ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

普通の人間でも長く吐く呼吸を行うことによって

2014-03-26 09:11:39 | 自然

 私は、自分を特別な人間だと思ったことは、一度もありません。 ましてや「悟り」という言葉には、まったく縁がありません。

 然しながら、誰でもが、深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸を行えば、私たちが生来、持っていた機能を回復できると思っています。

 私は、中年という年頃になって運動不足に悩んでいたときに、仕事先の知人から、半身浴のことを教わりました。 いつも毎日どうやって汗をかこうかと、考えていたときでした。

 お湯の面が、お臍のちょっと上ぐらいにして入るのが、半身浴です。 早速その日から実践しました。 それまでは、お風呂はいつもカラスの行水で、3分も湯船には入っていることは、ありませんでしたが。 お湯の温度は参考書には、ぬるめがよいとありますが、私は自分の好きな温度でよいと思っています。

 それから1年ほど経ってから、大学のクラス会で千葉に住む級友が、私の家の近くで開く静功の会に参加するんだ、という話を聞いたのです。 丁度その頃胸の辺りに違和感を感じており、知り合いの看護婦の方に電話をして、相談をしていたのです。

 気功というのは体に良いと聞いていたので、もしかしたらお医者さんに診てもらわなくても、よくなるかもしれないと考え、生まれて初めて、真っ暗闇の中で1時間、静かに座ることを行ったのです。

 自分では何も分からずに、我流で深呼吸の要領で、吐く息だけをできるだけ長く吐いていました。 ごく自然に、そのような呼吸を行っていたように、想い起こされます。

 現在は、いつも血流の流れや心臓の鼓動は感じませんが、臍下丹田の動きや体の中を循環する気の流れを感じながら、日常生活を行っております。

 残念ながら、一般的に行われている腹式呼吸は、肺からと下腹の臍下丹田から、同時に吐き出す呼吸が行われております。 私の体験から、肺の動きと臍下丹田の動きは、同期しないと思っています。 従って一般的な腹式呼吸では、私たちが生来持っている機能(気感)を、回復しにくいと思っています。

 同時に体から吐き出すという「無」の理念が、先行してしまっている結果ではないかとも、思っています。

 深呼吸の要領で、はじめに大きく息を吸い、それを出来るだけゆっくりと長く吐く呼吸、(吐く息を体の中へ吐く呼吸が)一番よいのではないかと、感じております。 体の機能の生理に、自然な動きではないかとも思っています。



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