昨日は長崎大学小児歯科勤務のS先生が、当院に見学にみえました。
大学勤務ですと、リフレッシュ休暇というのがあるそうで、その休みを利用して福岡に来ましたとのこと。
彼女は福岡ネイティブではありませんが、九州大学歯学部時代そして卒業後の九州大学小児歯科時代がありますので、福岡が第2の故郷ということでしょうね。私も同じような一人です。
折角後輩が福岡まで来てくれましたので、夕食会でもしましょうということで、現在久留米で小児歯科を開業している仲間のY先生も呼んで、3人でプチ同門会。
後輩2人と会えて、これは嬉しかった。だいたいおしゃべりの自分が、嬉しさと酒の勢いでしゃべりすぎました。
ちょっとしたきっかけでこのように再会できますので、また機会をつくりたいものです。
さて宴会翌日、今日は福岡マラソンでかなりの人が集まっていたんでしょうね。
マラソンのスタート地点のアクロス福岡で歯周病分野の学会がありましたので、またまた希望があった歯科衛生士のSさんと参加。
私は歯周病分野は専門ではありませんが、福岡の歯周病専門医には結構知り合いが多く、学会運営や座長など、多くの知り合いの先生方に会えました。
成人分野では歯周病の治療や予防で歯科衛生士の関りが大きいこともあって、歯科衛生士の発表や歯科衛生士向きの講演も設定されており。Sさんは大いに刺激を受けたのではないでしょうか。
私も朝からがっつり口頭発表、ポスター発表、特別講演など、夕方まで学びました。
梅雨の前なの、というくらいの生暖かい天気の今日、会場はアクロス福岡。
紅葉はほどほど始まっています。
これはポスター発表。
日本歯周病学会と、臨床歯周病学会のジョイント研修会ですので、大学の研究者、臨床医の両方が集まって、バランスの良い研修会だと感じました。
むし歯菌の感染や原因は、ほぼ解明されていますが、歯周病に関しては同じようには解明されておらず、治療が主体という現状です。
最近はやっと病院論が明らかにされつつあり、若年者からの予防が可能か?というところに来ています。
特別講演で大阪大学の天野教授から、21世紀のペリオドントロジー(歯周病学)と題したお話を聴くことができました。
歯周病に関しては専門家に訊いても、なかなか病院論がクリアでないと聞かされ続けて来ました。
自分の立場ですと、やっと青少年期からの歯周病予防ができるかも、と希望が見えてきました。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam