福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

早期治療の終了

2014-08-29 | 歯並び、矯正の話

昨年末矯正治療を開始した患者さんが、今日終了してすっきり。保定装置の使用は続けますが、嬉しいところです。




9歳の患者さんで乳歯と永久歯が混在する時期ですが、上下前歯は永久歯で、特に上の前歯のねじれと出っ張りは気になるところです。





噛み合わせも若干深く、そのせいで上の前歯が前方に傾斜し、出っ歯ぽく見えます。
このような場合、上の前歯6本にブラケットを接着し、奥歯につけたチューブと連結する装置を選択します。
一種類の装置で、歯並びの拡大、ねじれの改善、噛み合わせを浅くして前歯を引っ込める、ということができますので便利です。





噛み合わせをできるだけ浅くして、上の前歯を引っ込めるのに時間が必要ですので、半年以上の治療期間が必要でした。





歯のねじれがあった場合、後戻りしやすいので、保定装置は、裏側からワイヤーを接触させるリンガルアーチでは効果不充分です。
透明のマウスピースタイプのインビジブルリテーナーが適切です。
ただし、今後残った乳歯の生え代わりの時期がやって来ますので、その際は装置の一部をカットするなどの調整が必要です。





ちなみにこれがインビジブルリテーナー。
透明ですので着けていることはほとんど分かりませんし、違和感も少ない装置です。




ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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