沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

7度目の有言実行へ

2024年09月08日 | スキルアップ

 先日、中小企業診断士1次試験の合格発表がなされ、51歳8郎は見事に6年連続の不合格💀と公式に決定しました。自己採点であと4点足りなかったため、わずかに残っていた没問や得点調整の可能性を信じていたのですが叶いませんでした。まぁ、不合格だと思ってはいましたが、わずかの可能性を信じる日々はホント精神的にきつかったです。「2次試験の勉強をする」とかっこよく書いても「やっても無駄ではないか」という疑念との戦いなので。それがなくなった今、1カ月に及んだストレスから解放されました。ということで、今回は敗戦の分析と今後の計画についてまとめるため、カテゴリーは不人気のスキルアップになります。興味のない方はページアウトお願いいたします。

 下写真は残暑の青空。沖縄の太陽は11月まで全然元気です。

 合否とともに発表された統計資料から令和6年の1次試験を振り返ります。

 まず合格率ですが27.5%でした。ここ数年の平均と比較すると下がっていますが、大手予備校の予測よりは高止まっていました。「運営管理」と「情報システム」で各1問没問があったことが影響していると思います(「運営管理」の没問はもともと正解していた8郎には影響なし)。沖縄地区は187人中30人が合格で合格率は16%と例年より多少上昇していました。本土との学力格差が縮まっていると思いたいですね。8郎はその30人にまたしても入ることができなかったのです。合格された方々、つまり8郎より執念を持って机に向かった方々、本当におめでとうございます。

 注目の爆弾科目💀は「中小政策」でした。科目合格率はなんと5%。しかも得点調整もありませんでした(8郎は昨年合格していたので影響なし。ほっ)。8郎が56点と1問で涙を飲んだ「経営法務」も昨年比半減の13%と難化していました(来年は易化するよね!)。絶対的得意科目のはずが52点と最低得点で不合格に終わった「企業経営」は合格率39%と超ラッキー科目だったではありませんか! なぜ8郎が落ちる?(泣)。簡単すぎて8郎が裏をかきすぎたのか。。。それとも寝不足が原因だったのか。。。今さら嘆いても仕方ありません。このアンバランスをうまく乗り越え6割を取るのが診断士1次試験突破のために絶対条件なのですから。

 50代がどれだけ合格しているのか気になっていたので調べると約20%。5人に1人です。思っていたより多い感じです。一番高いのは31.9%の30代。フレッシュすぎて来年52歳のおじさんの敵として手ごわすぎる! さらに未成年者も全国で見ると13人受かっているようです(驚)。どんだけ天才やねん。加齢臭おじさんの6年間返せ!(子どもに言うな。笑)。

 独学8郎が試験勉強の情報収集の一つにしている某チャンネルに、このような書き込みがありました。この試験の難しさを端的に物語っていると思います。

 3年間講座に100万円使っても全7科目落ちてしまう方もいるのです。独学8郎は受験料、直前講座代、テキスト代、旅費等合わせて6年で約30万円弱は使っていると思いますが、予備校組の1年分です。その分息子に回せたと考えています。 

 こんな書き込みも。

 ・・・悪かったな!!!

 

 多すぎたというハゲ軍団のうち沖縄在住の1人は「経済学」「運営管理」の2科目は自己採点通り合格🌸していました。唯一、過去一度も受かったことのなかった「運営管理」は、今回一番時間をかけていた思い入れもあり素直にうれしかったです。敗戦の中にも6年分の意地と来年への礎という2つの足跡を残せた、と自らをねぎらっています。なにせ独学なので慰めてくれる人はいませんから。

 努力が実にならなかったと無常観に包まれる落第生8郎を癒してくれている曲をご紹介させていただきます。久保田利伸さんの『ポリリズム』です。2000年シドニーオリンピックのフジテレビ系列のテーマ曲でした。聴く者すべてを夏の終わりのわびさびに包みながら、挑戦する者すべてを讃える名曲です。よろしければお聴きください。

 

♪  散る花は 美しく

  咲く花は 勇ましく

  誰のため 闘うの

  答えは  涙の中

 

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 本題はまたまだ続きますが、ナカユクイでおいしゅうございましたシリーズです。

 沖縄市登川の『ブライトキッチン』さんです。カツ丼定食のそばセット(1,200円程度)です。マカロニサラダ含めてすべてがおいしかったです。カツ丼はちょっと汁が少な目でしたが、そばは本格的。

 チョコが1個、しーぶん(方言でおまけの意)として置かれていました。こういう気遣い、いいですよね。

 とてもいいお店でした。おススメです。次行く機会があれば同店の「自称沖縄イチ」という「ゴーヤーチャンプルー」か、めっちゃおいしそうだった「カツやきめし」を食べたいと思います(減量せぇ)。

 お次は浦添市の『なび家』さんです。頼んだのは「とんかつ定食沖縄そばセット」です。しょっちゅう同じようなもの食べてんな!と思われてもしょうがないですね。こちらは千円以内とリーズナブルでした。トンカツと沖縄そば、この組み合わせはウチナンチュ8郎にとって永遠のゴールデンコンビです。かつメタボにとっては禁断の組み合わせとも言います。

 ということで、超ロングラン迷作ドラマ『池中8郎80㌔』が驚異の13回目のリバイバル放映となっています。プロデューサーが相当優秀なんでしょうねぇ。あ、本当に13回目かどうか、過去記事を検索しないでください。テーゲーで書いてますから。

 

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 本題に戻ります。惨敗ショックで寝付けない夜が続きましたが、数日をかけて結果を冷静に分析したおかげで、気持ちを切り替えることはできています。切り替えられた理由は4つあります。

①過去最高の得点だった。やりつくした充足感がある。

 今回の416点(没問抜いた7科目換算)は過去最高得点です。6度目の落第という残念な結果ではありましたが、8郎は年々合格に近づいているのです。努力が無に帰したのではなく、あと一歩のところまで自分を連れてきたんだという充足感がありました。6年の月日を重ね、ついに強敵エリートたちと同じ土俵に立つことができたんだと。敗戦の中で己の成長を実感することができたのです。

②初めて「運営管理」で科目合格できた。

 そうです。得意の「企業経営」を捨ててでも時間を費やした鬼門👹「運営管理」ですが、64点で初めて科目合格🌸できたのです。超うれしかったです(2年間免除されます)。落としてしまった「企業経営」は来年間違いなく合格点を取れますので、そう考えるとイチかバチかのペース配分は悪くない結果をもたらしたとも言えます。

③たとえ奇跡でギリギリ合格したとしても2次で惨敗💀必至だった!

 診断士試験の最重要科目である「財務会計」は1次試験で70~80点を取れる実力がないと、2次で合格ラインの60点を超えることは厳しいとされています。8郎は3年前に科目合格した経験はあるものの、今回56点と涙の不合格に終わりました(あんだけやったのに! 年々難化しています)。この程度の実力では、例え没問などの奇跡で10月末の2次に進んでいたとしても、昨年同様に40点台の惨敗は目に見えています。そうなると2次の挑戦権は来年2025年までの期限付きとなります。それよりは、1次を仕切り直し(7度目になりますが・・・)来年合格して、2次の挑戦権を2026年までに延ばしておいたほうが、最終合格までの道のりとしては現実的なのです。53歳までに絶対に受かるスケジュールです。2次を見据えて、いや、自分の財務分析力を高めるためにも「財務会計」、とことんやってやりましょうやぁー(後述あり)。

④来年は得意3科目の戦いとなる。はい、合格🌸確定!

 来年2025年は「財務会計」「企業経理理論」「経営法務」の得意3科目での受験となります。7度目にして最高のアドバンテージを持って挑む戦いになるのです。この3科目だけやればいいというのであれば、もはや合格したようなものです! この3科目で180点取れないわけがないと思います。今年合格点取れなかったのによく言うわ、と思われるかもですが、合格点が取れなかったのは、それだけ「運営管理」に熱量を割いた結果だとも言えるからです。さらにこの3科目は個人的にももうちょっと深く学びたいと思っていた科目(経営分析、市場分析、M&A実務のスキル)なので楽しみながら頑張れます!🔥 2次も並行して進めたいと思います。油断だけはしないようにモチベを保ちながら、ですね。

※以前に8郎の〝勝手にライバル〟として紹介させていただいた50代の女性Youtuberさんは、没問2つがダイレクトにヒットし一気に7点アップ! 奇跡の繰り上げ合格🌸を果たしたそうです。うらやましい限りです。動画を通してこの方の努力を見てきたので、心からお祝いを申し上げたいと思います。行政書士、FP1級、宅建士、簿記1級持ちという資格持ちにして簿記の予備校教師というスキルはだてではなかったですね。宅建士、簿記2級、FP3級、ITパスポート程度のサラリーマン8郎とはバックボーンが違っていたのです。

  この方の毎朝5時に起きて勉強しているというその姿勢をリスペクトします(8郎は朝に弱いのと仕事前の勉強は仕事に悪影響という理屈で断念しています)。試験翌日の公式回答発表時にも5時に起きてしまうというその生活習慣の徹底ぶり。すばらしいですね。さらに所有資格のすごさ、8郎がこれだけを取得するのに10年かかるかもしれません。10月末の2次試験をどうやって攻略していくかも引き続き動画を拝見させていただきます。楽しみです。そして来年こそ8郎も1次2次を連続合格して追いつきますからね!

 そんな〝勝手にライバル〟の逆転合格までの動画が、6度目の落第者8郎に強く問いかけています(もちろん本人が問うているわけではありません。8郎が感じているだけです)。

 

 あなたは、わたしほど努力しましたか?

 

 と。8郎は「自分なりに頑張ったけれど、あなたほどはしてません」と答えるでしょう。悔しいけれど事実ですから。この動画は本当にありがたい、生きた教訓です。悔しさと感謝を胸に7度目の挑戦をスタートします🔥 ネットで見つけたお会いしたこともないあなたを〝勝手にライバル〟にして本当によかったです。

 試験前1カ月は夏休みをフル投入し8郎史上最多の「1カ月142時間」勉強したと書きましたが、一発合格したある現役診断士Youtuebrさんは「残り3カ月は毎月150時間」と書いていました。そうです、8郎はまだまだ甘いのです。この難関試験でストレート合格できるのは東大、京大、早慶クラスくらいで、ほとんどがMARCHクラスのハイスペック社会人たちが2,3年かけて6割越えを争うレッドオーシャンの戦場なのです。偏差値55程度の国立最安易R大卒でバイトのためほとんど授業に出なかった田舎サラリーマンこと8郎が、偏差値67程度(大学受験で言うと早稲田大商学部クラスとされています)の戦場で勝利をもぎとるためには、大学4年間を取り戻すくらい頑張らないといけないのです。6年かけてやっと合格ライン一歩手前まで来たんだと、己を褒めてあげるとともに今一度気を引き締めようと思います。

 

 さて、今後についてです。

 まずは試験勉強の計画です。①、②の2本柱で行きます。

①目標は2次含む完全突破!

 6回失敗した男が痛感しています。診断士試験はやはり2次がメーンなのです。1次も難しいだけに、どうしても「とりあえず1次に受かってから考えよう」となってしまいがちです(2次を免除して養成学校を予定している金融機関の職員さんらはそれでも可)。8郎もそうでした。2次のことまで考える余裕なんてとてもないと。でも、やはり違うのです。2次に受かるほどの実力(特に財務会計)を1次合格の時点で備えていないと3カ月では間に合わないのです。先述の女性youtuberさんは最初からしっかりと2次も並行しています。そのためにも得点源である「経済」は来年も受けようかと考えましたが、やはり免除します。その時間を2次対策に充てようと思います。

②「財務会計」80点を目指す!

 診断士試験の肝である「財務会計」。この科目を中心に勉強していきます。1次2次とも「財務会計」を苦手としては突破できないからです。多くの診断士さんが「受験生時代にもっと勉強しておけばよかった科目」として一番に挙げるのが「財務」だそうです。実務でも一番使うそうです(その次が「法務」らしいです)。目標は高く80点とします。簿記1級持ちでもなかなか届かない目標ですが、目指してみようと思います。そうすれば70点台はおのずと見えてくるでしょう。

 

 私生活の面では以下のように考えています。

 愛息10郎の硬式野球への参加度合ですが、試験の結果を受け泣く泣く「大会応援のみ」にすることに決めました。本当は今年で1次、2次を突破して、ラストイヤーは学童時代なみに毎週末のように付き合おうと思っていたのですが、もう無理ですね(そんな生活では7度目も落第確定です)。ただしこの判断についてはそれで良しと思っています。なぜなら息子には遅くとも来年6月以降は高校受験に全集中してほしいからです。何度も書いてますが、8郎家のアオハル家訓は1に勉強、2に野球、3,4がなくて5に恋愛(?)です。この1年は順番がおかしくなっていました。息子の将来にとってよくないと考えています。グラウンドに父がいない、そのことがメッセージとなって息子に伝わることを祈るしかありません。

 勉強部屋については、約束通り10郎に引き継ごうと思います。息子の将来が最優先なので当然です。8郎は狭い部屋に移って、また一人きりの闘いに臨むつもりです。チバリヨー🔥 俺! 

 仕事関係では、数年ぶりに異動希望を検討せざるを得ないかもしれません。なぜなら試験期間中の夏休みに伴う代行作業などの負担を、同僚にすでに2年連続でお願いしているからです(謝)。来年のカレンダーを見ると試験日程と重要作業が過去MAXにドン被り💀しているのですよ!(怖)。3年目となると、さすがに迷惑な先輩ですよね。仕事の在り方としてもどうかと思いますし。また、この資格を取って新規事業を立案し会社に貢献したいという計画も持ってますので(当初の予定ならとっくに取り掛かっている時期なのですが・・・ホント情けない)。ま、8郎の希望と言っても、過去にも書いているようにわが社で2代続く証拠隠滅クサレ人事権者が8郎ら特定の人事を最後の最後で握りつぶし、それに常識と正義感を持って反論する人を〝俺様にとって抵抗勢力〟リストに記入するのが楽しみな人間らしいので、8郎の希望はほぼ叶わないと分かっているのですが、現部署の同僚に対するけじめの意もありますね。現部署は居心地もいいですし来年も在籍で全然構わないのですが、同僚たちには本当にお世話になっているので、これ以上の迷惑をかけたくないのです。もちろん希望先は定時退社可能な部署のみとなります。これについてはまだ時間があるので、検討し続けます。

 

 以上、6回目も6割の壁を超えられなかった51歳おじさんの挑戦記と今後の展望でした。長文駄文を読んでいただきありがとうございました。

 いろいろ書きましたが、1年間、いや6年間の努力が実に結び付かなかったのは、かなりメンタルをやられました。体調までおかしくなりました。ただし、これだけは言えます。落第続きの6年間は、右肩下がりの会社に勤める50代サラリーマンにとって、熱い熱い夏の甲子園だったと!🔥 会社の仕事だけで1日を終えているんじゃないんだと。目に見えた成果を挙げられずもがき苦しみ続けているけれど、自分の中で目に見えないものが成長しているのを感じます。この試験に挑戦したことに一片の悔いなし、です(ハオウ👊初登場)。

 10月の2次試験を受ける権利がなくなったので、当面1週間程度は勉強を休みます(不合格と悟った瞬間に来年に向けてテキストを開いた女性Youtuberさんを見習え!)。テキストの硬い文章だけで頭も硬くなっているので(まさか更年期障害?)、名著の世界に浸ることで人間的情緒を取り戻したいと思います。先日購入した『アルジャーノンに花束を』をめくりますので今日はこれにて。

 

【おまけ】残暑の空に〝8〟と〝八〟の洋漢数字が浮かんでいました。試験の神様が「お前の頑張り見てたぞ。合格掲示板に受験番号はなかったかもしれないが、わたしが来年の合格をもう掲示してあげよう」と8郎の努力を誉め讃えてくれたのだと勝手に受け止めています(落第生の夢想お許しください)。。。誰ですか!? 8も八もどこにも見えないと言ったのは! はっきり見えるでしょ(笑)。

 最後は車両ナンバーとのコラボまで! 財務80点まで啓示しているではありませんか・・・。何が何でも来年へのモチベ維持にしてしまうおじさんをお許しください。7度目の挑戦は楽しみながら、かつしたたかに実行し、息子との約束を必ずや果たして見せます!