波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

苗木城に至るまで(苗木城ミニオフ会その1)

2013-05-18 00:01:27 | お城
こんばんは、白黒茶々です。
ことの発端は、3月の浜名湖ガーデンパークオフ会でした。 そのイベントを前にして、私はスピ仲間のkimmy さんにも参加を呼び掛けてみました。 ちなみに、彼女はスピッツのベル君ルネス君、それと黒ポメのメラン君たちと長野県で暮らしています。浜松まではちょっと遠いのですけど、ひょっとしたら……… そのうちに、彼女から返事が来ました。

「せっかく誘っていただいたのに申し訳ないのですけど、浜松はあまりに遠過ぎるので、今回は見送らせていただきます 」とのこと。kimmy さんのお住まいは、長野県でも静岡県からは遥かに離れた長野市。よく考えてみたら、それはかなり厳しい距離です。私のほうこそムリなお願いをしてしまい、申し訳ございませんでした。 それでも、彼女は「せめてその中間地点で、歴史散策とミニオフ会ができればと思っています」とも仰っていました。そうそう、kimmy さんは夫婦そろって歴史やお城がお好きなので、初対面を実現させるとしたら、その点も加味できるといいですね。 さらに、静岡(浜名湖)と長野の中間地点で歴史散策できるところといったら……… 苗木城なんていかがでしょうか? 苗木城とは、岐阜県中津川市にある山城で、他のお城にはないような特異な構造をしているのですけど、詳しいことはまた後ほど触れさせていただきます。
そうしたら、その旨をkimmy さんにお伝えしなければ 彼女も私の提案に乗り気で、話のほうはトントン拍子に進んでいきました。また、そのお城の存在は知っていながらも、双方ともまだ一度も行ったことがないので、余計に楽しみですね そして、その日程は4月7日に決定 あとはその日が来るのを待つだけです。

ところが、3月末になって私に非常事態が 例の「救急車事件」で、健康に不安を感じるようになってしまったのです。 その箔日記を目にしたkimmy さんは「苗木城は延期になっても構わないので、どうかお体をお大切になさってください 」と仰ってくださいました。ここでムリをして、現地で彼女たちにご迷惑をおかけするようなことは決してあってはなりません なので、私は「次の検査の結果が出るまで、待っていただけると助かります」とお願いしておきました。 気になるその結果は………

糖尿の疑いはなく、循環器も異常ナシ とのことでした。さらに、山城散策のような多少キツい運動をしても、問題はないというではありませんか この朗報をkimmy さんに持ちかけた結果、苗木城でのご対面は5月12日に決まりました。 かなり延び延びになってしまいましたけど、今度こそは実現できそうですね。 あとは晴れるのを願いつつ、その日が来るのを待つだけです。

ところが週間天気予報では、その日だけ雨というではありませんか しかもその日が近付いても、雨の予報は覆りません。 苗木城は、なかなか攻略できないお城なのでしょうか?
………なんて嘆いていたら、その直前になって雨マークが前日の土曜日のほうにスライドしたではありませんか おおっ、これならなんとかなりそうですよ そのことを確認してから、私はようやく遠征の準備を始めました。
今回は私と箔だけのお出かけということもあって、スキーに行くときのように、前日の夜立ち&適当な所で車中泊の方法を採ることにしました。



そして、前日の11日の夜に私と箔は車に乗り込み、出発しました。 雨のほうはその直前にはやんでいたので、翌日の天気も心配なさそうです。 道中、コンビニに寄ったりしつつ、国道257号線の曲がりくねった山道をただひたすら北上していったら………



2時間半ほどで、岐阜県の入口の恵那市にある、道の駅上矢作ラ・フォーレ福寿の里に到着。あとは夜が明けるまで、こちらで設営することにしましょう。では、明日に備えて、おやすみなさい。



その翌日は、朝から晴れていました。 いや、あまりに天気が良すぎて、炎天下になっていますよ。 それから、このままkimmy さんたちとの待ち合わせ場所に直行したら、あまりに早く着いてしまう……… というより、最初から寄り道をすることを想定したスケジュールにしてあったので、まずはそちらのほうに向かうことにしましょう。 私たちが車中泊をした道の駅から、国道257号線をちょっと行くと、このような看板が見えてきます。
さらにそこから車一台がやっと通れるような細い坂道を、対向車が来ないことを祈りながら上っていくと………



お城の主要部の、出丸跡の駐車場に行き着きます。 こちらは岩村城といって、日本100名城だけではなく、大和高取城・備中松山城とともに日本三大山城にも数えられるような立派なお城です。 標高717mの高い山に築かれているのですけど、楽に車で登頂することもできるのですよ。



その出丸跡からは、いきなり本丸の高い石垣が迫ってきます。 岩村城は、16世紀初頭に遠山氏によって築かれたとされています。山頂部は石垣で固められ、その遺構から当時の規模を思い描くことができます。



わかりやすいように、ぐるっと廻ってお城の山頂部の正面入口から案内させていただきます。 麓から歩行者用の登山道を上っていってもたどり着くこの場所には、かつては大手門がありました。またその脇には、天守に相当する三重櫓が聳えていたのですよ。さらに先に進んでいきますね。



そこからしばらく行くと、二の丸の菱櫓の石垣が見えてきます。二の丸は、本丸の次に重要な広場(曲輪)なのですけど、現在そこはほとんど雑木林に埋もれています。その二の丸跡の下を通り過ぎると………



本丸の6段の石垣に出くわします。それにしても、高くて立派ですね。 そこをちょっと上がっていったところには………



長局埋門跡の石垣がいい感じで見えてきます。この景観はなかなか絵になるので、箔も写真に納まっておきなさい。 そうしたら、登頂部の本丸跡まで一気に行きますよ。



その本丸跡からは、下界と恵那の山々を見渡すことができます。 そうそう、石垣の高さをより実感するのには、下から見上げるより上から見下ろしたほうがいいですね。



せっかくなので、モモママさんが百妹ちゃんをモデルにしてよくやっていた、崖っぷち写真を撮っておきましょう 箔、危険だからなるべく動かないようにしてくださいよ。 ただし、固まってへっぴり腰になってもいけませんよ~
皆さま、岩村城の歴史と規模と高低差を感じていただけたでしょうか? そうしたら、またしても対向車が来ないことを願いつつ、行きに通った細道を下って、次の目的地に………



………行くと思いきや、岩村城の麓の居館跡にも寄っておくことにしましょう その入口には、平成2年(1990年)に復元された太鼓櫓や表御門が聳え立っているのですよ。そこをくぐり抜けると………



岩村歴史資料館があります。こちらでは、確か岩村城に関する資料を見ることができると思ったのですけど。 何せ、私がこちらのお城を訪れるのは、20年ぶりぐらいのことなので。しかし、その後岩村の街並みは景観が整えられ、お城の魅力が見直されたことも手伝って、私が以前に来たときよりもかなり賑わっていました。

そうしたら、いよいよ本命の苗木城のほうに向かうことにしましょう 岩村から北に向かって走っていき、途中昼食を調達したりしつつ1時間ほどで………



木曽川沿いにボコッとした山が見えてきました。あそこが苗木城なのですよ 流行る気持ちを抑えつつ、さらに先に進んでいったら………



お城の麓にある、苗木遠山史料館にたどり着きました。 kimmy さんたちとの待ち合わせの14時までまだ時間があるので、こちらの駐車場で手元の苗木城の資料でも見ながら待つことにしましょう。 それから間もなくして、長野ナンバーの車が1台入ってきました。kimmy さんたちだ 一方、彼女たちのほうも浜松ナンバーの私の車を見つけ、「白黒茶々さんだ 」となったそうです。本来なら、初対面のスピ仲間は白フワを旗印にして確認するのですけど、こうなるとお互いに説明は要りませんよね。



そして、いよいよ白スピのベル君、ルネス君、黒ポメのメラン君と、箔のご対面と相成りました。前フリを引っ張りすぎたこともあるのですけど、なんかここに至るまでかなり長かったように思えます。 できたらお互いに向き合っている絵を撮りたかったのですけど………



さらに、もつれてしまいましたね。 kimmy さん夫婦も私もお城好きということで実現した、今回の苗木城ミニオフ会。白フワ黒フワたちの触れ合いの様子や、その舞台となった苗木城の実態については、次回レポートさせていただきます。


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コメント (4)
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