ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

視点を変えて楽しむー座禅

2011-01-15 18:05:47 | 座禅

 知人に座禅をやってみてはどうですか、と問いかけますと、多くの場合、時間がありません、余裕がありませんなどと返って来ることが多いのです。 多分、私も無関心であれば、そのように答えているかもしれないのですが。

 私の場合は余裕があって、座禅を始めたわけではありません。 むしろ余裕がないから始めたのかも知れません。 私は座禅といっても禅宗からのスタートではありません。 気功の静かな功である静功が、私のスタートです。 

 生まれて初めて行った座禅は、胸の違和感が少しでもよくなれば、ということが発端でした。 

 子供のころからいつも走ってはいたのですが、小学校時には野球をやり、中学時には卓球を我流で行い、高校時代にはバスケットボールを、無我夢中で行っていました。 正月休み以外は毎日のように、体育館で過ごしました。 結婚し独立してまもなく、仕事がないときに毎日のように、雨が降らない限りテニスコートに、朝の6時から9時ごろまで、へとへとになるまで3年間行いました。

 動くことが好きな自分でしたが、まさか胡座を組んで静かに1時間の座禅を、毎日行うとは思っても見なかったことです。

 体を動かしているときには分からなかった体の内部の微妙な変化は、ある意味では不可思議な感じがしないわけではなかったのですが、私自身は、何かを感じることにより、そのことを少しでも他の方の役に立てることができれば、幸いであるということを、ある時期から感じ始めたのでした。

 私はどうも何事も拘束されるのが嫌いなほうで、自分のペースで自分の好きな時間、場所で出来る座禅は、自分には合っていたのかも知れません。 10数年座禅を行っておりますが、生活サイクルの中に完全に入ってしまっている感が致します。

 義務感で行っているわけではなく、座禅は楽しいから行っているのです。 家族のお風呂の入る順番が決められているため、私は深夜に起きてお風呂に入ります。 お風呂は半身浴で汗でびっしょりになります。 最近は湯上りの深夜に、1時間の座禅を行っております。 一時期、友人の病気回復を願って、3時間胡座を組んでいたことがありますが、現在は1時間になっています。 肺呼吸を行わない気の呼吸である胎息で、楽しんでいます。

 先日のテレビで、暗黒のエネルギーが宇宙を膨張させているという報道がありましたが、静かに座禅を行っていますと、宇宙にも関心が及んできます。


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