沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

8郎 コーチになる

2019年08月12日 | 学童野球

 8郎にとって年に一度の資格試験が終わり、8月の3連休がやってきました。盆と重なり、帰省する方も多いことでしょうね。

 さて、大惨敗だった試験をひとまず終えて、8郎はひとつの決断をしました(と言っても大したことではありませんが。笑)。愛息10郎が所属する野球チームのコーチを引き受けることにしたのです。チームには25人程度の少年選手がいるのですが、コーチを引き受けるお父さんの方が少ないので、現在引き受けている10人足らずに負担が偏っているのです。以前から申し訳ないと思っていました。コーチといっても、難しい技術指導をするというより、土日の練習試合で持ち回りする審判の役割を期待されているのが実情です(これが炎天下で長時間の重労働なのです)。数年計画で資格取得を計画している8郎にとって、週末の一日をつぶすことは、試験対策として非常に大きな痛手となりますが、日に日に成長する息子との時間を最優先にしなければ、という気持ちが決断を後押しました。10郎が中学生になったら、草野球育ちの8郎から技術的に教えることなどなくなるでしょうし。そのころ8郎は50歳の大台で~す。キャッチボール、ノック、する自信がありません(笑)。

 

 3連休の最後、早速練習に参加したのですが、炎天下の4時間超の練習で疲労困憊。もともと体調が不調だったので、相当きつかったですね。少なくとも1.5㍑の水を飲んだのですが、帰宅して尿がほとんど出なかったのにも驚きました。「まだまだ足りない。6時半までやりたい!」という子供たちのエネルギーに自身の老化を感じました。これからそういう週末が続きます。でも負けずに机にも向かいます。そう、46歳には「つかれた」と言っている時間すらないのだ!

 

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 さて、3連休の空き時間は久々に妻と映画鑑賞をしました。もちろんサンエーパルコの4D映画館ではなく、ツタヤからレンタルしーのの自宅鑑賞です。以下の韓国映画2本は面白かったです。

『哭声(コクソン)』

 日本人俳優の國村隼さんの怪演(という表現でも物足りない!)が見どころの、力強いサスペンスホラーです。ちょっと長いですが最後までドギマギしながら見ることができます。注意点としては、謎解きのように物語が進みますが、謎を解こうとすると物足りない結末を迎えます。あと、小学生以下には見せられませんね。特に國村氏の演技は。トラウマになります。

 『タクシー運転手 ~国境を越えた約束~ 』

 
 韓国政府が民主化を求める住民を弾圧した「光州事件」を世界中に伝えたドイツ人ジャーナリストと韓国人タクシー運転手の友情を軸に、当時の混乱を伝えます。8郎がペ・ヨンジュン(懐!)よりリスペクトする韓国人俳優ソン・ガンホが主演。表情ひとつでストーリーのポイントを訴える演技力は健在です。学生運動を否定するごく普通のおじさんが、政府の横暴を見るうちに、最後はジャーナリストと行動をともにする。そのストーリの最後には静かな感動が待っています。この映画から教えてもらったことは、政府のいうことを信じるな、その一言に尽きますね。権力を握るものは必ずうそをつくのですよ、自分を守るためだけに。映画では御用新聞社も政府発表を垂れ流していましたね。
 
 この2本はおすすめです。
 

 過去に見た韓国映画『グエムル』『殺人の追憶』『猟奇的な彼女』『母なる証明』はテーマは違えど、いずれも激オモでした。邦画は直球勝負では勝てませんね。日本アカデミー賞総なめの『怒り』(渡辺謙ら豪華キャスト)や、是枝監督のカンヌ話題作『万引家族』も見ましたが、なにか足りない、という感じがぬぐえませんでした。それが何かというと、作り手の執念、と、世相の緊張感、ではないでしょうか。今の日本は商業主義が進みすぎたこともあって、それが薄まってきているのでしょうね。

 あと一本、同じく韓国の民主化運動がテーマの『1987、ある闘いの真実』も時間を見つけ、妻とともに鑑賞する予定です。映画マニアの方、ほかにいい作品があれば教えてください。

 4時間超のコーチだけで情けなくも非常につかれたので、今日はこれにて。


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