昨日は、私の関連する施設の照明器具のLED化について、35年来の付き合いのある友人ーランプの販売を行っている−と、最終的な詰めを行いました。 その過程に電気メーカーとして接触した話をしてくれました。
シャープが初めてLEDランプを開発した時に、今後の問題点について大阪の工場まで行って、話をしたそうです。 当時、東芝が一番早く開発して一本1万円ぐらいで、売っていたそうですが、シャープは半額で売り出したため、東芝製品は市場から回収するような事態になったそうです。
友人はシャープの工場で、代理店制度による販売とLEDランプの広角度の改良を、提案したそうですが、何一つ実現しなかったそうです。
然るにフィリップスの招待旅行で、ベルギーの工場に行った折に、工場側から何かご意見はありませんかと訊ねられ、直線の自動化ラインに対して、半円形上の自動化ラインのほうが良いのではないかと、提案したそうです。
翌年、また招待旅行で工場に行った時に、工場長から真っ先に握手を求められ、友人の提案したラインによる工場を作ってしまい、工場参観者は古い直線のラインを見せ、新しいライン工場は見せないようにしてしまったそうです。
友人によれば、シャープは会社として動脈硬化を起こしてしまっていて、その結果として現在の体たらくぶりになっていると云うのです。 何事も好奇心を持って、素直に受け入れるような柔軟性が、個人にも会社にも必要だと、改めて感じたのです。
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