福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

子どもを大切にする国・しない国

2007-02-05 | できごと

少し前のブログでもお知らせしていましたが、昨日2月4日(日)、第16回福岡県子育て保育のつどい催されました。約350名の保育士、保護者などの参加があったそうです。
午前中の分科会は立教大学コミュニティ福祉学部の浅井春夫先生を囲んでのパネルディスカッションに参加しました。そして午後からは浅井先生の講演会、「子どもを大切にする国・しない国」を聴きました。
最近の家族と子どもの現実、全国で進んでいる公立保育所の民営化問題、子どもや子育て支援に対する行政、保育者(保育士)に求められることなどお話が多岐にわたりました。
新福岡市長は「ふくおかを日本一子育てしやすい街に」という公約をしていますが、国際比較をすると、先進国の中での日本の保育行政は惨憺たるもののようです。浅井さんのお住まいのさいたま市でも「さいたまを日本一子育てしやすい街に」というスローガンを掲げており、浅井さんは協議会に出席されているそうです。そこで「今、日本一子育てしやすい街はどこですか?」と質問されたところ、行政の方は「勉強不足で…」という対応だったそうです。要は総論スローガンで具体的方策や目標が無いということですよね。
公立保育所の数が都市の規模のわりに格段に少ない福岡市でも、子育てに関わる私達が具体的に要求していかなければなりませんよね。
ちなみに皆さん子育ては楽しいですか? 「色々大変なことや心配なことがあっても、子どもとともに生きていく喜びがあるから子どもを生み育てるのではないでしょうか」、と浅井先生はおっしゃいました。子どもが自己肯定ができるように「褒めて」育てましょう、子どもの良いところを10個挙げてみてくださいともおっしゃいました。大人自身も自己肯定ができるような生き方をしないと、子どもをそのように育てることはできないのだろうなと感じました。
会場でも販売していましたが、浅井先生の著書「子どもを大切にする国・しない国」は新日本出版社から1,785円で発売されています。


皆の声や署名で、行政を変えることができる事もあるのではないでしょうか。

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