福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

反対咬合治療を早めに始めた例

2022-02-26 | 歯並び、矯正の話

永久歯前歯が出て来る、小学校の患者さん。
前歯の一部が、上下逆にかみ合っています。






まだ側切歯は出始めか、今から出て来る時期で、向かって左側の側切歯は、このままだと逆に嚙み合いそうです。
通常は少し待って上下4本ずつ出そろったところで、ブロックとして治療をスタートしています。
よころがこの患者さんは、向かって右上中切歯が、下の中切歯、側切歯の間にはまり込んでいます。
右下中切歯は外側に押しやられて、外傷性咬合という良くないかみ合わせで、かみ合わせの負担が大きくなっていると考えられます。
歯茎のラインも下がっています。
そのため、当院の平均よりやや早めに、マウスピース矯正を始めました。








側切歯が予測より早めに出てきて、これが使用4か月後。
かみ合わせも安定して、右下中切歯の早期接触も改善しています。
やや内側に移動したこともあって、歯茎のラインも改善傾向です。
これで嚙み合わせの治療は終了。
もちろん、上の側切歯がしっかり出た段階でマウスピース矯正を始めても、同じくらいの期間で改善すると思います。
外傷性咬合があったため、若干早めに治療スタートした例です。


ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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