波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

ボリュームモーニングとシークレット古墳

2023-10-21 00:49:19 | お出かけ

こんばんは、白黒茶々です。

秋といえば、行楽の時季でもありますよね 私は、地域のお祭りの翌日となる9日のスポーツの日は仕事が休みだったので、を連れて出かける計画を立てました。 それは奥三河の愛知県東栄町に点在する廃校を巡って締めに温泉に入るというもので、綿密な行程表まで作って、その日が来るのを楽しみにしていました。 ところが、気象庁はその日はどうしても雨を降らせたいみたいで、日一日と過ぎても予報を覆らせようとはしませんでした。
※気象庁を逆恨みするのはおやめなさい。その省庁は天気予報を発表するところで、決して天候を操ってはいないのですよ。(編集部注)
こうなったらやむを得ません 東栄町に遠征するのは諦めて、近場の石室がある古墳、しばらく行っていない鍾乳洞、古いトンネル、………といった、全天候型の隠れた名所を巡ることにしましょう。

そしていよいよ、立て直した計画を実行する10月9日になりました。 この日はやはり朝から雨で、そのような中で私は波と狛を車に乗せて、家を出発しました。 まず最初に向かったところは、豊橋市雲谷(うのや)町にあるCOFFEE SHOP WALTZ(コーヒーショップ ワルツ)さんでした。 こちらでの目的は……… もちろんモーニングですよ 以前から気になっていた、このお店。しばしばその前を通るのですけど、いつも閉まっていました。 それもそのハズ、WALTZさんは日曜日が定休日なのですよ。

お店の建物は古そうなのですけど、内部は改装されたのでしょうか?明るくて綺麗になっていました。 その店内は、常連と思われる年配のお客で賑わっていました。

そうしたら、注文するメニューを決めましょう ドリンク類にサービスで付いてくるレギュラーモーニングもあるのですけど、さらにちょっと豪華なメニューが3種類用意されています。 しかし、実は私にはすでに心に決めてきたものがあるのですよ 今回の日記のタイトルにもヒントが隠されて……… いや、思いっきり答えが出ているような。 とにかく、それからしばらくして………

私のテーブルに、モーニングのセットが運ばれてきましたよ はい、正解はBセット(ドリンク付き950円)にございます。 ハムサンドゆで玉子サラダだけでもモーニングを満たしているのに、さらにお皿から溢れんばかりの大盛りのミートソーススパゲティーが付いてくるのですよ 私は食べきれるのか、食べきったとしてもお腹を壊さないか心配していたのですけど、結果的には大丈夫でした。 これは、私にとってのモーニング史上、最もボリューミーなメニューとなり、朝からお腹いっぱいになったのですけど、最後まで美味しくいただくことができました。 WALTZさんは日曜日が休みなのは惜しいのですけど、また来たくなりました。
あ、それから、店名はWALTZなのですけど、コーヒーは地元企業のワルツの豆ではなく、カレントのものを使っていました。 それはさておき、お腹も心も満たされた私は、再び波&狛と一緒に車に乗っていき………

散策の最初の目的地となる、萬福寺さんにやって来ました こちらのお寺は、室町時代の貞和3年(1347年)に創立された臨済宗妙心寺派の古刹です。 この頃には、雨粒が落ちてこなくなっていました。

参道の奥の山門を潜ったら………

本堂が見えてきました。 先ほどの山門に掲げられている「月谷山」の山号の扁額は、水戸の黄門様こと徳川光圀の弟の松平大炊の書と云われています。 さらに、本堂の「寺福萬」の扁額は、江戸時代中期に老中職を勤めた松平定信の書を写したそうですけど……… 私はそれらのことを後になってから知り、その時はスルーしてしまいました。 お寺そのものも立派なのですけど………

私が目当てにしているものは、その参道の脇を入っていったところにあるのですよ 事前の情報によると、それはわかりづらいところにあるというので、わずかな手がかりでも見落とさないようにします。

その先に進んでいったら、いい感じの竹やぶとなりました。 この奥に、古墳があるのでしょうか? あ、言っちゃった。 はい、私たちがこの時追い求めていたものは、お寺の境内にある古墳だったのですよ その名もズバリ、萬福寺古墳。そこに行き着いたところで大々的に発表するつもりだったのですけど、つい口が滑って(?)しまいました。 とにかく、私たちはその古墳に近づいているのか?Google Earthで位置関係を見てみます。

青いマルが私たちのいるところなのですけど……… その先に入れるようなところって、ありましたっけ? 草をかき分けながら、お寺の裏の山の斜面を歩いていったのですけど、それらしいものは見つかりませんでした。 こうなったら、もう一段上を探ってみることにしましょう 波と狛を道連れにして、さらに藪の中に入っていったら………

あった、ありましたよ 私たちが目指していた萬福寺古墳 こちらは山の斜面に築かれた直径12mの円墳で、鉄柵で塞がれているのですけど、横穴式の石室が残っています。

その隙間からは、内部を覗き込むことができます。 鉄骨で補強されているのですけど、奥行きは8.3mあり、その石室内からは須恵器、太刀、鉄製柄頭、………などが出土したそうです。

そうしたら、古墳に到達できたことを記念して、写真を撮っておきましょう あとは来た(道なき)道を引き返すだけですけど………

竹やぶを出てちょっと行ったところに、古墳の案内板があったじゃないですか かなり錆びているうえに草も絡まってわかりづらくなっているのですけど、あの時これに気付いていたら………

ぎゃあ、波と狛に大量のひっつき虫が 迷っていたとはいえ、草むらや藪の中を連れ回して、申し訳ないことをしてしまいました。 それでも、このあとは不案内なところはないので、安心して私に付いてきてくださいませ。

………と言いつつ、私は彼女らを率いてお寺の近くの住宅地に入っていきました。 こちらのお宅の庭の植え込みみたいなものが、実は古墳なのですよ その時、たまたま外に家の方がいらっしゃったので、お願いしてその古墳を見学させていただきました。 その際には、波と狛には敷地の外で待っていてもらいました。

民家側に横穴式石室の口を開けているのは、奈木古墳(奈木1号墳)にございます。 えっ、網で口が閉じられているですって? お家の方によると、タヌキが巣くうのを防ぐためにやっているそうです。 ご厚意で、開けて自由に見ていけるようになったので………

遠慮なく開放させていただきました こちらは直径11.2mの円墳で、6世紀後半に築造されました。 玄室に続く羨道(えんどう)は失われているのですけど、両脇に並んでいる石の列は、その名残りでしょうか?

せっかくなので、石室の内部にも入らせていただきました。 土砂で一部埋まっているところもあるのですけど、そこそこ広いです。

その石組みも、立派ですね。 私有地の中にある古墳を見学させてもらった特別感もよかったのですけど、帰り際に波と狛のことを「大人しく待っていて、エラいね」と褒めていただいて。 私は心がホカホカした状態のまま、奈木古墳をあとにしました。
さらにこのあとは、初めての人にとっては勇気がいるような漆黒の洞穴やいわく付きのトンネルを巡るのですけど、その様子は次回の日記に記します。


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