力を抜き暗闇の中で、静かに呼吸をしている時の目を確認してみると、目は半眼になっているのに気がつきます。 改めて、目は半眼にするのではなく、目は半眼になるということが分かってきます。
肩の力を抜き、全身をリラックスさせ、静かに吐く息を出来るだけ長く吐き、吐く息を体の中へ(下腹の丹田)に向けて吐いていますと、体の微細な部分までもが、時間の経過とともに静か(力が抜けた)になってきます。
そんな時に、ふと禅寺での和尚のさんの「目は半眼にしなさい」という言葉を思い出します。 然しながら、暗闇の中で力が抜けてくればくるほどに、目は半眼になっています。
力が抜けた究極の姿が、目は半眼になるのだと、改めて確信します。