福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

歯磨き剤のフッ素濃度

2021-08-03 | フッ素について

歯磨き剤使用のメインの効果は、フッ化物含有による虫歯予防効果です。
歯磨き剤を使用せずに丁寧に磨くより、磨きは適当でも、歯磨き剤使用でフッ素による予防効果の方が大きいとも言えます。
歯磨き剤はある程度以上の量を使うこと、歯磨き後はうがいをしないか、少量の水で1回に控えることで、有効性が高まります。
歯科医院専売の歯磨き剤はフッ素濃度が明記されていて分かりやすいのですが、市販品を使用している患者さんもいますので、適切な歯磨き剤を使用するよう指導することは重要です。
最近は、特に成人用で1450ppm含有の市販品も増えています。小学生以上でかつ虫歯リスク高めの患者さんにはおすすめです。




若干お値段高めですが、上の製品は1450ppm含有の市販品です。他にもいくらかあるようです。



この辺りは、平均的な950ppm含有で、一番出回っていますね。
フッ素濃度に関しては3歳以上くらいではオススメですが、味がミント系が多いので、小児用のグレープ味などの950ppm含有が使いやすいかと思います。



上の製品は、フッ素なしで成人用が多いと思います。
虫歯予防効果(フッ素含有量)と製品価格は必ずしも比例していません。
皆が通常使う市販の歯磨き剤は、ほとんど有効なフッ素濃度含有ですが、乳幼児用で不充分な製品がありますのでご注意を。




ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam



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