ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

自然な動きに委ねて身を任せる気持ちがとても大切ですが

2021-01-26 07:47:20 | 座禅

ここでの深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸を行なっていると、自然と生来持っている機能を取り戻して来ます。 イメージで息を体の中へ吐き入れることによって、身体中にある鍼とか灸のツボを刺激して、体の中の気の循環を促します。

最初に微妙な変化を表すのは、頭部です。 後頭部の頭骨と頭皮の間を気が流れるのですが、下から流れて来る気を感じることになります。 また気の通り路は神経の腺に沿って存在すると云われており、微細な神経細胞がある脳を、刺激することになります。

私は、生まれて初めて行った静功(座禅)で直ぐに、何時も日常的に脳を刺激する感覚を、感得することになりました。 それまでにない感覚に、当初は鬱陶しいと思ったのですが、素直に全てを受け入れようとしたのです。

すると鬱陶しさは直ぐになくなり、その微妙な変化を楽しもうと思ったのです。 また1時間の座禅を続ける内に、崇高な至福感を感得するようになったのです。

反芻しますと、ここでの長く吐く呼吸を通して、心身ともに深層部までも含めて静かな状態になると、至福感を感得できることを認識しました。 体の動きも体の中を流れる気の動きも、滑らかにゆったりと流れる感覚です。

胡座を組んで座禅を始めたばかりですと、気の動きも硬く強く感じますが、時間の経過と共に、その動きも優しくゆっくりと滑らかさが、増して来るのです。

座禅の真髄は、心身ともに静かな状態をつくることにあると感じております。 意識を集中しやすい長く吐く呼吸が、結果的にそのような状態を創り出していくのではないかと、改めて感じるのですが。



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