goo blog サービス終了のお知らせ 

glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

トラカイ城見学

2005-08-17 14:42:37 | Weblog
 2階に上がる階段は手すりはありますが、足を外す危険があります。ゲディミヌスは足に自信のない人は中には残るようにと言いました。
 レカントはクララの足が覚束ないので入るのを止めました。エリザベスは連れの腕を取ると強引に階段を上り城内に入りました。石の床はデコボコで、とても足場が悪いものでした。これ以上危険と言われたエリザベスは同伴者をゲディミヌスに押し付けると上の階に登ってしまいました。
 フランス人ルイザは2階まで行きましたが、足場の悪さに諦めたらしく上に行かずに引き返しました。

 ルイザはヨーロッパでは名の知られた教育者です。私が初めて会ったのは1991年のベルゲン大会の遠足でした。その遠足にはもう一人若い日本女性がおりました。彼女が私に日本語で話しかけた時、ルイザはクロコディロするなと激しく怒りました。以後の大会で私は彼女と幾度もバスを同じくしましたが、話したことはありません。向こうからも話し掛けてきませんでした。
 その彼女が今回は杖をつき、男性に付き添われて参加していました。名前を見ると夫のようでした。彼と話す時、彼女はフランス語でした。おいおいクロコディロだぞと私は思いましたが、彼女のような咎め立てはしませんでした。魔法使いの丘では雨の中彼女がよろけたので、私も思わず手を貸したほど彼女は弱っていました。杖を頼りながらもエスペランティストは集会に参加したいのです。その魅力はなんなのか、私ですら言葉で表現できないのです。
 話はそれますが、今回の大会はいつもより小規模だったせいか、年老いた祖父の荷物持ちになって参加している孫娘の姿が目立ちました。エスペランティスト人口が減らないのは、付き添っているうちに自分から参加するようになる人がいるからでしょう。
 
 下りは別の階段を通ったのですが、それは危険だから上った階段を戻った方が良いとゲディミヌスに言われてもエリザベスは聞き入れず、他の人達が下ろうとする出口へと入ってしまいました。
 その階段は煉瓦造りで平らではありませんでした。その上、一段が巾60センチほどで、奥行きは一方が20センチ、反対側が6センチぐらいのほぼ3角形できた螺旋階段でした。私の足ですら段からはみ出すのです。所々踊り場があって、下からきた人とは踊り場で交差できます。時々足を滑らせそうになった人達の『アッ!』というような声が聞えました。階段は中庭の扉に続いていました。
 エリザベスの勇敢さを誉めるべきか非難すべきか迷います。周りの人達はハラハラしたのです。一人が足を踏み外したら、下にいる人にも危害は及ぶのですから・・・。

バスはヴィリニュウスへ。

 別れ際にエリザベスが言いました。2007年、横浜で行われる世界大会には必ず長男と参加しますと。彼女の長男は現在17歳、日本にとても興味を持っているということでした。

 4日間の長い遠足はこれでおります。ヴィリニュウスに帰ってから私は本当に大変でした。私の宿が申し込みした場所に登録されていなかったのです。そしてその変更通知は私の出発後に日本に届いたのです。私は現地役員と渡り合い、大会本部の責任者と渡り合い途中でホテルを替え、返金交渉するなどそれは大変でした。現地で充分に疲れたのでこの事については書く気力がありません!
 後は大会内で行われた1日遠足とゲディミヌスの弟子などについて書きたいと思っています。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする