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同じ風景でも自分が持ったイメージをどのように写真として定着するか、それにはどのような機材が必要なのかを考える必要があります。
先ず写真表現の二分の一以上を占めるレンズの選択が大切です。どのようなレンズを使えば自分のイメージ通りに表現することが出来るかをすばやく考えることが大切だと思います。
それには日頃自分の持っている機材レンズについての性能や性質を良く理解しておく必要があると思います。
写真は二枚共に21ミリ広角レンズを使用しています。チューリップの花を生き生きと力強く、しかもその花の咲いている環境も現していると言った欲張った設定になっています。
光線状態はほぼ逆光で、花の透明感と輝きを表現することで、生き生きとした感じを表現したつもりです。
なお横位置は、風景に広がりを持たせるため、縦位置は奥行きを表現するのに適したフレーミングです。
本当は一枚の写真で決定的な作品を作ることが理想的ですが、後であの時こうしておけば、ああしておけばよかったと後悔するより何枚か色々なアングル、ポジションで写しておくと良いのではないでしょうか。
なお広角レンズを上手に使うコツは、主要な被写体に出来るだけ接近することです。普通の撮影間隔で撮影すると被写体全体が小さくなってしまい、面白味の無い写真になってしまいます。
この写真は共に、花とカメラの距離(間隔)は約30センチメートルくらいです。
リコーGX8 28~80ミリ F2.5~4.3 21ミリワイドコンバータレンズ装着
ISO100 露出 オート このカメラの露出はオートのみのコンデジ
ワイドコンバータはどのコンデジにもあるとは限りません。コンデジ400種類ほどある中で、わずか数機種です。デジイチならば交換レンズにいろいろとワイド系のレンズがあります。
要は自分の持っている機材の中でどんな表現が出来るかを常に研究しておくことが大切ですね。
距離感が多摩の田舎を素敵にしているなあと思いました。そして手前に強調されているチューリップの透明な色がなんとも魅力的で溜め息です。
全くの素人の私、コンバータレンズなどという難しいレンズは持っていないし・・カメキチさんの写真で楽しませていただくだけです。