福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

埋まって出てこない永久歯のマネジメント

2021-11-04 | 歯並び、矯正の話

親知らずですと、埋まって出てこない場合も多々あって、痛みなどの症状がなければそのままでもOKです。
ただし矯正治療に関連して、後戻り防止での親知らず抜歯は一般的ではあります。
その他の歯が埋まったままだと、これは困ります。
頻度で言えば、上の犬歯や前歯、そして前から5番目の第2小臼歯が典型です。
出て来る位置が多少ずれていても、出てくれば矯正治療でどうにでもなりますが、出てこない場合には外科的に歯の部分を開けて、矯正装置使用で治療します。
このような処置は同じ矯正分野でもあまり行わないDRもいますが、当院では普通に行っています。



埋伏した永久歯の積極的な処置を行っている矯正歯科医のひとりが、野田先生です。
通常の矯正治療でも、いろいろ参考にさせて頂いている先生でもあります。
5年ほど前に同じ分野の本を出版され、自分の矯正臨床をグレードアップするうえで有益でした。
これは最新刊の、よりクリニカルな解説がされたものです。
最近は通常の矯正治療で、インプラントアンカーを使用する例は成人では一般化しています。
インプラント併用も埋伏歯矯正治療には有益な場合があると思うので、治療選択の一つとして考慮が必要かもしれません。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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