ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

脳の開発率を高めるのに呼吸法は有効ではないか

2010-03-19 09:36:12 | 座禅
 私自身は静功(座禅)を10数年前にはじめるまでは、呼吸を意識したことはありませんでした。 ところが無我夢中で、普段行なっていた普通の肺呼吸を、吐く息だけ出来るだけ長く吐き、吐く息だけに意識を集中し、吐く息を体の中へ吐くことを、日常的に1時間胡坐を組んで、深夜の座禅を行うようになって、体の微妙な変化を感じるようになりました。

 生まれて初めて行なった座禅で、頭のてっぺんにある百会を中心にして、頭を電子の輪がすっぽりと、かぶっているような感覚になったのです。 静功の誘いかけをしてくれた大学の級友が、週に3回座禅会に参加し、そのうち1日は24時間を行なっていました。

 どう考えても費用も相当かかったんではないかと思われましたが、私自身は経済的に余裕もありませんので、そうだ私は日常的にあらゆる時間を使って、呼吸法をやってみようと思いました。

 結果的に座禅をはじめて1ヵ月半で、下腹にある気の心臓部である臍下丹田が、突然、自発動という充実してきた体の中の気が、勝手に動き出す自発動と言う形で活性化し、心臓のように鼓動を始めたのです。

 気の通り道は経絡といわれ、経絡は神経の腺に沿って流れているといわれ、したがって微細な神経が集中する脳は、一番影響を受けます。 私は今では、座禅をしていなくても、いつも脳の中を流れ、脳を刺激する気の動きを感じながら、生活をしています。 したがって、いつも水の中に潜ったときに感じる感覚「シーン」という状態を、感じながら生活をしております。

 私自身はもう高齢の域に達し、毎日死滅する脳細胞も、相当な数になっていますので、今から脳が活性化し、脳の開発率が高まったとして、たかが知れています。 

 胡坐を組みながら深夜に行なう1時間の座禅は、周りが静かなだけ、その分、微妙な変化を感じやすいのです。 吐く息を出来るだけ長く吐くことだけで、何か見えませんが、何かと刺激するものを感じるのは、不思議な感じがしますが、楽しみでもあります。 胡坐を組んでの座禅は、いやいやするものではありません。 足の痺れは慣れてしまえば、痺れなくなるのです。 1時間の座禅も、吐く息だけに意識を集中さえ出来れば、あっという間に過ぎてしまうものです。


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