ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

吐く息を長く吐くことによって微細な神経がある脳を刺激する

2010-05-21 08:12:22 | 座禅

 私達は長く息を吐きながらイメージすると、イメージしながら息を長く吐くと、イメージ通りに気が動くことを知り、体もイメージするように動くことを、呼吸法を通していずれの日にか、感得します。

 30分の座禅時間では、いつも野球でいえば肩ならしでしかなく、いつまで経っても先に進むことは、至難の業です。 1時間の座禅を継続的に続けることによって、様々な微妙な体の変化を感じます。

 生来、眠っていた経絡(気の通る道)を、長く息を体の中へイメージで吐くことによって、少しずつ刺激し通りを良くしていきます。 経絡は神経の腺に沿って流れていますので、背骨の周りにある太い神経の腺を刺激し、微細な神経が集中する脳を一番強く刺激します。

 脳細胞は私達が一定年齢に達すると(幼少時といわれていますが)、それ以降は毎日10数万個以上の単位で、脳細胞は死滅していくといわれています。 私はもう60数歳になっていますので、今の段階で脳が活性化して脳の開発率が高まったとしても、子供のころの脳細胞の数に比べれば、その比ではありません。

 幼少期から逆腹式呼吸を取り入れて刺激をしてあげれば、どれだけの変化があるかは分かりません。 学習塾で勉強するより、どれだけの劇的な変化があるかは、想像できます。 

 このようなことは、ここ10数年の座禅を通して感じてきたことですが、自分自身がある意味では、手遅れの感がありますので、若いこれからの人に出会うと、改めて意識する長い呼吸の大切さや座禅の良さを、おせっかいながら話すようになってしまうのです。


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