波と狛のつれづれ日記

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主役は全身ピンクのピュアな悪魔、映画「SAND LAND」

2023-09-16 02:10:23 | 映画情報

こんばんは、白黒茶々です。

漫画家の鳥山明先生の代表作の「Dr.スランプ」「DRAGON BALL」は、世界的にも有名になりました。 特に「DRAGON BALL」は、平成7年(1995年)に連載は終わったのですけど、その続編や映画は30年近くも経った今でも製作されています。

その鳥山先生が「DRAGON BALL」を終えて、まだ勢いのある時に書かれ、「少年ジャンプ」に短期連載された「SAND LAND」が映画化され、8月18日から全国の映画館で上映されているのですよ こちらは平成12年(2000年)に連載されたのですけど、実は私はその原作を読んでいました。 その作品はストーリーはもちろんのこと、個性的なキャラクターや作中に出てくる戦車などのメカは、まさに鳥山ワールド全開です それに、作品の長さは映画のサイズに丁度いいぐらいですし。 公開が始まったら、もちろん観に行きますよ

………という勢いで、やって来ましたよ 県境を跨いだ隣町の豊橋市にある、ユナイテッドシネマ豊橋18に。 私がこちらを訪れるのは今年3度目で、3月のドラえもん「のび太と空の理想郷」を観た時以来となります。 ただし「SAND LAND」の上映までまだ時間があるので………

映画館の近くにある松屋で、晩ご飯を食べていくことにしましょう 今回私が注文(券売機で購入)したメニューは………

プルコギ定食(730円)でした。 追加料金ナシで御飯の大盛りが選ぶことができて、小鉢(生卵キムチ)も付いてきました。 実は最近になってX(旧ツイッター)に松屋のこのメニューの広告が頻繁に入るようになり、知らず知らずのうちに私の口がプルコギ定食になってしまっていました。 それでも、味もボリュームも満足できる内容でした。

腹ごしらえが済んだら、いよいよ本命の映画を観に行きますよ この日はサービスデーの水曜日でしたけど、週のど真ん中の平日の夜ということもあって、映画館は空いていました。 そうしたらせっかくなので、本編の上映前に流される予告編のように、(8月23日の時点で)これから公開が予定されている他の作品を紹介します。

まずは「ホーンテッドマンション」です。 あのディズニーランドの人気アトラクションが、同じ名前で映画になりました ある親子が引っ越してきたのは、999人のゴーストが住む呪われた館でした。 真夜中になると様々な怪現象が起こり、一度入ると二度と出られないこの館から親子を救うため、心霊写真家、神父、歴史学者、霊媒師の4人が集結しました。 かなりクセの強い心霊エキスパートの彼らは、館に秘められた謎に挑もうとするのですけど、999人のゴーストたちが最後の1人を待っていたことを知らずに………

私は「ホーンテッドマンション」のアトラクションを体験したことはないのですけど、この映画を観たら楽しさ、いや、恐ろしさが倍増すること間違いナシ 「ホーンテッドマンション」は東京のディズニーランドなどで常時運行されて……… いや、映画のほうは9月1日から公開されています。

次は、「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」であります またしてもゴーストに関わる作品ですけど、「名探偵」といえば皆さまは誰を連想されるでしょうか? 大多数の方は、あの有名な少年……… はい、コナン君と答えると思います。私の世代では、コナン・ドイルの原作をアニメで犬化させた「名探偵ホームズ」も思い浮かべてしまいます。 それはさておき、こちらの名探偵はポアロなのですよ

こちらの作品の舞台は、美しくミステリアスな水上都市ベネチア。 その街で隠遁生活を送っていたポアロは、霊能者のトリックを見破るために、子供の亡霊が出現するという謎めいた屋敷の降霊会に参加します。 しかし、その招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害され、ついにはポアロ自身も命を狙われることに。 果たして、この殺人事件の犯人は人間か亡霊か……… この「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」は、9月15日から上映が始まっています。

もちろん、今回も本編が始まる前にはお約束の「ノーモア映画泥棒」の映像が流されたのですけど、映画の製作側のバンダイナムコとかサンライズの名前も出てきましたよ 動画配信アプリのABEMAなどでよく観る映像なので、なんか映画ではないように思えてきてしまいました。 とにかく、またしても前置きが長くなってしまいましたけど、いよいよ映画「SAND LAND」が始まります

この作品は、水不足にあえぐサンドランドという砂漠の国が舞台となります。 そのような状況の中で、その国を治める国王(CV茶風林)は自身が持つ唯一の水源を利用して「とても優しい私は、500mlで1000ゼニーのペットボトルの水を、期間限定900ゼニーで提供します」と、国民に呼びかけました。

正義感の強い保安官のラオ(CV山路和弘)はこれに反発し、魔物に協力を求めて「幻の水」を探す旅に出る決意をします。 しかしその旅には危険が伴い、ラオは人間だけでは半分も進めないということを自覚していました。 とはいっても、彼は61歳とは思えないほどの身体能力を持っているのですよね。 さらに、ラオには秘められた過去があるのですけど、それは物語が進んでいくうちに、明かされていきます。

ラオの誘いに乗ることになったのは、悪魔サタン(CV大塚明夫)の息子のベルゼブブ(CV田村睦心)。 彼は全身ピンク色の悪魔の王子で、悪事を働いていることを自負しているのですけど、それは「1時間までと決められたゲームの時間をオーバーしたうえに歯を磨かずに寝た」程度のことでした。 さらに、国王の水を運搬している車を襲撃して、水不足で困っている人たちに配ったりも。

ラオの車にはもう1人乗れるということで、ベルゼブブは魔物のシーフ(CVチョー)を誘ったのですけど、彼は最初は拒否していました。

ムリヤリ同行させられたものの、一緒に旅をしている間にすっかり乗り気に。 それから、シーフは物知りで盗みが得意でもあります。

そんな凸凹トリオたちはラオの車に乗り込み、「幻の水」を探す旅に出発しました。

ところがそれから間もなくして、一行はゲジ竜という巨大で狂暴な生物に襲われてしまいます。 なんとかして難を逃れたものの、ラオたちは旅に必要な水と食料と燃料を失ってしまいました。

その後、ラオたちはサンドランド国王軍が所有する104号車という戦車を奪い取り、それに乗って旅を続けました。 鳥山先生はメカのデザインに凝っていて、この戦車が機敏に動く姿にもけっこう惹き付けられます。

やがて、国王軍でゼウ大将軍に次ぐ地位にあり、若いのに高い指揮能力を誇るアレ将軍(CV鶴岡聡)と対決することに。 アレ将軍は真面目で職務に忠実な一方で、自身に非があれば素直に認める柔軟性も持っているのですよ。

そんなアレ将軍の上に立ち、国王をも牛耳るのは、ゼウ大将軍(CV飛田展男)。 彼の声を担当する声優さんは、箔母さんが推している「名探偵コナン」風見裕也をやっていて、さらに「幻日のヨハネ」に出てくるカエル型ロボットのトノサマも演じているのですよ それはさておき、見た目からして絶大な権力を持ち、黒幕感ありありのゼウ大将軍はかなりの老齢なのですけど、己の身体を機械化して命を長らえています。
あと、常に遊泳スタイルをしていながらも、水に恵まれず泳いだことがない悪党のスイマーズなども出てきます。

それらの強者たちが入り交じる中で、ラオたちは無事に「幻の水」を見つけられるのか? さらに、この物語の結末は………

さすがに原作を読んでから23年も経っていることもあって、私は細部や物語の伏線は忘れてしまったのですけど、観たい場面は期待通りで、全体的にもうまくまとまっていました。 しかし、大々的に公開されたワリには、あまり客が入っていないみたいです。 9月16日現在でも上映は続いているのですけど、その規模はかなり縮小されています。 私が入ったスクリーンは300席以上もあったのに、7人ぐらいしかいなかったような。 観てソンはない作品なので、迷われている方は間に合ううちに映画館の戸を叩いて(?)ください。 それと、鳥山明先生が「SAND LAND」の後に著した「銀河パトロール ジャコ」も映画化されることを、私は望んでいます。


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