにしようとしているのである。小沢党首はまるで田舎のボス政治家のようである。
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