こんばんは、白黒茶々です。
「ちびまる子ちゃん」といえば、説明するまでもなく「サザエさん」と並んで国民的人気アニメであります。 平成2年(1990年)から放送が始まり、今年で26年にもなります。静岡県の旧清水市(現在の静岡市清水区)が舞台で、当初は作者のさくらももこさんの少女時代の実体験に基づいたエッセー調のマンガでした。しかし人気の上昇と、連載やアニメの長期化にともなって作風が変わっていき、登場するキャラたちもより個性的になっていきました。
その「ちびまる子ちゃん」が昨年の末に、映画化されたのですよ ちなみに、そのタイトルはズバリ「映画ちびまる子ちゃん・イタリアから来た少年」でしょう。 同作品の映画化は、平成4年(1992年)の「わたしの好きな歌」以来、23年ぶりとなるのですけど、実はその2年前に第1作目となる映画が公開されていたのですよ
しかも、そちらのタイトルは「ちびまる子ちゃん」。サブタイトルも何の飾り付けもないのですけど、主人公のまる子(さくらももこ、声・TARAKO)ちゃんのクラスメイトの大野君と杉山君の男の友情を、女の子の目線から見て描いていました。 実は、私はその作品を観に行っていたのですよ。 なんか、同じ静岡県民として放っておけなくて……… いや、アニメの方はほとんど観ていなくても、この作品が好きです
ちょうど同じ時期に、「映画妖怪ウォッチ・エンマ大王と5つの物語だニャン!」も公開が始まって、私は当初は年明けに両方観に行くつもりでいました。 ところが、年が改まったら双方とも上映の本数が激減し、スケジュール的にもどちらか1つにしぼらなければならないようになってしまいました。 「妖怪ウォッチ」は昨年も観に行って面白かったし。「ちびまる子ちゃん」は私にとっては、4半世紀ぶりとなりますし。う~む………
悩んでいるところに、「ちびまる子ちゃん」のほうは泣けるところもあって「ドラ泣き」ならぬ「まる泣き」なるフレーズがあるほどだという情報が入ってきたのですよ。 私はこの手のものに弱いので、こうなったらやはり「ちびまる子ちゃん」のほうを観に行くことにしましょう このようにして、今年の映画初めは「ちびまる子ちゃん・イタリアから来た少年」に決定しました。
箔母さんやたつぴが仕事や部活で忙しい今月の11日(成人の日)の朝に、私は朝映画に備えて早めに家を出ました。 まず立ち寄ったのは、名古屋発祥のコーヒーチェーンのコメダ珈琲店。
こちらでは、朝に来てドリンクを注文すると、その料金だけでトーストやゆで玉子といった名古屋特有のモーニングサービスを受ることができるのですよ しかも、そのお店ではすっかりお手のものとなっているみたいで、すぐに出てきましたよ。その頃は、私の家の冷蔵庫が壊れていたこともあって、朝食で玉子を食べられることがとてもありがたく感じました。 ただしコメダには、ゆで玉子に付き物の塩が置いてないので、お気を付けくださいませ。
そのあと、私は豊橋市にあるユナイテッドシネマ豊橋18に到着。こちらでは、午前11時半までに始まる映画はファーストショーということで、1100円で観ることができるのですよ。 とにかく、そのスクリーンがあるフロアに移動しましょう。
そちらでは「STAR WARS・フォースの覚醒」も、上映されていました。このシリーズには、国内外に根強いファンがいるみたいですね。私は、平成14年(2002年)に公開された「エピソード2/クローンの攻撃」を誘われるがままに観に行ったことがあるのですけど……… シリーズの途中から入ったからなのか?それとも、好みのジャンルではなかったからなのか?残念ながら、その内容には付いていけませんでした。「STAR WARS」のファンの皆様、ゴメンナサイ。
それから、公開間近の「さらば、あぶない刑事」のパネルもあったのですけど、なんか怪しいモノも一緒に写っているような。 私はこのシリーズも観たことはないのですけど、定年を間近にしたタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)が難事件を解決するために奔走するそうです。
あともう1つよろしいでしょうか?劇場内の予告編にもあったのですけど、今月の15日から「パディントン」が公開されました。イギリスのマイケル・ボンド原作の児童文学で、さがみ湖リゾート プレジャーフォレストのキャラクターとしてもお馴染みの「くまのパディントン」が、このたび実写映画化されたのですよ
真っ赤な帽子をかぶって、ペルーからイギリスにやって来たクマ。彼はそこで出逢ったブラウン婦人に「パディントン」と名付けられました。とても紳士的なのですけど、パディントンの行き着く先ではドタバタが連続 果たして彼は、安住できる場所を見付けることができるのでしょうか?
またしても前フリが長くなってしまいましたけど、「ノーモア、映画泥棒」の映像が流れたあとに、いよいよ映画「ちびまる子ちゃん・イタリアから来た少年」の本編が始まりました。
夏休みの少し前に、まる子の住む町に6人の外国人の子供がやって来ました。ブラジルから来たジュリア(声・わたなべなおみ)は、ノリノリでサンバを踊りまくり、イタリアのアンドレア(中川大志)は、なかなかのイケメン。香港のシンリー(ローラ)は、男女を問わずクラスのみんなからモテモテ。ハワイのネプ(パパイヤ鈴木)は、体型や口の大きさからもわかるように、食いしん坊。インドのシン(劇団ひとり)は、謎の多い男の子。アメリカのマーク(菅沼久義)は出番が少なく、あまり目立ちませんでした。
彼らが日本に滞在する期間は10日間。さらに、お金持ちでハンサム(?)な、花輪君(菊池正美)の提案で、彼らはクラスメイトの家に割り振られることになりました。しかし、学級委員の丸尾君(飛田展男)の家を希望する子はいなくて、彼はただただ泣くばかり。
そのような中で、アンドレアは「まる子」という名前に食い付いてきて、「ボクはマルコがスキです」とまで言うほどに。 これって、もしかして告……… いや、彼が大好きだったおじいちゃんの名前が、たまたま「Marco」だったからでした。しかし、そのマルコおじいさんは、半年ほど前に亡くなってしまいました。
それでも、アンドレアはまる子の家にホームステイすることを強く望み、花輪君ん家の使用人のヒデじい(茶風林=永沢君、波平さんの声も兼任)の仲介もあって、その願いを叶えることができました。
その他のジュリアは、物静かだけどお笑い好きな野口さん(田野めぐみ)のところに。
シンリーは、まる子の親友のたまちゃん(渡辺菜生子)の家に。
ネプは、食いしん坊ということで意気投合した、小杉君(一龍斎貞友)の家に。
シンは、クラスのムードメーカー的存在の、はまじこと浜崎君(カシワクラツトム)のところに。
あと、マークは花輪クンの家ということで、なんとか全員落ち着く先を見付けることができました。
その滞在期間中に、花輪クンが奮発して、6人の外国人たちと彼らがお世話になっている家の子供たちを旅行に連れていってくれることになりました。次に、その目的地をどこにするのかということになるのですけど、協議の末に京都と大阪の二手に分かれることとなりました。ちなみに、まる子はアンドレアの希望で、大阪のほうに行くことに。
その主な移動手段は新幹線なのですけど、時代設定が作者が子供の頃の昭和49年(1974年)ということもあって、懐かしの0系の車両が出てきました。
それよりも、アンドレアが大阪に行きたがっていた理由は、マルコがよく立ち寄り、お世話になったお店がそこにあったからでした。彼は、大好きなおじいさんの痕跡を辿ろうとしていたのです。ちなみにそのお店の名前は、「のんき屋のんべえ」。 彼は、そのお店の名前が刻まれた栓抜きをマルコおじいさんから譲り受け、今回の来日の際にはそれを持ってきていました。
これ以上語ってしまうとネタばらしになってしまうのですけど、この映画の公開はすでに下火になりつつあるので、どのような内容だったのか言ってしまってもいいでしょうか?いいですよね ということで、まるバレを続けさせていただきます。
まる子とアンドレア、それと彼らの付き添いの友蔵じいさん(島田敏)は、のんき屋のんべえがあったという大阪の道頓堀を食べ歩き、いや、探し歩きました。 彼らはやがて、そのお店と店主夫婦のことを知っているというお好み焼き屋に行き着きました。しかし、のんき屋のんべえはかなり前に閉店し、そのお店のりょうさん(高橋克実)とチエちゃん(清水ミチコ)夫婦は、東京の上野でスパゲッティー屋(なぜか、パスタ店ではないのですよ)を始めたというのです。 あまりスッキリしない気分のまま、まる子たちは地元に帰っていきました。
アンドレアたちが日本にいられる日数は、あとわずか。その間に、みんなで作った歌を学校で歌ったり………
まる子とアンドレアは浴衣を来て、巴川の灯籠流しに行ったりしました。 出逢いがあれば、いつかは別れがやって来る。お祭りの夜の描写からは、その切ない思いが伝わってきました。
そしてついに、アンドレアたち6人が帰国する日となりました。ホームステイ先の子供たちは、彼らを見送るために、みんなして東京の羽田空港に行きました。 そのような中で、アンドレアが乗る便までまだ半日近くも時間があったのですけど。そうだ その間に、上野にあるというスパゲッティー屋を探しに行こう
しかし、手がかりがあまりにも少な過ぎて、捜索は難航。 しかも、彼らに残された時間は徐々に減っていきました。「もうこれ以上迷惑はかけられません、このまま帰ります」とアンドレアが諦めかけたまさにそのときに、「マルコ」という名のスパゲッティー屋を発見 このお店に間違いない!アンドレアたちは必死になって駆けていきました。
「マルコ」はお昼の営業を終え、そのお店の女性が店内に戻ろうとしたまさにそのとき、アンドレアは「チエさんですか?ぼく、マルコの孫です」と打ち明けました。そうしたら、彼女は目に涙をためて「りょうさん、マルコのお孫さんが逢いに来てくれたよ 」彼らはアンドレアが探していたりょうさんとチエちゃん夫婦だったのです このシーンで、私の涙腺は決壊。 「マルコのことはよく覚えているよ。それで、あいつは元気かい?」「おじいちゃんは、半年前に死にました」「そうか………」やめてください、涙が止まりません。
りょうさんは、昔マルコから伝授されたという「マルコスペシャル」なるスパゲッティーを作り、アンドレアたちにふるまったのですけど、「おじいちゃんが作ったのと同じ味です」。マルコは生前、彼にもご馳走したことがあったのです。それにしても、そのマルコスペシャルはどう見ても、ナポリタンそのもの。 おかげで私はナポリタンを食べたくなってしまいました。
そのあと、まる子は空港でアンドレアを見送ることに。 その際に彼は、のんき屋のんべえの栓抜きをまる子に渡しました。「ありがとう。これを持っていれば、大人になって再び逢ったときに、すぐに私だとわかるよね」彼女はその栓抜きを大事に握りしめました。
久しぶりに公開された、「ちびまる子ちゃん」の映画。今回は外国人の子供たちがホームステイに来たり、地元を飛び出して京阪方面や東京を旅行したりと、非日常的な要素も加わり、さらには笑いあり涙ありで、最後まで楽しく観ることができました。 それに、複雑な人間関係や凝った仕掛けのようなものはないので、実にわかりやすい ただ一つ残念なのは、この作品のキーワードになり、縁結びのご利益があるといってもいい「のんき屋のんべえ」の栓抜きが、劇場用のおみやげとして商品化されてなかったことです。 そいつが売られていたら、私は迷わず買いましたよ。
ただし、「のんき屋のんべえ」もしくは「のんきや呑兵衛」という名前の居酒屋は、全国各地にあるみたいです。
とにかく、映画「ちびまる子ちゃん・イタリアから来た少年」は、私からもオススメです。 まだ辛うじて公開されているのですけど、その後DVDやブルーレイ、地上波などでやるようになったら、皆さんもぜひ一度ご覧くださいませ。
これからナポリタンのことを「マルコスペシャル」と呼びつつ食べようと、思われた方は、こちらに投票してやってください。
「ちびまる子ちゃん」といえば、説明するまでもなく「サザエさん」と並んで国民的人気アニメであります。 平成2年(1990年)から放送が始まり、今年で26年にもなります。静岡県の旧清水市(現在の静岡市清水区)が舞台で、当初は作者のさくらももこさんの少女時代の実体験に基づいたエッセー調のマンガでした。しかし人気の上昇と、連載やアニメの長期化にともなって作風が変わっていき、登場するキャラたちもより個性的になっていきました。
その「ちびまる子ちゃん」が昨年の末に、映画化されたのですよ ちなみに、そのタイトルはズバリ「映画ちびまる子ちゃん・イタリアから来た少年」でしょう。 同作品の映画化は、平成4年(1992年)の「わたしの好きな歌」以来、23年ぶりとなるのですけど、実はその2年前に第1作目となる映画が公開されていたのですよ
しかも、そちらのタイトルは「ちびまる子ちゃん」。サブタイトルも何の飾り付けもないのですけど、主人公のまる子(さくらももこ、声・TARAKO)ちゃんのクラスメイトの大野君と杉山君の男の友情を、女の子の目線から見て描いていました。 実は、私はその作品を観に行っていたのですよ。 なんか、同じ静岡県民として放っておけなくて……… いや、アニメの方はほとんど観ていなくても、この作品が好きです
ちょうど同じ時期に、「映画妖怪ウォッチ・エンマ大王と5つの物語だニャン!」も公開が始まって、私は当初は年明けに両方観に行くつもりでいました。 ところが、年が改まったら双方とも上映の本数が激減し、スケジュール的にもどちらか1つにしぼらなければならないようになってしまいました。 「妖怪ウォッチ」は昨年も観に行って面白かったし。「ちびまる子ちゃん」は私にとっては、4半世紀ぶりとなりますし。う~む………
悩んでいるところに、「ちびまる子ちゃん」のほうは泣けるところもあって「ドラ泣き」ならぬ「まる泣き」なるフレーズがあるほどだという情報が入ってきたのですよ。 私はこの手のものに弱いので、こうなったらやはり「ちびまる子ちゃん」のほうを観に行くことにしましょう このようにして、今年の映画初めは「ちびまる子ちゃん・イタリアから来た少年」に決定しました。
箔母さんやたつぴが仕事や部活で忙しい今月の11日(成人の日)の朝に、私は朝映画に備えて早めに家を出ました。 まず立ち寄ったのは、名古屋発祥のコーヒーチェーンのコメダ珈琲店。
こちらでは、朝に来てドリンクを注文すると、その料金だけでトーストやゆで玉子といった名古屋特有のモーニングサービスを受ることができるのですよ しかも、そのお店ではすっかりお手のものとなっているみたいで、すぐに出てきましたよ。その頃は、私の家の冷蔵庫が壊れていたこともあって、朝食で玉子を食べられることがとてもありがたく感じました。 ただしコメダには、ゆで玉子に付き物の塩が置いてないので、お気を付けくださいませ。
そのあと、私は豊橋市にあるユナイテッドシネマ豊橋18に到着。こちらでは、午前11時半までに始まる映画はファーストショーということで、1100円で観ることができるのですよ。 とにかく、そのスクリーンがあるフロアに移動しましょう。
そちらでは「STAR WARS・フォースの覚醒」も、上映されていました。このシリーズには、国内外に根強いファンがいるみたいですね。私は、平成14年(2002年)に公開された「エピソード2/クローンの攻撃」を誘われるがままに観に行ったことがあるのですけど……… シリーズの途中から入ったからなのか?それとも、好みのジャンルではなかったからなのか?残念ながら、その内容には付いていけませんでした。「STAR WARS」のファンの皆様、ゴメンナサイ。
それから、公開間近の「さらば、あぶない刑事」のパネルもあったのですけど、なんか怪しいモノも一緒に写っているような。 私はこのシリーズも観たことはないのですけど、定年を間近にしたタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)が難事件を解決するために奔走するそうです。
あともう1つよろしいでしょうか?劇場内の予告編にもあったのですけど、今月の15日から「パディントン」が公開されました。イギリスのマイケル・ボンド原作の児童文学で、さがみ湖リゾート プレジャーフォレストのキャラクターとしてもお馴染みの「くまのパディントン」が、このたび実写映画化されたのですよ
真っ赤な帽子をかぶって、ペルーからイギリスにやって来たクマ。彼はそこで出逢ったブラウン婦人に「パディントン」と名付けられました。とても紳士的なのですけど、パディントンの行き着く先ではドタバタが連続 果たして彼は、安住できる場所を見付けることができるのでしょうか?
またしても前フリが長くなってしまいましたけど、「ノーモア、映画泥棒」の映像が流れたあとに、いよいよ映画「ちびまる子ちゃん・イタリアから来た少年」の本編が始まりました。
夏休みの少し前に、まる子の住む町に6人の外国人の子供がやって来ました。ブラジルから来たジュリア(声・わたなべなおみ)は、ノリノリでサンバを踊りまくり、イタリアのアンドレア(中川大志)は、なかなかのイケメン。香港のシンリー(ローラ)は、男女を問わずクラスのみんなからモテモテ。ハワイのネプ(パパイヤ鈴木)は、体型や口の大きさからもわかるように、食いしん坊。インドのシン(劇団ひとり)は、謎の多い男の子。アメリカのマーク(菅沼久義)は出番が少なく、あまり目立ちませんでした。
彼らが日本に滞在する期間は10日間。さらに、お金持ちでハンサム(?)な、花輪君(菊池正美)の提案で、彼らはクラスメイトの家に割り振られることになりました。しかし、学級委員の丸尾君(飛田展男)の家を希望する子はいなくて、彼はただただ泣くばかり。
そのような中で、アンドレアは「まる子」という名前に食い付いてきて、「ボクはマルコがスキです」とまで言うほどに。 これって、もしかして告……… いや、彼が大好きだったおじいちゃんの名前が、たまたま「Marco」だったからでした。しかし、そのマルコおじいさんは、半年ほど前に亡くなってしまいました。
それでも、アンドレアはまる子の家にホームステイすることを強く望み、花輪君ん家の使用人のヒデじい(茶風林=永沢君、波平さんの声も兼任)の仲介もあって、その願いを叶えることができました。
その他のジュリアは、物静かだけどお笑い好きな野口さん(田野めぐみ)のところに。
シンリーは、まる子の親友のたまちゃん(渡辺菜生子)の家に。
ネプは、食いしん坊ということで意気投合した、小杉君(一龍斎貞友)の家に。
シンは、クラスのムードメーカー的存在の、はまじこと浜崎君(カシワクラツトム)のところに。
あと、マークは花輪クンの家ということで、なんとか全員落ち着く先を見付けることができました。
その滞在期間中に、花輪クンが奮発して、6人の外国人たちと彼らがお世話になっている家の子供たちを旅行に連れていってくれることになりました。次に、その目的地をどこにするのかということになるのですけど、協議の末に京都と大阪の二手に分かれることとなりました。ちなみに、まる子はアンドレアの希望で、大阪のほうに行くことに。
その主な移動手段は新幹線なのですけど、時代設定が作者が子供の頃の昭和49年(1974年)ということもあって、懐かしの0系の車両が出てきました。
それよりも、アンドレアが大阪に行きたがっていた理由は、マルコがよく立ち寄り、お世話になったお店がそこにあったからでした。彼は、大好きなおじいさんの痕跡を辿ろうとしていたのです。ちなみにそのお店の名前は、「のんき屋のんべえ」。 彼は、そのお店の名前が刻まれた栓抜きをマルコおじいさんから譲り受け、今回の来日の際にはそれを持ってきていました。
これ以上語ってしまうとネタばらしになってしまうのですけど、この映画の公開はすでに下火になりつつあるので、どのような内容だったのか言ってしまってもいいでしょうか?いいですよね ということで、まるバレを続けさせていただきます。
まる子とアンドレア、それと彼らの付き添いの友蔵じいさん(島田敏)は、のんき屋のんべえがあったという大阪の道頓堀を食べ歩き、いや、探し歩きました。 彼らはやがて、そのお店と店主夫婦のことを知っているというお好み焼き屋に行き着きました。しかし、のんき屋のんべえはかなり前に閉店し、そのお店のりょうさん(高橋克実)とチエちゃん(清水ミチコ)夫婦は、東京の上野でスパゲッティー屋(なぜか、パスタ店ではないのですよ)を始めたというのです。 あまりスッキリしない気分のまま、まる子たちは地元に帰っていきました。
アンドレアたちが日本にいられる日数は、あとわずか。その間に、みんなで作った歌を学校で歌ったり………
まる子とアンドレアは浴衣を来て、巴川の灯籠流しに行ったりしました。 出逢いがあれば、いつかは別れがやって来る。お祭りの夜の描写からは、その切ない思いが伝わってきました。
そしてついに、アンドレアたち6人が帰国する日となりました。ホームステイ先の子供たちは、彼らを見送るために、みんなして東京の羽田空港に行きました。 そのような中で、アンドレアが乗る便までまだ半日近くも時間があったのですけど。そうだ その間に、上野にあるというスパゲッティー屋を探しに行こう
しかし、手がかりがあまりにも少な過ぎて、捜索は難航。 しかも、彼らに残された時間は徐々に減っていきました。「もうこれ以上迷惑はかけられません、このまま帰ります」とアンドレアが諦めかけたまさにそのときに、「マルコ」という名のスパゲッティー屋を発見 このお店に間違いない!アンドレアたちは必死になって駆けていきました。
「マルコ」はお昼の営業を終え、そのお店の女性が店内に戻ろうとしたまさにそのとき、アンドレアは「チエさんですか?ぼく、マルコの孫です」と打ち明けました。そうしたら、彼女は目に涙をためて「りょうさん、マルコのお孫さんが逢いに来てくれたよ 」彼らはアンドレアが探していたりょうさんとチエちゃん夫婦だったのです このシーンで、私の涙腺は決壊。 「マルコのことはよく覚えているよ。それで、あいつは元気かい?」「おじいちゃんは、半年前に死にました」「そうか………」やめてください、涙が止まりません。
りょうさんは、昔マルコから伝授されたという「マルコスペシャル」なるスパゲッティーを作り、アンドレアたちにふるまったのですけど、「おじいちゃんが作ったのと同じ味です」。マルコは生前、彼にもご馳走したことがあったのです。それにしても、そのマルコスペシャルはどう見ても、ナポリタンそのもの。 おかげで私はナポリタンを食べたくなってしまいました。
そのあと、まる子は空港でアンドレアを見送ることに。 その際に彼は、のんき屋のんべえの栓抜きをまる子に渡しました。「ありがとう。これを持っていれば、大人になって再び逢ったときに、すぐに私だとわかるよね」彼女はその栓抜きを大事に握りしめました。
久しぶりに公開された、「ちびまる子ちゃん」の映画。今回は外国人の子供たちがホームステイに来たり、地元を飛び出して京阪方面や東京を旅行したりと、非日常的な要素も加わり、さらには笑いあり涙ありで、最後まで楽しく観ることができました。 それに、複雑な人間関係や凝った仕掛けのようなものはないので、実にわかりやすい ただ一つ残念なのは、この作品のキーワードになり、縁結びのご利益があるといってもいい「のんき屋のんべえ」の栓抜きが、劇場用のおみやげとして商品化されてなかったことです。 そいつが売られていたら、私は迷わず買いましたよ。
ただし、「のんき屋のんべえ」もしくは「のんきや呑兵衛」という名前の居酒屋は、全国各地にあるみたいです。
とにかく、映画「ちびまる子ちゃん・イタリアから来た少年」は、私からもオススメです。 まだ辛うじて公開されているのですけど、その後DVDやブルーレイ、地上波などでやるようになったら、皆さんもぜひ一度ご覧くださいませ。
これからナポリタンのことを「マルコスペシャル」と呼びつつ食べようと、思われた方は、こちらに投票してやってください。
今日は沢山の映画評論をありがとうございました!
そのうち "SW" は先日観てきました。うーん(-_-;)
前評判が良すぎたか!! ってとこかな(^^ゞ
ちびまるこちゃんは大好きなマンガです。26年前か〰そんなになるんだ〰コミックスも持っていますヨ♪県民として観なければ!
なんか、私の主観で述べてしまいましたけど、お褒めのお言葉をくださり、ありがとうございます。 SWをご覧になったのですか。 その内容は、イメージとはちょっと違っていたのでしょうか?いろんな意味で、次回作にも期待ってことで。
「ちびまる子ちゃん」は、静岡県民にとってはグッとくるところがありますよね。 26年の間に、友蔵じいさんの声優さんも、3代目にもなっていました。本当に、ロングセラーの漫画&アニメです。