波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

大河ドラマ館へのいざない

2017-07-08 01:09:06 | その他
こんばんは、白黒茶々です。
私の地元の浜松市を舞台にした大河ドラマ「おんな城主 直虎」は後半に入り、これから物語は新たな展開に入ると思われます。 また、ドラマが放送される年には、その地元に大河ドラマ館なるものができるのがお約束となっていて、「おんな城主 直虎」のものは浜松市北区細江町気賀に設けられました。 最近は経費削減や合理化などの理由から、既存の建物を利用するのが定着しつつあり、こちらではみをつくし文化センターのホールを改修して大河ドラマ館にしました。



昨年の暮れ頃からその大河ドラマ館の前売券が発売され、私は確実に行くだろうから迷わずにその券を買っておきました。 しかし、その安心感から後回しにしていました。行くタイミングを外しまくって閉館の時期を迎えるということが多々あるので、気を付けなければなりません。 そういう私も、5月末頃までその券を温存してしまいました。
「やはり、行けるときに行っておかなければ!」ということで、たまたま空いていた5月28日の日曜日に、その予定をねじ込みました。ウワサによると、大河ドラマ館は入場待ちの行列ができるほど混んでいるそうなので、私は朝早くに現地に行って、開館時間が来るのを待つことにしました。



そしてその当日の朝、私は大河ドラマ館の西方に設けられた無料の臨時駐車場にクルマを止めて、歩いていきました。 そこから、直虎関連のグッズやお土産を取り揃えている「田空直虎ショップ」が設けられている奥浜名湖田園空間博物館や、平成初期に復元された気賀関所が大河ドラマ館までの導線の上にあるのは、いい(井伊)ですね。 ちなみにこちらの関所は、幕末まで東海道の迂回路となる姫街道の通行を取り締まっていたところで………



特にこちらの「女改め」では「出女」という、人質として江戸に預け置かれた大名婦人が抜け出たりしないように見張っていました。 彼女らが男装していても、股にイチモツが付いてないかまでチェックされるので、侮れないのですよ。 ただし、大河ドラマ館に行くのにその試練は必要ないので、どうかご安心くださいませ。



ということで、やって来ましたよ 大河ドラマ館に。みをつくし文化センターがすっかり様変わりしていますね。



開館までまだ30分近くもあるのですけど、すでに数人の人が並んでいました。
みをつくし文化センターといえば……… 同ドラマの時代考証を担当している、静岡大学名誉教授の小和田哲男氏が約4年前に井伊直虎をテーマにして講演会をおこなったところでもあります。私とたつぴはその講演会に行き、井伊谷の地にはかつて「直虎」という勇ましい名前を名乗り、井伊谷城の城主となって幼い虎松を育て、井伊家を守るために尽力した女性がいたということをそこで初めて知りました。 やがて直虎のことはNHKの特番でも採り挙げられ、そのことが大河ドラマに選ばれるきっかけになったとも云われています。なので、みをつくし文化センターは「『おんな城主 直虎』発祥の地」と言ってもいいでしょう。
………とかなんとか言っているうちに、開館時間が迫り、私はスタッフの撮影班に促されて、入口付近で出世大名家康くんと出世法師直虎ちゃんのぬいぐるみを持たされた上に「直虎の名字は?」「いい(井伊) 」という撮影を、2回ほどやらされました。 そのあと引換券を渡され、「ミニサイズの写真は無料で差し上げますので、館内の見学が終わったら、その券を受付にお持ちくださいませ」と案内されたのです。これは、いい(井伊)記念になりそうですね 前置きが長くなってしまいましたけど、いよいよ大河ドラマ館に入りますよ

館内には「おんな城主 直虎」のストーリーや登場人物の相関関係のパネル、実際に撮影に使われた衣装や小道具などが展示されていたのですけど、それらはすべて撮影禁止となっていました。 ちなみに私が行った頃には、小野政次(高橋一生)が奥山朝利(でんでん)と斬り合いとなったときに着ていた血染めの着物、井伊直親(三浦春馬)が惨殺されたときに着ていた血染めの着物、井伊直虎(柴咲コウ)が次郎法師と名乗っていた頃に着ていた袈裟、直虎が気賀ですられた銭入れ、………などがありました。



ドラマでしばしば出てくる、御初代様の出生井戸=共保公出生の井戸を模した井戸や大木のレプリカがあるこちらの空間に限っては、写真を撮りまくってもいい(井伊………って、しつこい?)とのことです。 そこには次郎法師や井伊直親の等身大(?)パネルの他にも………



南渓和尚(小林薫)が可愛がっている猫……… 南渓の猫ということで、視聴者の間では「にゃんけい」と呼ばれている猫のものもありました。 その近くにある出生井戸のレプリカにも、実は仕掛けがあるのですよ。 そこに手をかざすと、センサーで水面が動き、あるものが映し出されるのですけど、その段階になると撮影禁止の規制がかかるのがなんとも。
あと、別室ではドラマのメイキングビデオが流されていたり、直虎時代の井伊谷の風景などのバーチャル映像を体感できるスコープなどが設置されていました。

私が入った頃にはそこそこ空いていて、ゆったりと見学することができたのですけど、後ろのほうで徐々に混んでくる様子がわかりました。それでも30分ほどで、おおよそ見終えることができました。 すると、館内のホールにたくさんのテレビ局や新聞社といった報道関係が集まっているのに気付きました。私はその中の1人に「有名人でも来るのですか?」と聞いてみたのですけど「え~と……… 関係者 」関係者って、いったい……… 箝口令でも敷かれているのでしょうか? 意味不明な解答が返ってきました。こうなったら、自分の目で確認するしかない 私はつまみ出されるまで粘ることにしました。
それから間もなくして、見覚えのある人物がやって来ました。気になるその有名人とは………



高橋一生さんであります その日の午後からアクトシティーホールでの「直虎コンサート」の出番を控えていた彼は、その前に初めてこちらの大河ドラマ館を訪れたそうです。 かなりまわりが騒がしかったのですけど、なぜか私は冷静に高橋さんを眺め、彼の姿を写真に納め、気が済んだところで屋外に出ていきました。 それにしても、なんて偶然なのでしょうか



大河ドラマ館の外には、高橋さんの出待ちの集まりができていました。 余談になりますけど、建物の間に見える山の上にあるのは、毎年大晦日に白黒茶々が入浴しに行っている、国民宿舎奥浜名湖にございます。 そんな人たちを尻目にして、私は次の目的地に向かいました。



気賀関所の入口付近には、時代衣装を試着できるコーナーがあって、私は以前から利用してみたいと思っていました。 旅人や忍者だけではなく、お姫様から直虎まで幅広く取り揃えられていて、料金は着付け込みで500円~800円となっております。
私が入った頃にはまだ空いていたのですけど、なぜか担当の女性の方2人がその場から離れてナイショ話をしていました。「えっ うそ」「ここは私に任せて、ちゃっと行っておいで 」のような会話が聞こえてきたので、私は「ひょっとして、高橋一生さんですか?」と推測したら、ズバリ当たっていました。 「高橋さんでしたら、さっき間近で見てきましたよ、ほら」と言って先ほどスマホで撮ってきた写真を見せたら、彼女らは大興奮 「うわっ、いいな 綺麗に撮れて……… あとで写真の写真を撮らせてもらっても、いいですか?」私のスマホは、黄門様の印籠ぐらいの効果を発揮しました。 そのあと、着付けのほうはテキパキと進み………



数分後には、関所の前に立つ侍の姿がありました。 そうしたら、皆さまもカウントダウンの掛け声をお願いします。 茶々侍が振り返るまで、5秒前、4、3、2、1、………



ジャジャ~~~ン ………って、古っ とにかく、私は甲冑以外にもこのような格好をしてみたかったのですよ。 ちなみにチョンマゲはズラで、刀はプラスチック製のおもちゃにございます。それにしても、袴がスースーして心地よいですね。 合わせて草履も貸してもらえましたし。そうしたら………



いろんなところでポーズをキメて、写真を撮りまくりますよ まずは、茶屋の前の腰掛けに座って。ここは小道具として、お茶と串団子が欲しいところですね。



引き続いて、関所の面番所に腰掛けて、と。こうしてみると、本物の侍みたいでしょ 見学者のなかには「うわっ、侍が出てきた 」と驚く人もいました。だんだんとノッてきましたよ。 次なるところは………



「おんな城主 直虎」にちなんで作られた書き割りに、顔を突っ込んでみました。 こうすると、手軽にその役柄になりきることができるのですよ。
※これでは、時代衣装を身に付けた意味がないのでは……… それよりも、何ゆえに井伊直虎にしたのか?(編集部注)
さらに調子に乗った私は、侍の姿のまま田園空間博物館にまで繰り出しました。 そうしたら………



ちょうど出世大名家康くんがグリーティングをやっていたので、侍(武士)同士で記念撮影をやりました。 彼がここにいるということは………



出世法師直虎ちゃんも、一緒にいました もちろん、彼女も巻き込ませていただきましたよ。 そうしていていたら、私以外にも………



直虎の幼少期のおとわに扮した女の子も、記念撮影をしていました。ある意味、直虎ちゃんが2人ですね、カワイイ



それだけではなく、直虎(次郎法師)に扮した女性も現れましたよ これは、W直虎ちゃんですね。 ちなみに大河ドラマ館周辺での家康くんと直虎ちゃんのグリーティングは、10時~10時30分、12時~12時30分、14時~14時30分にやっているので、彼らを捕まえたい方がいましたら、そのあたりの時間帯を狙ってくださいませ。

私が侍の姿を解きに再び試着屋に戻ったら、その頃にはかなり混んでいました。とそこに、女将さんAが息を切らせて戻ってきたのですけど「いや~、高橋さんはドラマの中ではあんな(憎まれ)役なのに、容姿だけじゃなくてとても気さくで人柄も素敵だったわ 」とても満足した様子でした。

私は、大河ドラマ館の他にもう1ヶ所寄っていきました。気賀から井伊谷を抜けていき……… 龍潭寺のあたりが半年前とは比べ物にならないぐらい賑わっているのを脇目に見つつ………



井伊谷城跡の麓付近にある、浜松市地域遺産センターにたどり着きました。 こちらは入場無料で、井伊直虎関連の資料を見られるのはもちろんのこと、こちらでしか手に入らない直虎ちゃんうちわ、シャベル型スプーンなども売られているのですよ。



まずは入ってすぐのところにある、特大青葉の笛のところで記念撮影をば 案内役のおいちゃんは、その手前に立つように勧めてきたのですけど、やはりここは笛の穴から顔を出しておきたいですよね。



館内の展示スペースには、井伊谷城の復原模型などの他に………



青葉の笛のレプリカもあります。この笛は、井伊直親が寺野六所神社に寄進したもので、そのレプリカが遺産センターの前身となる引佐協働センターの頃から展示されていたこともあって、この施設のメインの展示物となっております。

あとはウチへのお土産を買って帰るだけですけど、こちら方面に来たからにはやはり「みそまん」にしておきたいですね。 しかし、私が行った井伊谷の有名店は、箱買いしかできないというので………



気賀の入口にある、こちらの外山本店 で買い求めることにしました。 みそまんは、こちらの地域のほとんどの和菓子屋で扱っていて、どのお店のものも美味しいのですけど、味は微妙に違うのですよ。



………ということで、みそまんを調達してきました。 饅頭の皮には味噌が練り込まれていて、独特の風味があります。また、中のあんこはさっぱりとした甘さで、一度食べたらクセになりそうな美味しさでした。

今回の大河ドラマ館の訪問ではいろんなものが付いきて、1粒で2度も3度も美味しかったのですけど、「おんな城主 直虎」のドラマのほうも今まで以上に愛着をもって観られるようになりそうです。
………なんてことを思いつつ、現地でもらってきたパンフレットなどをめくっていったら、大河ドラマ館の入場記念写真の引換券が出てきました。 何でこんなところに?よく考えてみたら、その施設を出たときに引き換えるのをすっかり忘れていました。本物の高橋一生さんを目の当たりにしても、冷静沈着でいたつもりだったのに……… 根っからのミーハー人間の私は、実はあの時はとんでもなく舞い上がっていたみたいです。


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