ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅はふと浮かぶ雑念の中で真理の探求をしているのでは

2015-09-14 10:17:38 | 座禅
 座禅では一般的には、雑念はいけないものだという考え方がありますが、私は必ずしもそうとは云えないと思っております。

 意識を一点に集中せず、次から次へと雑念が湧き出てしまう人は論外ですが、例えば長く吐く呼吸に意識を集中している状態で、ふと浮かぶ雑念は払うことなく、そのことを静かな状態で考えてみることは、むしろ良いことだと感じています。

 心身の深層部までもが静かな状態で考えていると、不思議なことに、こう考えたらどうですかとサジェスチョンが得られるのです。 私の体験では、その積み重ねが自分の考え方、価値観を醸成させてきたように思います。

 政木和三さんによれば、長く吐く呼吸を通して脳波が、γ波からα波に変化に、更に深化の過程でθ波に変化すると云います。 意識を一点に集中し極限まで静かな状態を作り出した時に、自分では分からないところで、何かが起こるような気がいたします。

 早く寝ながらではない胡座を組んだ座禅に、復帰したいと願っております。


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