福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

虫歯予防効果、ナンバーワン

2022-02-02 | フッ素について

過去の臨床的および基礎的研究データから、虫歯予防に最も効果的なのは、水道水のフッ素化(1ppm)とフッ素うがい(225~450ppm)です。
虫歯予防率は両方が同率1位です。
日本では水道水のフッ素化はされていませんので、学校ベースで集団でフッ素うがいを実施しているところはあります。
九州では佐賀、熊本、長崎などの小学校ではかなり実施されており、効果が出ています。
フッ素うがいは個人で行うとなると、歯磨き習慣にプラスのものになり、実施率がどうかな?というところがあります。
なので、当院では歯磨きにフッ素ジェル(500ppm~1450ppmを年齢に応じて)を使用してもらい、うがいをしないか少量の水で1回、という方法をお勧めしています。




これは歯科専売のうがい用フッ素の1製品です。
濃度が450ppmで、通常2倍に薄めてうがいします。
うがいの後は吐き出すのが原則ですので、小学生以上くらいの年齢が対象です。
量的には付属のキャップの半分までで、5~10mlです。
最近はドラッグストアで同等品が購入できますが、歯磨きフッ素ジェルと比べ結構割高です。
市販品は225ppmで、薄めずに使用できる分さらに割高感ありますね。
歯磨きジェルの味がイヤな場合、歯科専売ではほとんど味のないフッ素うがいもありますので、一つの選択肢と思います。
価格的には歯科専売の方がリーズナブルで、学校での集団フッ素うがいでは、フッ化ナトリウムを水で薄めて使用しますので、無味無臭です。
とにかく、何らかの形でフッ素を使用することが虫歯予防のポイントです。


ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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