お囃子の人々
お囃子の人たちも踊り手に負けじとパフォーマンスを繰り広げます。
ニコンD200 18~200ミリズーム ISO400
○○連と書いた高張提灯を持った人が先頭で、続いて踊り手、お囃子の順にやってくるようです。
お囃子の人も大変だと思います。大太鼓、小太鼓、横笛など5~10人、多いところは15人くらいの人がいます。特に太鼓の人は踊りながら打ち鳴らす人もいてなかなか見ごたえがあります。
いい表情ですね。すっかり踊りを楽しんでいると言った感じです。
ニコンD200 18~200ミリズーム ISO400
粋な姿のお姉さんたち、鳥追い傘が良く似合います。衣装には各連の特徴がありますね。
このお姉さんもなかなか粋な感じで、抜いた襟元が色っぽいですね。
道の両側に20メートル位間を置いて照明がなされています。照明のあるところに来た踊り手は明るく写りますが、外れた人は少し暗くなります。
一寸露出が面倒になりますが、明るいところに露出を合わせた方が良いと思います。暗いところに合わせると、明るいところが白っぽく飛んでしまいます。
この連は踊りが比較的そろっていました。踊り手はシルバー連の皆さんだそうで、年配の人たちで構成された連のようです。
連と言うのは言ってみればグループと言うことでしょうか、○○連と呼ばれています。お囃子と踊り手で一つの連が出来ています。
ニコンD200 18~200ミリズーム ISO400
動きのあるところを狙って写していますが、踊り手の一人ひとりに踊り方の個性というものがあるようで、同じような形で揃うということがあまり無く、形がばらばらなのが気になります。
カメラポジションを反対側に変えて撮影しています。赤いけだしが色っぽいですね。
ちびっ子連の登場です。カメラポジションは正面です。お祭の雰囲気を出したいと全体が入るようにワイド側で写しました。
この写真以来出来るだけポジションを正面にすることを心がけました。勿論観客の邪魔にならないように、シャッターを切ればすぐに立ち退くと言うことは勿論のことです。
ポジションを出来るだけ正面に持ってゆきたい理由の一つは、横からですと女性の鳥追い傘?に顔が隠れて、表情がよく見えないということです。
正面ならば表情が良く分かります。
ニコンD200 18~200ミリズーム ISO400
撮影ポジションは出来るだけ正面に近いところと決めて、人ごみの間から撮影することにしました。道に身を乗り出すようにしながら、他の見物客の邪魔にならないようにと気を使いながらの撮影でした。
阿波踊りは女性の場合手を上に上げて踊ることが殆どで、あまり変化が有りません。何とか体全体の動きの中でもっとも美しい状態、特に動きのある場面を撮影するように心掛けました。
とは言うもののこれはなかなか難しいことでした。踊り手中心と言うのも一つの方法ですが、観客を入れながら全体の雰囲気も出したいと、この二つを念頭に置く撮影をしようと、撮影方針を決めて撮影することにしました。
三鷹阿波踊り
私が見た今年最後の夏の風物詩、三鷹の阿波踊りです。中央線沿線で有名な阿波踊りが三箇所あります。もっとも歴史の古い高円寺の阿波踊り、次に三鷹の阿波踊り、そして武蔵小金井の阿波踊りがあります。
三鷹の阿波踊りは今年は42回目を迎えました。街の様子も42年前とはすっかり様変わりし、近代的な街になっています。
しばらくまたこの阿波踊りを紹介して行きたいと思います。
ニコンD200 18~200ミリ ズーム ISO400 RAW撮影
今回もデジイチの登場です。動きの早い被写体にはコンデジは対応が遅く、特に夜間撮影では、良いチャンスに出会っても写しとめることが難しいのです。
動きが早いことを予想してデジイチにしました。
初めに橋上駅の三鷹駅から地上に降りるエスカレーターに乗り、下に下りながら撮影したのが上の2枚です。3枚目は地上に着く寸前に撮ったものです。
実はこのエスカレーターには2回乗り降りして撮影しました。先ず人出の多さに驚きました。地上ではカメラを構える場所がありません。
踊りを撮影するには、自分がイメージする写真が撮影できるもっとも良いポジションを見つけることが成功の秘訣です。
ねぷたの照明はどうなっているのか不思議でした。私だけが知らなかったのかもしれませんが・・・ねぷたの一番下の土台?の部分に発電機が2~3機置かれて、それにより照明をしていたのですね。
夏の夜のひと時を楽しく過ごすことが出来ました。日本の伝統行事のねぷたが、青森を中心に日本の各地に広まり残し守れられて行くことは素晴らしいことだと思います。
夜間しかも明暗差の大きい被写体を写すことは非常に難しいものがあります。あちら立てればこちらが立たずといった状況の連続ですが、撮影の勉強にはもってこいのものでした。
ニコンD200 18~200ミリズーム ISO400
カルガモの親子でしょうね。暗い路上を親子つながって歩く様子が可愛らしく、子どもたちに大人気でした。
浴衣姿の子どもたちが大勢歩いてきました。これから踊りを披露してくれるようでした。
太鼓を載せた屋台の後ろには変わった衣装を着けた女性が太鼓を打ち鳴らしながらやってきました。
その後ろにはお囃子が続き、踊りを披露する人たちがいました。
人物が登場するカットはすべてフラッシュを使いました。フラッシュを使わなければ全く写らないような暗いところで、仕方なくといったところでした。
上のカルガモたちを写している人たちも殆どの人たちがフラッシュを使っていました。仕上がりはどうなったか想像はつきますが、多分撮影者が見た感じとは全く違った写真が出来上がったことと思います。
一概にフラッシュがいけないとは言えませんが、必要に応じて使いたいものです。
カメラをオートにセットして何でもピカリと言うのは考え物ですね。
ねぷたには勇壮な武者絵が多いがこのように艶めかしい美人画もあります。
仏の姿も有ります。極楽浄土を描いたものなのでしょうか。
恐ろしげな表情のものもあります。何を基準にこのような絵を書くのでしょうか。
このように変わった形と絵と文字が書かれたものもあり、一つ一つじっくりと見るとなかなか面白く、意味深い物があるようです。
ニコンD200 ISO400
辺りが暗くなり始めた7時頃カルガモに先導されて、ねぷたの登場です。
勇壮な立体武者絵に明かりが入り、迫力のあるねぷたが続々とやってきます。
写真はどうしてもねぷた中心の露出になってしまい、観客の部分が暗くなってしまいます。周りがよほど明るい場所でないと両方満足する露出にはなりません。
写真は例によって奥の手、PCにより観客の部分のみ明るく補正しています。
右の写真は観客側が明るい商店の前で、観客とねぷたの露出の差があまり無く、比較的綺麗に写っています。