ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

構造設計者の寺田賀一さんから間違えを指摘されて

2012-10-26 07:39:13 | 座禅

 先日の直方体の話で間違えがありますよと、寺田さんからお茶を飲みながら指摘されました。 前提条件が、多分違っているんじゃないですか。 私の話の条件でいけば、内部に応力は、圧縮力がかかるからPの力がかかるはずですとのこと。

 私の記憶は、30数年前の話ですので、うろ覚えかもしれませんので、素直に訂正することにしました。

 然しながら寺田さんには、坐禅の姿勢では力がかかってはいないのですが、と反論しました。 寺田さんが説明するには、背骨が真っ直ぐで上半身の荷重を維持し、筋力が働かないような姿勢であるので、力がかかっていないように感じるだけです、と云うのです。

 寺田さんは構造力学の専門家ですので、そうですかと納得するしかありません。 再度、自重だけのPの荷重がかかった場合でも、内部応力は0にはなりませんかの問いにもノーでした。

 昨日の深夜の1時間の坐禅の雑念で、水平面に体の軸が垂直保たれるような姿勢が、もしかしたら本当に頭のてっぺんが、天から引っ張ってもらっているのではないかと感じたのです。 

 寺田さんの構造専門家の論には従うべきでしょうが、この世には理屈では説明出来ない、よく分からないことが多いので、とりあえず、私の坐禅の姿勢が、天から引っ張られているということに、しておきたいと思います。 何しろ坐禅の姿勢が、一番楽なのですから。