死の鳥、朝鮮半島に飛来か?

 今月13日、米軍は2機の戦略爆撃機B-1Bに朝鮮半島へ向けて飛行させた。グアム島のアンダーセン空軍基地を飛び立ったものだが、朝鮮半島への途上、日本付近では航空自衛隊のF2と編隊を組んで飛行、また韓国空域では韓国空軍のF-15Kと編隊飛行訓練を行うなど同盟国との連携を見せつけた。

 そしてまた今日、2機のB-1Bが朝鮮半島に飛来し鳥山(オサン)空軍基地上空を低空で飛行。そのうちの1機は鳥山基地に着陸している。同機は少なくとも数日間は出撃体制を維持して同基地にとどまるものと思われる。米軍は更にアンダーセン空軍基地に配備されているB-52Hを数日のうちに韓国に派遣し、B-1Bと共に鳥山基地に待機させる計画を持っているようだ。

 それにしてもB-52、1962年のH型最終号機ロールアウトから数えても既に54年に渡り配備が続いている伝説の爆撃機である。ロールアウト後も大幅な改良が加えられているとは云え、これほど長く現役を続けている爆撃機は他にない。

 B-52の愛称はStratofortress(ストラトフォートレス。成層圏の要塞)だが、その実力をいかんなく発揮することとなったベトナム戦争では、第二次世界大戦で投下された爆弾を大きく上回る量の絨毯爆撃を行い「死の鳥」と恐れられたのは有名な話し。

 ベトナム戦争以降、B-1B、B-2が配備されても現役を続ける老兵B-52だが、敵国への威圧感と云う意味では今でもB-52が最強だろうと思うのは、郷秋<Gauche>がベトナム戦争当時の絨毯爆撃の様子を新聞等の報道によりリアルタイムで見ているからだろうか。

 B-1B あるいはB-52の配備により朝鮮半島北部の某国が冷静さを取り戻し、B-52が再び活躍し「死の鳥」と呼ばれるようなことがないことを祈るばかりだ。


 と云うわけで今日の一枚は、米国の戦略略爆撃機B-52「ストラトフォートレス」、別名「死の鳥」。画像はWikopediaより。

 毎週撮影・掲載している「恩田の森Now」に、ただいまは9月17日に撮影した写真を6点掲載いたしております。夏が戻ってきたかと思うほどの暑さとなった森の様子をどうぞご覧ください。
blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori

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