ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

無、無心になるために無のイメージを行う

2008-09-04 08:07:50 | 座禅
 坐禅を行うときに、無心になりなさいという言葉を、よく聞きます。 日常生活にいつも追われている者にとっては、なかなかそう簡単に無心になれるものではありません。 長い間、修行されているお坊さんであっても、それは同じことです。

 今でこそ、01社会と簡単にゼロの数字が出てきますが、ゼロの概念が考え出されたときには、当時では一大エポックであったと聞いています。 私は0の数字がとても好きです。 限りなくゼロに近づけることによって、無限との対比が浮き彫りになってきます。

 無限に広がる宇宙を考えたときに、自分ひとりだけが存在することを考えたときに、限りなくゼロー無に近づいてくるのです。

 私たちはテレビなどの映像で、地球の姿を見ることができます。 青い海、茶色い大地、白い雲を見ることができます。 人工衛星や宇宙ステーションから、そんな地球を見るイメージを、逆腹式呼吸を伴う坐禅をしながら行います。

 大きく見えた地球から、次第に離れていきます。 バレーボールのように大きく見えた地球が、ソフトボールの大きさになります。 更に離れていきますと、ピンポン玉の大きさになりました。 更に離れていきますと、点でしか見えません。 更に離れていきますと、もう何も見えず、気が付いてみると広大な宇宙に、自分ひとり居るだけです。 

 そうです、このようにイメージしていきますと、耳がキーンとしてきます。 これが、無、無心のイメージになります。  


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