沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

2泊4日の座間味BLUE

2023年05月03日 | 離島物語

 仕事で座間味島に行ってきました。ということで今回のカテゴリーは約5年ぶりの「離島物語」となります。観光ではなかったので物語性はほぼありませんが、業務時間外に撮影した座間味島の美しい海の写真をたくさんご紹介いたします。ご覧ください、沖縄が世界に誇る透き通った座間味BLUEを!

※タイトルの「2泊4日」については読んでいただけると分かります。

 2度の往復に使ったのは高速船クイーンざまみ。2021年11月に代替えしたそうで、まだまだ新しかったです。サイズもスケールアップしたようです。平日にもかかわらず外国人を中心にいっぱい乗客がいました。コロナ明け元年を強く感じました。

 船内もきれいでした。このあとほぼ満席になります。

 2016年に家族で渡った阿嘉島と慶留間島に架かる阿嘉大橋が見えました。懐かし~。あの時6歳だったちび助はいまや身長166㌢の13歳中学1年生。時の流れは早いですね。

※懐かしいので当時の記事もアップしておきます。

 

阿嘉島3連休(上) - 沖縄 8 Scene

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 座間味港に降ります(上陸はおそらく十数年ぶり)。ご覧ください、平日とは思えない観光客の数を。座間味にたくさんお金を落としてください。そしてごみは捨てないでください。それにしても皆さん、楽しそう。。。

 ブルーな49歳を島は美しい南国の花で出迎えてくれました。よし、仕事頑張ろうっと。

 こちらが村一番のメーンストリートになります。

 島で唯一の信号機。

 早速宿にチェックイン。今回使ったのは「レストハウスあさぎ」という民宿です。あさぎ、とは沖縄方言で「離れ家」。オーナーさんに聞くと「みんなが集まるところ」という意味も込めたそうです。家族経営のアットホームな宿でした。施設は古くなりつつありますが清潔感があって、おすすめです。

 さぁ、美しい座間味BLUEを横目に島内行脚です(泣)。「明日までに終わらせて延泊なんて絶対にしないぞ」と誓う心もBLUEです。

 あいさつ代わりにドタバタ回ったところで、いったんランチ。食堂「まるみ屋」さんのヒレカツ定食です。おいしゅうございました。満席でしたね~。

 仕事の話はともかく。。。

 4日間で島の5つの展望台を回ることができた(各地滞在3分)ですが、ご紹介します(初回は1カ所だけです)。

 一番標高が高く(134㍍)、一番人気だという「高月山(たかつきやま)展望台」です。

 長い道を抜けると絶景が待っていました!

 360度、絵葉書のようです。

 藪道を通って第二展望台へ。

 第二展望台からの眺めはこちら。

 評判通りの絶景でしたね~。

 ただし、この「高月山展望台」は行くまでの道がこんもりと茂っていて、蚊やアブが多かったのが減点ポイントですね~。特に第二展望台からの帰り道はちょっと長くて、女性一人旅ではちょっと怖いかもです。季節によるかもですが。

 

 仕事の話に戻すと、その夜はとあるイタリアン居酒屋で最後の〝商談〟。なんとか手ごたえを得ることができました。同行いただいた先輩のおかげです。とりあえずの成果を得たことで、翌日、無事1泊で離島することができました。帰りの高速船内にビール自販機があれば絶対に買っていましたね! 先輩、ありがとうございました。

 

 本島の自宅に帰ると、超お気に入りのスニーカー左の前横に穴が空いているのを発見!(写真では分かりません)。泣く泣く廃棄することになりました。デザインと歩きやすさが気に入って、数年間大事に使っていたのに~。島でいっぱい歩いたからな~。経費で落としてくれんか!

 以上、1泊2日座間味報告でした。

 

 と、締めようと思っていたら・・・。 

 なんと翌朝トラブルが発生し、その解決のために翌日からまた島へ行くことになったのです! なんでか~(泣)。

 今回は先輩はおらず完全ぼっちです。しかもこの日は8郎家にとって一年で一番大事な日、そうです、妻と10郎の誕生日なのです。10郎が生誕してから12回、必ず家族3人で過ごしてきた大事な日なのですが。。。仕事だから仕方ないですね。

 またも朝一でクイーンざまみに乗船。前回よりBLUEな眺めです。今回は船内が比較的空いていたので窓際をゲッツできたのが救いでした。

 ふたたび「レストハウスあさぎ」さんにお世話になります。オーナーさんも同情の目で迎えてくれました。同情効果なのか、変わらぬ値段でツインに格上げ?となりました。

 早速、島中を歩き回ります。今回はコロンビア製のウオーキングシューズで来ていたので、歩きやすさはさらに向上していました。コロンビア様様ですね。

 日差しに打たれ歩き回り、腹が減ったので島の事情にうとい49歳ぼっちはまたしても「まるみ屋」さんに向かいました。もう3回目です(笑)。この日は「角煮定食」にしました。角煮は泡盛と黒糖の薫りがよかったです。おいしゅうございました。それにしてもこの店、モニターではずっと韓国男性アイドルの映像が流れていました。お昼時くらいはニュースを流してくれませんか!(笑)。

 K-POPパワー、いや角煮パワーのおかげで午後も歩き回ることができ、なんとか、なんとか、その日の業務を終えることができました。一定の収穫がありました。 

 夜は、ご協力いただいた方にお礼を込めて「おーぷんはうす」という居酒屋で打ち上げすることに。こじんまりとしたいい感じの店でした。とても美味しいお酒が飲めました。

 特にマグロの刺身は絶品でしたね。漁港に揚がったものをすぐさばいているようです。左の島産タマネギのポテトサラダもおいしゅうございました。これだけで最高のつまみとなりました。

 ブログ映えを狙い興味本位(失礼)で頼んでみた「ホタルイカ沖漬けの串焼き」。お味は独特。珍味ということで。

 付き合ってくれたオーナーさんも厨房に戻ったので、ぼっち飲みとなりました。周りは観光客や地元マリン業者の団体で盛り上がっています。ぼっちは急に孤独感に襲われます(笑)。しかし救いの神がタイミングよく現れたのです。8郎のぼっち出張やぼっち旅の夜の最大の楽しみである、愛息10郎の写メを、妻がLINEで送ってきたのです(待ってました!)。二人でカットケーキを食べて誕生日を祝ったそうです。13歳と●歳、おめでとう!

 とは言え、ぼっち飲みの孤独感〝第二波〟がすぐ来た(笑)ので「おーぷんはうす」さんは1時間半ほどで退店しました。飲み足りなかったので宿の手前にあるBAR「ラ・トゥーク」でぼっち2次会へ。2階です。

 思ったより広い店でした。カウンター越しのモニターには座間味BLUEの映像が流れており、ぼっち観光客でも有意義に時間を過ごせます。大阪から来たという一人旅中の女性と小一時間ばかり楽しく会話しました。

 その夜はもちろん爆睡。

 さぁ、最終日4日目です。前日で蒔いた種を確認をします。成果を感じました。お昼過ぎにはだいたいのめどを付けることができました。ほっ。

 ということで島で最後のランチです(絶対に最後にするぞ!)。最後ぐらいは「まるみ屋」さん以外にしようと(笑)、宿から教えてもらったそば屋「和山海雲(わやまもずく)さんに足を運びました。

 モズクそばには温と冷があったのですが、外回りで体温が上がっていたので冷を注文。つけ汁が甘口でおいしかったですね。歯ごたえのある麺やモズクととても合いました。

 夫婦二人で営んでいるようで(マリンスポーツ兼)、忙しいときは入店をお断りせざるを得ないようです。機会あればぜひ。

 

和山海雲 | ボートスノーケルと名物もずくそばの店

沖縄県の座間味島にある和山海雲では、ボートスノーケルツアー・名物もずくそば・座間味特産品のお土産を取り扱っております。

和山海雲 | ボートスノーケルと名物もずくそばの店

 

 

 帰りの船の時間まで一気に残り4つの展望台巡りをすることにしました。まずは島内の絶景から。

 「神の浜展望台」です。展望台というより巨大なコテージがありました。写真でお伝えするのは難しいですが、一番リゾートチックで雰囲気がよかったです。

 次は女瀬の崎(うなじのさち)展望台。北海道のカムイ岬を思い出しました。今回の展望台巡りの中でイチオシの展望台です。理由は展望台までの吹き抜ける風が最高だからです。夕日スポットでもあるようです。

 荒々しい岸壁。地殻変動や波の浸食の影響なのでしょうね。

 向こうに見えるはおそらく屋嘉比島(かつては有人、今は無人)です。

 岬の駐車場にあった電気自動車。島の環境にもよさそうで、夏以外はアリですね。若いカップルさんが使っていました。

 バイクで移動中。飛行機雲が座間味BLUEの空のキャンパスに美しい一筋のラインを引いていました。

 8郎の心の中に流れていたのはユーミンの名曲「ひこうき雲」です。

空に憧れて

空をかけていく

あの子の命はひこうき雲

 

※座間味村は今でこそ観光の島ですが、沖縄戦では米軍が最初に上陸(隣の阿嘉島)し、集団自決など凄惨な歴史が残っていることを、沖縄県民は忘れてはなりません。特に来島される観光客の方には知ってほしいですね。同村のサイトをリンクしておきます。ユーミンの名曲とは関係ありません。

 

戦跡地マップ

座間味村内の戦跡地を紹介しています

沖縄戦初上陸の地・座間味村 - 座間味村平和・未来プロジェクト

 

 

 お次は「稲埼(ンナザチ)展望台」です。ホエールウォッチングのスポットで〝クジラ展望台〟との別称もあるそうです。こちらも夕日の絶景ポイントだとか。飛行機雲がまだ生きています。

 座間味BLUEに赤瓦が映えます。

 さて、「稲崎(んなざち)展望台」です。ホエールウオッチングの名所で〝クジラの展望台〟とも呼ばれているようです。こちらも夕日スポットだそうです。飛

 展望台に上がってみましたが、老眼8郎にクジラの姿など見えるはずもありません。

 クジラではなく航路の余波ですね。

 琉球王朝時代に中国への船旅の中継地だった阿佐地区へ向かいます。途中には絶景ポイントにして王朝時代の台風時の停泊湾「阿護の浦」がありました。きれいでしたね。

※ちなみに冒頭の写真も阿護の浦の水面です。

 最後の展望台「チシ展望台」です。展望台の中では最も東に位置します。来る途中は大きなアオサギ以外、誰ともすれ違いませんでした。

 景色も一番地味だったと思いますね。晴れた日には粟国島も見えるそうです。老眼8郎には見えませんでした。

 展望台にはインド系の男性が一人でずっとスマホを見ていました。駐車場に車両はなかったので、あの長い上り坂を歩いてきたのでしょう。こちらも女性一人旅にはお勧めできません。

 

 以上です。つたない写真ですが、美しい座間味BLUEに癒されていただけたでしょうか。今回は業務時間外という限られた行動範囲でしたが、島を回ったのは初めてで、いい思い出になりました。

 最後に展望台からの絶景を簡単動画にまとめました。座間味BLUEに満たされたい方はご覧ください。BGM付です。

 

 

 今度は仕事でなく、またダイビングで行きたい! 

 2008年に亡くなった盟友ヤスーンとの約束を果たすためにも。。。

 そう思ってしまった2泊4日の座間味報告でした。


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