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波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

「火花」の6形体、でも今回は映画のほう

2018-01-27 01:26:17 | 映画情報
こんばんは、白黒茶々です。
「火花」といえばかなり有名な作品で、説明するまでもないのですけど、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんが書いた小説のことです。 さらに芥川賞を授賞したこともあって、小説だけにとどまらなくなりました。



まずは、数年前に週刊漫画の「ビッグコミックスピリッツ」で、武富健治氏が作画を担当して漫画化され、長期に渡って連載されました。 原本となる小説は、登場人物の表情やその場面などを想像しながら読んでいくのですけど、それが絵で表現されると、よりリアル感が増します。 私は「スピリッツ」を愛読しているということもあって、「火花」は自動的(?)にその分野から入っていくことになりました。
それからしばらくして、今度は深夜ドラマ化されたのですけど、そちらのほうは私が気付くのが遅くて、最後の2話ぐらいしか観ることができませんでした。



そして今度は「火花」は映画化され、昨年の11月末に公開されることに しかも、こちらには菅田将暉君(auの鬼ちゃん)と桐谷健太(同CMの浦ちゃん)が出演するというではありませんか 私はその作品のあらすじはすでに知っていたのですけど、それが2時間前後の枠の映画となったらどのようにまとめられるか観てみたくなりました。



………ということで、久しぶりにやって来ましたよ 隣町とはいっても、県境をまたいだ豊橋市にある映画館……… ではなく、まずはその前段階のコメダ珈琲豊橋藤沢店であります。朝映画を観る前に、まずはこちらでモーニングサービスを受けることにしましょう 私がこちらを訪れたのは、12月5日の平日だったのですけど、お店の落ち着いた雰囲気の中でモーニングをいただきたいというオジさんやオバさんたちでかなり賑わっていました。



すでに体験された方もいらっしゃるとは思いますけど、コメダでは開店から午前11時までの間にドリンクを注文すると、トーストにゆで玉子といったモーニングメニューが、サービスで付いてくるのですよ。 それらを食べたら………



今度こそ、ユナイテッドシネマ豊橋18にたどり着きました。隣のイトーヨーカドーだったところは、メガドンキホーテにリニューアルされ、オープンしていました。 映画館に入ってから、いきなり本編が始まることはないので、これから公開が始まる作品(当時の話で、すでに上映されています)の予告編を観ながら待つことにしましょう。



年末といえば、映画「妖怪ウォッチ」が定番となりつつありますね。4作目となる最新作は「シャドウサイド 鬼王の復活」……… って、今回のサブタイトルは「~だニャン」というユルいものではないのですか それに、ジバニャンやコマさんがとんでもない姿になっていますし。 さらに、ゲゲゲの鬼太郎みたいのもいますし。
※正真正銘の鬼太郎です。(編集部注)

それもそのハズ、これはケータたちのいた時代から30年後の世界なので、ジバニャンやコマさんは様変わりしているのですよ。それから、ウィスパーまでもが髪を生やして服を着ておられる そうそう今回の話は、ケータの娘のナツメが仲間と共に鬼王に立ち向かうという内容であります。このような「妖怪ウォッチ」もアリなのでしょうか?



お次は、世界的にも有名なクマのパディントンの第2弾となる「パディントン2」であります 大好きなルーシーおばさんの100歳の誕生日に、パディントンは気に留めたプレゼントを贈るために、様々なアルバイトを始めたのですけど、そのような中である事件が起こりました。 果たして、彼の運命は……… ちなみに日本語の吹き替え版のパディントンは、今回も松坂桃李さんが担当しています。



そうしているうちに、上映前のお約束となる「ノーモア映画泥棒」が出て、いよいよ「火花」の本編が始まりました。 今回の作品は日記のネタ的にも古く、ほとんどのところではすでに公開が終わっているので、ネタバレ度はいつも以上に増やさせていただきます。



主人公の徳永(菅田将暉)は、売れない芸人コンビ「スパークス」のボケ役を担当していました。熱海での縁日の舞台で相方の山下(川谷修士)と漫才をやったのですけど、ほとんどの観衆は見向きもしませんでした。 そのようなところに花火が上がり始めたものですから、さらに悲惨な状況に。失意のまま彼らが舞台を降りたとき、次の出番を控えていた「あほんだら」の神谷(桐谷健太)は「カタキ……… 取ったるで」と言って舞台に立ちました。そんな彼が取った行動は………



神谷には霊感みたいなものがあり、死後の行方が見えると言い、観衆一人一人を指差しながら「地獄 」を連発。 その結果、人々はドン引きし、神谷らは興行主に苦言を呈されてしまいました。



それでも、その常識の枠からはみ出した漫才に感銘を受けた徳永は、神谷に弟子入りを志願。 それに対しての神谷の返事は「ええで、ただし一つだけ条件がある。後生に伝えるために、俺の伝記を書いてくれ」というものでした。
それ以来、徳永は神谷を慕ってその教えを乞い、そんな徳永を神谷もかわいがりました。彼らは毎日のように飲みに出掛け、意見を交換したり芸を磨いたりたりと、充実した生活を送りました。



そのような中で徳永と神谷は、井の頭公園で太鼓を叩く青年と行き逢いました。その音色に合わせて、神谷は「 太鼓の太鼓のお兄さん、真っ赤な帽子のお兄さん、龍よ目覚めよ太鼓の音で………」と歌って踊り出したのです。そこで突如雷雨に見舞われたのですけど、彼らはお構いなく続けていました。

またあるときは、同じ公園で泣き止まない赤ちゃんに、神谷はあやすのではなく「蝿川柳」なるものを披露したのですけど、やはり理解してもらうのはムリでした。しかし、映画版ではこのシーンはカットされていました。



またあるときは、酔いつぶれた徳永に神谷は「今から俺の家に行くぞ」と言って、2人で歩いていく場面も。 「すぐ近くやで」と言いつつも、夜明け近くまで歩いていった先にあったアパートには、真樹(木村文乃)という女性が 彼らはなんと、同棲していたのです。



そういえば、徳永は山下と芸のことで食い違うことがあって、呼び出した彼に腹を立てるシーンもありました。その最中に席を外し、神谷に電話して「殴ってやりたい 」と言うまでに。 それに対して、神谷は「殴ったら解散やで」と忠告したあと「お前の好きな食べ物って、何や?」と吹っ掛けてきました。「そうですね……… 鍋とか」「えっ、そんな固いものを!よっぽど丈夫な歯を持っているんやな」「鍋って、土鍋とか鉄鍋のことじゃなくて、鍋料理のことですよ」神谷の機転ですっかり怒りの感情が消えた徳永は、山下と落ち着いて話をすることができたのでした。

そんな徳永と神谷の生活は数年続いたのですけど、そのような中で参加した漫才コンテストで明暗を分けることに。「あほんだら」は一風変わった芸を披露したら、審査員たちの不信感を買い、そのことがきっかけで干されていきました。 一方の「スパークス」はその後大ブレークし、徳永と山下は一躍人気者となりました。いつしか徳永と神谷の間には行き違いが生じ、やがて2人は別々の道を歩むこととなりました。



「スパークス」の人気は一時的なもので、彼らの仕事は減っていきました。 そして山下の結婚を機に、解散することに。その最後のライブで、徳永は「僕たちは常識の枠からはみ出した漫才を目指して、今日までやってきました。しかし、今の気持ちをハッキリと伝えるために、今から敢えて思っていることと反対のことを言います 」と宣言し、漫才を始めました。しかし、この漫才は………
最初は「山下、よく見たらハンサムだな」とか相方をいじったりして笑えたのですけど、徳永は観客たちに対して「よくもまぁ、こんなに面白い漫才を飽きもせずに観続けてくれたな。お前ら迷惑だ」と言い出し、みんなに「死ね、死ね、………」と振るまでに。これは、ドラえもんの「帰ってきたドラえもん」の巻で、のび太が「うれしくない。これからまた、ずうっとドラえもんといっしょにくらさない」と言ったのを彷彿させます。観客はみんなして泣き出し、徳永と山下も涙。さらに私までも。

芸能界を引退した徳永は、不動産の営業に勤しんでいました。 そこに、ずっと消息不明だった神谷から電話があり、2人は久しぶりに再会することに。ところが、徳永の前に現れた神谷は、とんでもない姿に………

映画の尺では、原作にあってもカットされるシーン……… 最後に神谷が露天風呂で全裸のまま飛び跳ねるトコとか、………などもあったのですけど、内容が凝縮されていて、全体的にうまくまとめられていました。 それに、お笑い界の話なのに、ハラハラしたり泣けたりする場面もありましたし。
映画版は、もう公開が終わったり縮小されたりしているのですけど、私から見た「火花」を伝えたくて、今回箔波日記のネタにさせていただきました。いやこれからは、DVDやテレビのロードショーなどで観られるチャンスがあるかも知れませんね。このようにして「火花」は、小説、漫画、ドラマ、映画の形体となりました。さらにあと2つも出たみたいですね。ちなみに残りの2つは、舞台CDであります。 「火花」にハマられた方は、ぜひ6形体の制覇に挑戦してみてくださいませ。


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