波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

umiさんの個展とめめ寺の紅葉

2015-12-19 00:48:04 | お出かけ
こんばんは、白黒茶々です。
今年もあと2週間を切ってしまいましたけど、ここにきて箔波日記ではようやく12月の話題に入ることができました。 今月の5日と6日に、スピ仲間でパステルアートを手掛けているumiさんが磐田市のほうで個展を開催するというので、私は見に行くことにしました。さらにその先の袋井市には、紅葉のきれいなお寺があるので、そちらのほうにも足を伸ばしたいですね。 そうしたら、やはりも連れていかなければ
今回家に残ることになった箔母さんとたつぴは「紅葉狩りって、どこに行くの?」と聞いてきたので、「『めめ』だよ」とだけ答えておきました。そうしたら「ああ、あそこか 紅葉はきれいだけど、参道がけっこうキツいよね」なんと、たったそれだけで通じたではありませんか。 ここでいう「めめ」とは、どこのことか?なぜそれが「めめ」なのか?ということは、のちほど説明させていただきます。
ということで、箔と波を車に乗せて、走ること1時間弱で………



今回の最初の目的地の、西洋菓子・家田さんにたどり着きましたよ 食べ物を扱っているお店なので、箔と波は車の中で待っていてくださいね。



そのお店の一角のスペースで、umiさんの個展ことGREENORANGEが開催されていました。 そうしたら、さっそく中へ………



その部屋の壁やテーブルの上には、たくさんの作品が飾られていて、さらにそれらを目当てに来た人たちで賑わっていました。umiさんの作品は、暖かみがあっていいですね。 さらにそこでは………



ソフトケージの中で、ネロ君が看板犬を勤めていたではありませんか 休息中のところに私が近付いたら、服に染み付いた箔や波のニオイに反応して、起きて対応してくれました。 今回は彼らを介していないので、彼とはゆっくりと触れ逢うことができましたよ。そういえば、彼やumiさん夫婦とお逢いするのは、3月の白ふわオフ会以来ということになります。

そのumiさん夫婦に、今回私が箔波ちゃを連れてきたということを伝えたら、お忙しい中にも関わらず、私の車まで逢いにきてくださいました。そのときの様子は……… スミマセン、撮るのを忘れていました。



umiさんの個展を堪能したら、今度は紅葉狩りに向かいますよ 国道1号線や袋井バイパスを走っていると、このような案内看板が見えてくるのですけど……… そうです 私たちの次の目的地は、油山寺(ゆさんじ)というところなのです。 そのお寺は袋井市にある真言宗の古刹で、法多山、可睡斎とともに遠州三山に数えられています。大宝元年(701年)に高僧行基が創建。その頃に、境内から油が湧出したことから「油山寺」の名が付いたと云われています。ちなみに私がそのお寺を訪れるのは、地元ではあるのですけど12年ぶりとなります。そちらには三重塔など歴史のある建物がいくつか残っているのですけど、いつの間に国宝に指定されたのでしょうか?とにかく、今からそちらに確かめに行きますよ



………ということで、やって来ましたよ 油山寺に。駐車場から境内に至る参道の木々は、いい感じに染まっていますね。



油山寺は、箔波日記には今回初めて登場することになるので、わかりやすいように正面から入るようにします。 その山門は、なんとなくお城の門に似ていると思われたそこのアナタ、いい感性をしていますよ こちらの門は掛川城の玄関下門(大手二之門)を明治初期に移築したもので、国の重要文化財に指定されています。



そうしたら、今度は角度を変えて。紅葉と元城門のコントラストも、いいですね。



実は油山寺の境内には、もう一棟お城の遺構があるのですよ こちらの書院は横須賀城からの移築で、やはり国に重文指定されています。



山門をくぐったところの紅葉は、まだ完全ではないものの、いい色付きですね。



その奥に続く参道には、山を削ったような土の壁が続いています。 その途中には………



滝修行にも使えそうな、るりの滝があります。 こちらの滝に当たったら、目の病気が治ったという逸話もあるそうです。



まっすぐ続く参道脇には、別ルートに上がっていく階段が続いていました。 その先には「大師像」なるものがあるそうですけど、それは私が以前から見たかった栄西禅師の銅像のことでしょうか?ちなみに栄西さんは、中国から茶の苗を持ち帰り、さらにそれを日本国内に広めたことから「茶祖」とも呼ばれています。
ハアハア……… それにしても、この階段はけっこうキツいですね。 熊本の本妙寺裏の階段も同じ感じで、そちらのほうは上り詰めた先に立派な加藤清正像や、熊本城や熊本市内が一望できる眺めといったご褒美があったのですけど、こちらのほうは果たして………



う~む……… どう見ても、栄西さんとは違う大師みたいですね。 それに、銅像そのものも小さいですし。それから、かなり上ってきたのに木々が生い茂っていて、下界を眺めることもできませんよ。こちらは、ご褒美が少なすぎる……… なんて言ったら、小さな大師様に失礼かも。



とにかく、もとの参道に戻って正規ルートを進みますよ こちらも石段が続いていてけっこう足にくるのですけど………



その最深部には、このお寺のシンボル的存在ともいうべき、朱塗りで銅板葺きの三重塔があります。



こちらの建物は、天正2年(1574年)から再建が始められたのですけど、いろいろとあって工期が長引き、40年近くも後の慶長16年(1611年)にようやく完成したそうです。 そういった苦労もあって、現在では国宝に………



………って、あれ 重要文化財ですか。だって、案内看板には「国宝」と………



そいつをもう一度よく見てみたら、「国」と「宝」の間に、小さい「之」が入っていました。 確かに、国の宝ということなら、ウソにはなりません。これは、とんちかひっかけか?とにかく、一杯喰わされました。



とはいっても、重要文化財でも充分(重文)ですよ そのことに納得した私は、その建物のすぐ近くの紅葉の下で、箔と波の写真を撮りました。



さらにその先には、元文3年(1738年)に建立され、県指定有形文化財に指定されている本堂があります。



そこに奉納されている絵馬などのところには、五円玉で「め」や「めめ」といった文字を形作っているものも。それだけではなく、ご丁寧に「めめ」の上に眉毛を加えたものもありました。 そうなんですよ、油山寺は目の守護、眼病平癒の寺として信仰を集めているのですよ。ここに行き着くまではちょっと大変なのですけど、目に不安を抱えている方はぜひ、こちらの「めめ」までお越しくださいませ。 そこでの参拝を終えて、箔と波が待っているところに戻ったら………



箔も合掌してお祈り……… ではなく、ブンブンして私を出迎えてくれました。 私たちがこちらを訪れたのは夕暮れに近い時間で、日没との勝負となりましたけど、なんとか心置きなく境内の散策と紅葉狩りをすることができました。



あとは家に帰り、今回はお留守番をしていた箔母さんやたつぴたちと一緒に、家田さんで買ってきたプリン類を食べました。 このお店のプリンはMorozoffより濃厚で、卵の素材の味が最大限に生かされていますよ 私たちにとっての家田事始めのプリンがこれほどまで美味しいのなら、他のケーキ類も期待できそうですよ。 今度油山寺に行くついでがあったら、いや、ついでがなくても家田さんに立ち寄りたいです。


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