「させていただいております」

 国政選挙に続いて某知事選が始まり、このところ政治屋さんが盛んにテレビに登場しているようで、テレビをほとんど見ない郷秋<Gauche>の目にも触れることが多い。そこで気に障るのが、この頃は市井の人の間でも使われることが多く気になってはいたけれど、政治屋さんが更に良く使う「させていただいております」。

 昨日の親愛なる神奈川新聞には、神奈川選挙区で当選した某氏が、推薦してくれた某党の幹部に電話して(留守電だったらしく)「当選させていただきありがとうございます」とメッセージを録音したと書かれていた。おいおい、当選させてくれたのは投票してくれた有権者であって、公認してくれた党やその幹部じゃないだろう!

 この「当選させていただき」は以ての外ですが、それにしても「させていただいて」の使い方、気になります。私は出来るだけ使わないようにしております。使うのが正しいシチュエーションって「早退させていただいてよろしいでしょうか」くらいの気がします。

 政治屋さんの多くは、自分が勝手に決めて勝手にしていることなのに「お許しをいただき、何々させていただき」を連発している。なんだか小馬鹿にされたようで気分が悪くなる。俺にそんなこと云うなよ。俺は許した覚えもないし、そうしていいなんて云ってもないぞ!

 仕事でも、初めての時に「課長をさせていただいております○○と申します」とは良く聞く。「俺が、お前が課長になることを許したんじゃないよ」と云いたい。まぁ、そうも云えないけれど、でも「課長の○○と申します」で良いんじゃないの、くらいは云ってあげたいと思う郷秋<Gauche>である。


 と云うわけで(単なる枕詞ですので文脈は気にしないでください)めちゃくちゃ蒸し暑かった今日は、例によって記事本文とは何の関係もないちょっと涼しげな一枚。

 横浜の住宅地に残された里山の四季の移ろいを毎週撮影し掲載している「恩田の森Now」に、ただいまは7月10日に撮影の写真を4点掲載しております。またまた梅雨晴れ間の猛暑となった森の様子をご覧いただければ幸いです。
blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori

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