こんばんは、白黒茶々です。
前回の日記では、緊急事態宣言が解除されたのを受けて、私は波と狛を伴って敢えて険しくていわく付きの旧本坂トンネルから県境越えをしました。 その愛知県に入ってすぐの豊橋市嵩山(すせ)町には………
パトリアさんという喫茶店があります。 ただし、まだ雨が降っていますし、こちらはドッグカフェではないので、私がお店に入っている間は波と狛には車の中で待機してもらうことに。 なので、今回の画像上での彼女らの出番は、これが最後となります。
………ということで、雨の中やって来たパトリアさんは、昔ながらの佇まいをしていました。 私がこのお店に来た目的は……… もちろんモーニングですよ 困難な道を乗り越えたその先に、楽しみなモーニングメニューが待っているなんて、素敵だと思いませんか? 失礼ながら、パッと見た感じは普通の喫茶店で、その名前も聞いたことがないという方はたくさんいらっしゃると思います。
そうしたら、これならどうでしょうか?実は、このお店はまたの名を「喫茶シーホース」というのですよ 若杉公徳さん原作の漫画「みんな!エスパーだよ!」が2013年にテレビドラマ化、さらに2015年には映画化され、その際にパトリアさんはロケ地となり、「シーホース」という名前でそれぞれに登場しました。 その時の名残として、こちらのガラス面にのみその名前が出ているのですよ
そのお店に入ってすぐのレジの壁には、「みんな!エスパーだよ!」に出演した俳優たちを囲った集合写真が飾ってありました。 その後ろのほうに写っている年配者の方たちは、エキストラでしょうか?
さらにこちらの壁一面には、ロケの様子を写した写真や、出演者たちの直筆サインが
それらの中には、主人公の鴨川嘉郎を演じた染谷将太君や、喫茶シーホースのマスターこと永野輝光役のマキタスポーツさんのサインもありました。
さらに私が座った席のところにも、彼らの記念写真が。 今年、大河ドラマ「麒麟がくる」で新たな織田信長像に挑戦している染谷君は、7年前は高校生役でも違和感がありません。
そうそう、喫茶シーホース……… いや、喫茶パトリアさんのこの日の店内は、常連客と思われる年配者たちで賑わっていました。 それにしても、メニュー表が見当たりませんね。 そのような中で、注文を取りに来た店員さんが「ホット(コーヒー)でよろしいでしょうか?」とだけ聞いていったので、メニューはモーニングセットだけだと思われます。
そうしたら、私が注文した品が運ばれて来るまで、「みんな!エスパーだよ!」について説明させていただきます。
平凡な高校生の鴨川嘉郎(染谷将太)は、数百年に一度起こる天体配列による光の影響を受け、さらにある条件を満たしたことから、突然エスパーになってしまいました。 超能力に目覚めたのは彼だけかと思いきや、幼馴染のヤンキー女子高生の平野美由紀(池田エライザ)や喫茶シーホースのマスターの輝光(マキタスポーツ)、バスケ部員の榎本(深水元基)、いじめられっ子の矢部(柾木玲弥)たちも、それぞれ特有の超能力を手に入れていたのです
そのような中で、東京からやってきた超能力研究の第一人者の浅見教授(安田顕)と助手の秋山(神楽坂恵)により、この町で能力に目覚めたエスパー達が一同に集められました。 そこで彼らは「悪のエスパーによって、この町でダルースの惨劇が繰り返されようとしている。君たちが世界を救うんだ 」と告げてきました。「ダルースの惨劇」とは、かつてアメリカで超能力者が多数発生し、その後全員が悪の能力者によって惨殺された事件のことです。
やがて浅見教授が予見した通り、その地域で驚愕の事態が起こりました。さらに、美由紀と浅見教授の娘で嘉郎憧れの女子の紗英(真野恵里菜)が拉致されてしまいました。 1人、また1人と倒れていく中、嘉郎は敵エスパーの真の目的を知ることに。 史上最も頼りないヒーローは、世界を守り、運命の人を救いだすことができるのでしょうか?
………なんて語っていたら、お目当てのモーニングセットが運ばれてきましたよ ベースのコーヒーに、ホットサンドとゆで玉子、それにマカロニサラダも付いて、400円ときたもんだ パトリアさんはこのメニュー1品で、午前中のみ店を開けるスタイルを取っていたのです。 私のいる湖西市にも、同じようなお店(昔ながらの喫茶店、メニューはモーニングのみ、午前のみ営業、爺婆が集う)があるので、そちらもいつか行ってみたいです。
充実していて美味しいモーニングを平らげたあと、私は品数豊富なお店の書籍の中から………
「美味しんぼ」と「みんな!エスパーだよ!」を持ってきて、それらを手にまったりとしていました。 そうしていたら、お店の方が梅こぶ茶をサービスしてくれました。 「美味しんぼ」は、今でこそ父・海原雄山と子・山岡士郎は和解しているものの、以前は至高のメニューと究極のメニューをめぐって両者の間に起こっていた火花の勢いがハンパない それでもその段階では、器量と経験の差で雄山氏のほうが一歩上手でした。
一方の「みんな!エスパーだよ!」は若杉公徳さんの原作本をそのロケ地で読むことができて、嬉しかったです。 ただし、原作は大分県が舞台となっていて、ドラマと映画のほうは豊橋市を含めた東三河にされていました。 それから、ドラマ&映画版はエッチな描写が放送コードギリギリの表現まで迫っているそうですけど、原作漫画には残忍な殺害の場面などが描かれていて、私は旧本坂トンネルに続いてゾッとしてしまいました。
………と、ここまで「みんな!エスパーだよ!」について述べてきたのですけど、実は私はそのドラマや映画を観たことはないのですよ。 なので、次にパトリアさんに来るときまでにそれらを観賞しておけば、よりそれらの作品のシーンの中に入り込んだ気分になれると思います。
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