沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

日帰りギンガメツアー(下)

2017年06月11日 | ダイビング

 日帰りギンガメアジツアー@粟国島近海の後編です。

 ガイドさんの「島船が上がりました。彼らは昼ご飯に入るので、今が勝負です」との号令の下(そんな受け身の理由~?)、ほっともっと弁当を消化しきれていないのを承知で、粟国ブルーに再びダイブです。

 事前のレクでは、ギンガメはダイバーの気泡を怖がるので絶対に近寄らないこと、万一ギンガメアジの下に入ろうものなら、ダイバー、ショップともに立ち入り禁止になるなどの注意事項を受けました。

 強い激流に向かいながらまたバタ足です。本当にひとかき5㌢くらいの感覚ですよ。ここでは初級者の方は絶対についていけないでしょう。レジャーどころか危険です。8郎も少なくとも女性ダイバーには負けないようにと先頭集団を維持。Mさんの動きが止まったので、ポイントはもうすぐだと直感。Mさんに追いつき、開けた場所では、多くのダイバーがバブルを吹き上げていました。約10年前のマンタスクランブルを思い出しました。

 ダイバーの泡の向こうにギンガメのスポットがあるのです。早くいかなければ。

 ダイバーらと並ぶような位置に来ると確かにそこにはギンガメアジがトルネードを巻いていました!

 ごごごー。 

 ちょっと遠いですが、確かに迫力の絵でした。

 ただ、近寄れなかったのでいい絵は取れませんでした。ネットなどでは、素人の方もかなり近寄っているものがたくさんありますがね。ルールを破ったということでしょうか(笑)。もしかしたら島在住ショップを利用すれば近寄れたのではないか、などど考えてしまいましたね。そのうえ、サーモクライン現象やプランクトンの影響か、ピントがなかなか合わず。アップした2枚は比較的いいやつです。目視ではイソマグロみたいな大きい魚がトルネードの周りを回遊していた記憶があるのですが、写真には写っていませんでした。トルネードとしては、アジたちもそこまで切羽詰まっていない感じもしたし(笑)。浮上後、ガイドさんも「玉としては小ぶりのほうですね」と言っていました。

 とはいえ、長年見たいと思っていたSCENEだけに、8郎的にはそれなりの感動もありましたよ! こればかりは写真でお伝えすることはできませんが。ちなみにダイバーたちが離れているので比較対象がないのですが、ギンガメアジは一匹当たり体長50㌢~1㍍あるそうです。

 梅雨の晴れ間と決済を出してくれた妻に感謝です。そして8郎の海の神ことヤスーンにもね。

 【追記】さて、開設11年目を迎える当ブログで、史上初の動画(8郎撮影)もアップいたします。お暇な方はご覧ください。まったく大した動画ではないですが、水中という雰囲気だけは伝わってくるかと思います!「異音がうるさい」「トルネードはまーやが」などという苦情は一切受け付けませんのでよろしくお願いいたします(笑)

 【2017 粟国島筆ん崎のギンガメアジ】

 その後は潮の流れが比較的穏やかなところで、マクロ撮影にいそしみます。まずは、黄色い体に青い唇が印象的なシテンヤッコ(方言名カーサー)。

 ほっともっと弁当並みに、どこにでもいるツノダシヤッコ(失礼)。

 サンゴに体半分をかくすカニ。もちろん名前は不詳。

 チョウチョウウオが群れていました。繁殖のシーズンなのでしょうか。

 合わせて73分の2ダイブを終えました。現役続行を誓ったモスキートによると最深は1本目の16.7㍍でした。

  念願のギンガメアジが見れたということで、今ダイブはこれにて終了とあいなりました。

 

 船の2階には具合が悪いのかダイバーが一人寝ていたので、8郎は1階で一人優雅にフリータイムです。ウチナンチュの船長さんSさんに記念写真を撮ってもらいました。今時ダブルピースのはじける44歳です! 加齢により胸の肉が垂れ下がり、おじさんおっぱいが出てきているのが超ショック! 鍛えなおさなければと決意を新たにした次第です。もちろんおなかはかなりひっこめていますが。

 家から持ち込んだマイビール登場! こっちこちに冷凍してきたのですが、6時間の間にほぼ常温に戻っていました(驚)。でも海から上がったあとのビールは最高です。

 缶ビールのタンブルを開ける音が、誰の姿も見えない海に響きました。

 ごくごくごく。ぷは~。

 30分ほどで3ダイブを終えたダイバーらが戻ってきました。みな疲れ切った様子。8郎が聞いた範囲では、トルネードというフレーズは耳に入ってきませんでした。2ダイブであきらめてよかったかも!

 さらば粟国島、さらばギンガメアジ、そしてヒロサー・・・。

 帰路の船上では、みんなぐったりしていました。

 1時間半ほどで本島が見えてきました。飛行機と一緒にパチリ。座りっぱなしは腰に悪いっす。足と背中はかなり日焼けしてしまいました(泣)

 始めてから11年がたつダイビングですが、まだまだ飽きません。一番の魅力はやはり、海中という非日常の究極のような場所に、少年に戻ったころのように冒険気分でいられる、ということです。それ以外にも今回特に痛感したのが、ダイビングを目的に体力を維持するということです。若いころはそんなこと思いもしませんでしたが、その意義を年々感じるようになっています(笑)。

 港まで妻と迎えに来てくれた愛息10郎で~す。父が海に潜っている間、校内合唱大会と水泳教室、頑張ったそうで~す。それにしてもこのダブルピース、どこかで見た気が・・・。

 これで、沖縄の有名ダイビングスポットの大半は行ったような気がします。ということで、次の目標は本部沖の沈没船か、粟国を超える激流スポット西表の御願崎(ウガンザキ)、もしくは島自体、潜ったことのない宮古島かな。考えるだけでも楽しいものです。探せばまだまだあるでしょう。何年後になるかわかりませんが、節目の100本目は海外で・・・ともひそかに考えています(わが家の財務大臣である妻にはまだ言ってません)。

 さ、明日からまた日常に戻ります(当然)。仕事も勉強もがんばるぞー。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。