ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

微細な部分までもが静かになるには1時間が必要です

2012-05-19 07:27:29 | 座禅

 胡座を組んで、逆腹式呼吸を伴いながら座禅を行うとき、心だけでなく体も微細な部分も含めて静かになるには、最低でも45分から1時間の時間が必要です。 

 静かになる、力が抜けるという究極的な状態になって、はじめて宇宙の叡智との接触があるように感じます。

 あちこちの坐禅会で30分ぐらいで止めてしまう場合が多いようですが、初心者用だからといって、30分で済ませたり、30分を2回行なったとして、これでは自分ひとりで座禅を行おうとするときに、勘違いをしてしまいがちです。

 30分では野球で云えば、肩慣らしをしているに過ぎないのです。 何回肩慣らしをしても、一向に前に進むことはありません。

 このことは、自分自身で1時間の座禅を行うことによって、実感、体感するはずです。