“タムキュー”復活


画像はTAMRONのWebsiteより
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 タムロン(TAMRON)と云えば90mmマクロ、マクロと云えばタムキュー(タムQとも)とまで云われたタムロンの90mmマクロですがDSLR最終盤期、つまりミラーレス爆発前夜に、気がつけばひっそりとその姿を消していたのでありました(伝統かつ大人気のマクロ不在のタムロン)。

 サードパーティー(社外品)が「安かろう悪かろう」と云われたフィルムの時代から唯一“タムキュー”、つまりタムロンの90mmマクロだけは別格で大絶賛。純正のMicro Nikkorを持っていてもあえて“タムキュー”を常用するプロやマニアも少なくなかった程の銘玉であったのに、どうして消えてしまったの?と思っていたのでしたが・・・

 新しい“タムキュー”90mm F/2.8 Di III MACRO VXD(Model F072)が10月24日に発売されることがアナウンスされました(Zマウント)。従前のDSLR用からミラーレスに最適化させた光学設計に時間がかかったのと、それ以上にニコンとのライセンスの問題の解決に時間を要したのではないかと郷秋<Gauche>は想像するところですが、実際のところどうなんでしょうね。

 純正のNikkor Z MC 105mm f/2.8 VR Sの128,700円に対して新しい“タムキュー”は伝統のとろけるようなボケ味に更に12枚羽根の円形絞りを投入して102,960円(いずれも郷秋<Gauche>調べの最低価格)と、純正比20%お安い値付けです。果たしてこの価格差をユーザーがどう受け取るのか、はたまたNikonはこの価格差の“タムキュー”発売にOKを出すにあたっての戦略は?

 純正のNikkorを名乗っていても、実は中身はタムロン製だと云うレンズも存在し、かつ増えてきていることはマニアの間では周知の事実なのですがNikonはタムロン、更にはユーザーとの間でWin-Win-Winの関係を構築していこうと云うことなのでしょうね。ユーザーにとっての選択肢が増えることはまったく持ってありがたいことですから、更に進めて欲しいと思う郷秋<Gauche>なのでありました。

横浜市青葉区の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影・掲載しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月29日に撮影した写真を5点掲載いたしております。ようやく秋到来となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/8181b7d85930f94609eb6efac8acc9c0

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