蓮の花の上でのイメージで

　口をつむんで鼻だけで呼吸をします。軽く吸ってゆっくり10秒ぐらいかけて体の中へ口からのどを通って胃からおなかへとイメージしながら吐きます。吐く時間は長ければ長いほどよいです。ただし、無理をしないことが大切です。
　大仏さまやお釈迦さま、観音さまがよく蓮の花の上に座っていたり立っていたりしますが、呼吸をしながらそんなイメージをして見ます。きれいな蓮の花をイメージしてその上で座禅をしている自分を想像します。泥水の様な所に咲く蓮の花は特別な意味があるようで、そのようなイメージをしながら呼吸を続けていくと、自分の体が、微妙に変化することがあり驚かされます。
　静かに座禅をして集中していると、体の微妙な変化でも分かりますので、その場合でもその変化を楽しむようにしてください。逆腹式呼吸法がスムーズにできるようになれば、ある時期、耳が水泳の潜水をしたときのようにキーンとしてきます。