寝るときに枕に頭を置いて寝ますが、この枕も出来るだけ低いものが良いのです。 座禅を行うときも、お尻に敷くものは、出来るだけ低いものが良いのです。
寝るときも座禅を行うときの姿勢も、基本的には一緒です。 坐禅の時には上半身を、頭のてっぺんが天から引っ張られているような感じで、上体を維持します。 床に垂直になるように上体を維持するのが良いのです。
両膝に力がかかるような姿勢では、長時間の座禅を行うときには不向きですし、坐禅の姿勢の時には、体の何処にも力が掛からないような姿勢であることが、必要です。
上体を床に垂直に維持することにより、上体の荷重は床より反力を受けますので、一見力がかかったような感じはしないのです。 両膝はあくまで、転倒しないように軽く床に接します。 大きな布団の上に、ぺちゃんこの小さな座布団を置いて座るのが、一番良いのです。
寝るときも坐禅の姿勢と同じように、そのままの姿勢で寝るのが一番良いのです。 力が変な形でかからない姿勢なのです。 従って枕も同じ理由で、低い枕が良いのです。
寝るときに横を向いて寝ると、片側の体に力がかかり、寝ながら休むのではなく肩が凝ったりしてしまう原因になるのです。 うつ伏せで寝る方もいるようですが、首を曲げて寝るようになりますので、これも休むことにはなりません。
首を曲げて寝るということは、日常的に首を曲げて過ごすということと一緒なのです。 頭のてっぺんが天から引っ張られている感じで,上体を維持する姿勢の感覚をつかむことが、とても大切なのです。 体のどこにも力が掛からない姿勢なのです。
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