先日の直方体の話で間違えがありますよと、寺田さんからお茶を飲みながら指摘されました。 前提条件が、多分違っているんじゃないですか。 私の話の条件でいけば、内部に応力は、圧縮力がかかるからPの力がかかるはずですとのこと。
私の記憶は、30数年前の話ですので、うろ覚えかもしれませんので、素直に訂正することにしました。
然しながら寺田さんには、坐禅の姿勢では力がかかってはいないのですが、と反論しました。 寺田さんが説明するには、背骨が真っ直ぐで上半身の荷重を維持し、筋力が働かないような姿勢であるので、力がかかっていないように感じるだけです、と云うのです。
寺田さんは構造力学の専門家ですので、そうですかと納得するしかありません。 再度、自重だけのPの荷重がかかった場合でも、内部応力は0にはなりませんかの問いにもノーでした。
昨日の深夜の1時間の坐禅の雑念で、水平面に体の軸が垂直保たれるような姿勢が、もしかしたら本当に頭のてっぺんが、天から引っ張ってもらっているのではないかと感じたのです。
寺田さんの構造専門家の論には従うべきでしょうが、この世には理屈では説明出来ない、よく分からないことが多いので、とりあえず、私の坐禅の姿勢が、天から引っ張られているということに、しておきたいと思います。 何しろ坐禅の姿勢が、一番楽なのですから。