ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

肩の力を抜いて大きく息を吸ってから出来るだけ長く息を吐く

2018-02-16 05:59:59 | 逆腹式呼吸

私たちは、この世に生まれてから呼吸を意識したことがありません。 私自身もそうでした。 たまたま千葉に住む大学の級友から、今度、多摩センターで静功の会が開かれることになったので、参加することになったと云う事を、大月で一泊泊まりのクラス会の時に、聞いたのです。

当時、胸に違和感を感じていて、知り合いの看護婦の方に連絡して、何処の病院で受診したら良いかを聞いたりしている時でした。 気功は身体に良いと云う事は感じながらも、参加費がかなり高かったので、躊躇しておりました。

清水の舞台から飛び降りる気持ちで、思い切って参加することにしました。 指導される方は、子供の頃から意念派と呼ばれる静功をされておられた中国の留学生の方でした。

私は、その方の云われるイメージすることはさて置き、何となくラジオ体操の時の深呼吸で、大きく息を吸ってから、出来るだけ長く息を吐いておりました。 和室で座布団の上に普通の胡座で座り、照明を消した真っ暗な部屋で、1時間ひたすら長く吐く呼吸を行なっておりました。

肩の力を抜いて、頭のてっぺんが天から引っ張れれているような感覚で、座っておりました。 眼を軽く瞑って口を閉じ、鼻だけで呼吸を行います。 一般的な腹式呼吸法は、はじめに息を吐き出します。 と同時に下腹からも吐き出すようにイメージします。

私は幸いなことに一般的な腹式呼吸を知りませんでした。 ただ出来るだけ長く息を吐こう思えば、はじめに大きく息を吐くのが自然です。 出来るだけ長く吐く内に、自然と息を吐き出すのではなく、イメージで体の中へ吐く方が、長く吐けることが分かります。

従って自然とそのような呼吸に自然となっていくのです。