オリンパスのお相手はソニー?

 ちょっと前にはパナソニックとの噂が流れたオリンパスのお相手だが、どうやら本命はソニーらしい。今のところ両社ともに「当社が発表したものではない」などとコメントし、白を切ってはいるものの、報道によればオリンパスがソニーからの500億円程度の出資を受け入れる方向で最終調整中とか。しかしなぁ、ソニーだって8期連続赤字のはず。共倒れにならなければ良いのだけれど。

 さて、カメラ「好き」目線でこのニュースを読めば、オリンパスの4/3(フォーサーズ)及びM4/3(マイクロフォーサーズ)規格が果たして存続し得るのかと云うのが最大の関心事となる。先に噂になったパナソニックならば共に4/3規格を策定した朋友であることから棲み分けについての調整はあったとしても4/3及びM4/3規格そのものの存廃についての心配はなかった。

 しかし、お相手がソニーとなると事情は違う。ミノルタから受け継いだαマウントとはまったく互換性のないEマウントを開発し、APS-Cセンサーを持つノンレフレックス(ミラーレス)カメラを登場させたソニーである。当然競合関係にあった両社・両規格が、同一グループの中で共存し得るのか。手持ち資源の効率的活用を最優先に考えれば当然M4/3とEマウントの併存ではなく、一本化の道を辿ることになることだろう。

 しかし、それではカメラの世界での多様化、つまり楽しさが大きく阻害されることになる。簡単に云えば、それじゃつまらんのだよ。たとえリコー傘下になってもペンタックスがペンタックスであり続けるように、もしオリンパスがソニー傘下となったとしても、オリンパスの独自性が損なわれないことを、いや、ますますオリンパスが独自性を発揮し、そのファンが増えることを願わずにはいられない郷秋<Gauche>であるぞ。


 と云う訳で今日の一枚は、郷秋<Gauche>お気に入りのオリンパス、E-P2。「こんなカラーのE-P2あったっけ?」と思われたあなたは鋭い!blog内検索でその経緯をどうぞご確認ください(^^)

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