福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

マウスピース矯正

2013-06-02 | 歯並び、矯正の話

最近、歯並び噛み合わせへの皆さんの関心が高まってきていますが、一方で複雑な装置を入れるのは抵抗があるという人たちも少なくないと思います。
成長発育期では床矯正、小児の反対咬合ではムーシールド、特に成人のプチ矯正ではマウスピース矯正などが、そのようなニーズの中である種の流行のような気がします。
ただの流行なのか、患者さんによっては効果的なものかは、やっぱり勉強してから判断すべきと思い、今日はマウスピース矯正関係の講演会を受講しました。
当院では青少年期までの矯正治療が主ですので、このマウスピース矯正の適応患者さんがいるのかどうかが、一番興味があるところです。
上記のような装置は歯型をとって専門の技工所に出せば出来上がってきますので、歯科医にとっても手軽なところがありますが、すべてに共通するのは適応症をしっかり診断できることと、その装置で治癒しない時に、しっかり次の手段を実行できるところではないかと思います。
講師の先生の症例は成人が主でしたが、当院の患者さんでも適応できると考えますので、現在ある治療手段のチョイスが広がるものと思います。





世界的にはインビザラインというシステムが有名ですが、このASOアライナーは日本発でアメリカでも展開しているシステムです。
インビザラインを使用したことが無いので何とも言えませんが、ASOアライナーは治療終了までの段階が細かいので、より正確な歯の移動が無理なくできるとのこと。
審美性、痛みがほとんど無いなど、適応症例であれば患者さんにとって嬉しい選択肢ではありますね。
適応症を守れば治療期間は1年ちょっと以内。程度が軽い症例が基本ですので、大人にしては治療期間が短いのは当たり前でしょうが、その後の固定が2年ほど。ここがやはり重要なところです。
終了後、認定証を授与されましたが、なぜかこの種は英語のものが多いんですよね。英語のほうがカッコつくということかな~。よく見ると英語の間違いがあったりして。





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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