ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

寝るときの逆腹式呼吸はー2

2007-07-06 14:16:42 | 逆腹式呼吸
 最近になって、寝るときに足の裏が心臓のように鼓動するように意念(強くイメージすること)をしていますが、その中から寝ながらの呼吸法で、足の裏からの気の出入りを意識した方法が、比較的分かりやすいのではないかと思うようになりました。

 低い枕の上に頭をおいて、上にむいて寝ます。 手は親指がお臍の上にそっと置くようにし、足の裏が布団よりちょっと出るようにします。 目を瞑り口を閉じて鼻だけで息をします。

 軽く吸ってゆっくりと10秒ぐらいかけて、体の中に息をイメージで吐きます。 体の中に吐いた息が、お腹の中を通り、足の裏から吐き出すようなイメージで呼吸をします。 足の裏から吐ききったら(苦しくなるまで行う必要はありません。 無理をしないことが大切です)、今度は、足の裏から一気にイメージで息を吸います。 

 吸った息が口の辺りまできましたら、その息をまた、体の中を通り足の裏までゆっくりと吐きます。 イメージで足の裏から、空気を吸ったり吐いたりする呼吸の繰り返しだけでよいのです。

 足の裏を意識することによって、実際に足の裏から息が出入りするような感じが、つかめるように続けます。 私達はいつも日常的に行うことを、ちょっと視点を変えてやってみますと、普段見えなかったことが(感じなかったことが)、感じたり見えたりするから不思議です。

 心臓から一番遠い足の裏を意識することによって、体全体の血流の循環も良くなってきます。 是非、やってみてください。