肩の力を抜き真っ暗闇の中で、胡座を組んで静かに出来るだけ長く息を吐きながら、吐く息を体の中へ吐きながら、下腹にあるとされている臍下丹田は、何処だろうと思いながら、ひたすら毎日1時間座り続けていました。
今は臍下丹田が活性化し、いつも心臓のように鼓動しておりますが、当初は皆目わかりませんでした。
下腹の臍下丹田があると想定されるあたりに向けて、ひたすら出来るだけ長く息を吐いていました。 時には擬似的に、上斜め上から見て、下腹の何処のあたりにあるのだろうかと思いながら、息を吐いていました。
そんな風に、上斜めから擬似的に下腹を見ていたある日、突然、自発動を伴いながら下腹の臍下丹田が、心臓のように動き始めたのです。