ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

静かな状態を持続させることが大切ー座禅では

2009-03-21 06:00:30 | 座禅
 、体全体をリラックスし、吐く息をゆっくり吐きながら座禅を行いますが、体の内部のあらゆる部分までの力が抜けるには、45分から1時間かかります。 見た目には力が抜けているように見えても、体の中を流れる気の動きからは、どうしても、そのようにしか感じられないのです。

 小周天する気が脳を刺激する感覚から、強く活発に動いてはいますが、脳への刺激は硬く感じられるのです。 その硬さも45分から1時間もすれば、しだいにゆったりしてきて、脳への刺激も優しさを増してきます。 そのような状態になって、はじめて座禅の素晴らしさを、感得出来るのです。

 お寺での座禅時間は、30分または45分間隔で小休止を入れて行うことが、一般的なようですが、これはあくまでお寺のお坊さんが、修行するために行ってきた方法を、踏襲しているだけに過ぎないのではないかと、感じております。

 ではお釈迦様が、菩提樹のもとで瞑想を行っていたときに、そのような座禅時間の取り方をしていたかは、いかにも疑問の多いことです。 体のあらゆる部分をリラックスさせ、静かな状態になってはじめて、宇宙の叡智への入口にたどり着くことに、なるのではないかとも思っています。

 そうであれば、なおさら静かな状態を、そのまま持続することが、とても大切なことではないかと感じます。 1時間以上の座禅時間が必要な訳は、以上の理由にあるのではないかと、深夜に行う座禅時の雑念で感じたことです。 


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