格安エアライン専用旅客機

 タクシーには、クラウン・コンフォート(トヨタ)やクルー(日産。何と、左側後ろのドアが右側のドアよりも5cm大きい)と云ったタクシー専用車がある。またトラックでは、クロネコヤマトの依頼により開発された宅配便専用車種クイックデリバリー(トヨタ)もある。いずれも既存の車種を元にそれぞれの用途に最適化した派生車種であるが、遠からず格安エアライン専用の旅客機が登場するかも知れないというお話しである。

 昨日付け(1月6日)の日経夕刊によれば、カンタス航空の子会社で格安便を運行するジェットスターとマレーシアの格安エアライン、エア・アジアが提携し、差し当たりは共に運行するエアバス機の機体整備施設の共有化や補修部品の共同購入のようだが、遠からずボーイング、エアバス両社に対して、機内設備の簡素化や頻繁な発着のためにランディングギアなどを強化した格安航空向けの中小型機の開発を求めていくのだと云う。

 ジェットスターとエア・アジアは現在エアバス社のA320等を運行しているが、ジェットスターは既に787を発注済。日本国内ではANA、JAL両社も787を発注し納入待ちとなっているが、ジェットスターとエア・アジアのリクエストによる機体がローンチするとなると、ANAやJALも国内線専用に同仕様の787を導入する可能性もあるだろうな。ボーイングは日本向けに747SR(Shot range)、747-400D(Domestic)を供給した実績があるから、格安エアライン向けにカスタマイズした機体の登場は大いにあり得るんじゃないかな。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、かつらの森の雑木林。このすぐ手前に傾斜地で宅地の造成が始まっています。残念ですがここで写真を撮ることが出来るのはこの冬が最後になりそうです。
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