福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

遅めの第1期矯正治療の理由

2023-04-26 | 歯並び、矯正の話

上の歯並びが気になる患者さんです。現在11歳で、もう少しで永久歯列になる年齢です。



上の前歯付近のデコボコが目立ちます。
主としてデコボコの左右差で、上下真ん中が不一致です。



上の歯列は、全て生え変わったばかり。
暫くすると、後ろに第2大臼歯(12歳臼歯)が新たに生えてきます。



上の歯並びが下と比べてデコボコの患者さんでは、上の歯並びが相対的に小さい、反対咬合系の骨格&噛み合わせの場合が多々あります。
この患者さんもそうです。
思春期成長期に下顎の前下方の成長がありますので、全体的治療を考えると成長が落ち着いて10代半ばまで待つことが普通です。
ただし、この患者さんで上の歯並びを数年間そのままにしておくと、第2大臼歯の影響もあってデコボコ度が悪化します。
第2期治療は多分ありますが、あえてこの時期に上のみの歯並びを改善する計画としました。
歯並びは良くなりますが、反対咬合系の影響で、若干上の前歯が前傾した噛み合わせになるのは想定内です。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジャパニーズ・ウヰスキー | トップ | ランチにサイダー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿