波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

波、交通事故に遭う

2024-06-22 02:09:06 | ワンコ

こんばんは、白黒茶々です。

月が改まったばかりの、6月1日の土曜日のことです。 私はその日の朝の出勤前に、いつもと同じようにを散歩に連れていました。

家の近くの、昔の白須賀宿に続く旧東海道はまっすぐな道なのですけど、幅が狭くて、その両側に民家が並んでいます。 私たちがその右側を歩いていたら、後ろから来た車が私をかすめて、すぐ横を歩いていた波を巻き込んだのです

ドン という音と波のヒャン!という声が聞こえたと思ったら、急停止した車の下から彼女が転がり出てきました。 私は一瞬「死んだ」と思ったのですけど、恐くてもすぐに彼女の状態を確認しなければなりませんでした。

波の歯は折れて口から血を流し、膝も擦りむいて血が出ていました。 それでも、意識はハッキリとしていました。

相手は、黒いホンダの軽自動車に乗った23歳の青年でした。通勤の途中にこの道を通っていたのですけど、道路の左側を走っているハズなのに、右側を歩いていた私たちに向かってきたのは、よそ見をしていたとしか思えません。動揺しているのか「大丈夫ですか 」を繰り返していたのですけど、私は「大丈夫じゃないよ」としか言えませんでした。 状況からして尋常ではいられないのですけど、感情に任せて行動しないように努めなければなりません。
このような時にはお互いに連絡先を教え合うのですけど、青年のほうが先に免許証を出して、私にモバイルカメラで撮るようにお願いしてきました。 また彼は、スマホの電話番号も教えてくれました。 さらに、彼は私の免許証を写していったのですけど、事故の後処理については「(波を)病院に連れてっていい?」としか言えませんでした。それをもって、お互いにその場を引き揚げることになったのですけど、私は自宅まで波を抱き抱えていきました。

事故直後の彼女の顔は血で汚れていたのですけど、私はたまらず拭き取ってからようやく写真を撮ることができました。

膝からも出血していますね。 そのあとにご飯をあげてみたのですけど、食い意地が張った波でも食べようとしませんでした。 大好物のジャーキーも、口を近付けるまではいっても、受け付けない様子でした。口もかなり渇いているハズなのに、水も飲めませんでしたし。私は職場に連絡して、波を病院に連れていってから出勤したい旨を伝えておきました。

………ということで、いつも行っている動物病院にやって来ました 箔母さんも、別の車に乗って来ています。 まだ開院前で、この日は私たちが一番乗りとなりました。 波は急を要する感じではないのですけど、見えないところが深刻な状況になっているのかも知れないので、すぐに診てもらいたいです 気になる診察の結果は………

床に立たせたら、全ての足をしっかりと着けてまっすぐ歩くことができました。 それによって、脳に異状はなく、骨折もしていないことが判明しました。 膝や腰を打撲しただけで、血は止まりかけていたので、化膿止めと鎮静剤が処方されました。 そのあとの処置に時間がかかりそうだったので、波のことは箔母さんに託して、私は仕事に向かいました。
波は大事には至らないみたいでホッとしたハズなのに、その日の私は彼女のことばかりを考えていました。 落ち込んでいる彼女を見たのは初めてで、私は今まで彼女から元気をもらっていたということに気付かされました。 そのような中で………

箔母さんから、波のその後の様子を伝えるLINEがありました。 彼女は強い子なので、きっと大丈夫です。 とにかく、今はゆっくり休んでもらいたいです。 夕方に私が帰宅したら、波は弱々しいながらも散歩の要求吠えをしてきましたよ

それならば、お望み通りに連れていってあげましょう さすがに尻尾はだら~んと下がってはいたのですけど、しっかりとした足取りで私についてきてくれました。 夕方の散歩は、いつもと同じように短い距離で終了。 そのあとは、晩ご飯となります

薬がニガテで賢いワンコだったら、飲ませるのに悪戦苦闘させられるみたいですけど………

通常の波なら、ご飯の上にチョコンと乗せておくだけで、何の疑いもなく一緒に食べてくれるハズです。 果たして今回は………

おおっ、食欲が戻ってすごい勢いでかき込んでいますよ 今回波を運び込んだ病院は失礼ながら町医者みたいなところで、レントゲンは使う必要がなかったのか?それとも、もともと置いていないのか? それでも、帰宅後に容態が急変した場合に備えて、救急で対応できる動物病院の案内の資料を渡してくれました。
事故のことを振り返ってみると、波は車の下にもぐり込んだおかげで、軽傷といってもいいぐらいのケガだけで済みました。 かなりの強運の持ち主ということに。 あの時、少しでも位置やタイミングがズレていたら、大ケガをしていか、最悪の場合、命を落としていたのかも知れません。 目の前で突然、愛犬の命が奪われたら……… 考えられませんし、考えたくもありません。

その後の波は、急変どころか驚異的な早さで快復していき、獣医さんが「立ち直るのに3日ぐらいかかる」と仰っていたのが、半日で現場復帰(?)しました。 それから、通院は1回だけで済みそうなので、波の経過と治療費の金額を知らせるために、加害者に連絡することになったのですけど………

私のまわりの人が「(加害者が)知らぬ存ぜぬと言って逃げる可能性がかなりある」と言っていたこともあって、不安になってしまいました。 「証拠をつかむためにドライブレコーダーのデータをおさえておくべきだった」とも忠告されたのですけど、事故の直後は平静を保つのが精一杯で、そこまで頭は回りませんでした。 治療費の要求も、遠回しにしか言えませんでしたし。それでも、こちらは被害者で優位な立場にいると思うようにして、意を決して連絡を取ることにしました。 とはいっても、相手は夜まで働いていると思われる会社員。なるべく仕事に差し障らない時間を見計らって、電話をしなければ その結果………

20時過ぎでもまだ職場にいる様子でした。それでも真摯に対応してくれて、落ち着いたらかけ直すというので、私は待つことにしました。それから2時間ほど経って、ようやく話ができるようになりました。彼は事故を詫びつつも、波のことも心配していました。私が彼女の見事に復活したことを知らせたら、ホッとした様子。後日、治療費を持ってお詫びに来てくれることになりました。
あってはならない事故だったのですけど、私は相手のことを少しでも疑ったことを反省しました。 それと、波を守れなかったことも。 事故はどんなに気を付けていても完全に避けることはできないので、これからは限られた範囲の中で私にできることを考えていくようにします。


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